「煙管」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (257)

出典:筆者作成
江戸時代、庶民から武士まで広く愛された嗜好品にまつわる道具です。細長い筒の両端に、金属製の吸い口と火皿がついた独特の形をしています。刻みたばこを火皿に詰め、ゆったりと煙をくゆらす姿は、かつての日本の日常風景でした。
現代ではあまり見かけなくなりましたが、アニメや時代劇のキャラクターが粋に使いこなすシーンでお馴染みかもしれません。また、乗車区間の一部だけの切符を買い、中間を無賃乗車する不正行為の俗称としてもこの言葉が使われます。
さて、この道具「煙管」を何と読むでしょうか?
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難読漢字クイズ「煙管」の答えはこちら。読めましたか?

正解は、煙管(きせる)でした。
語源はカンボジア語で管を意味する「クセル」が転訛したものと言われています。構造は、吸い口と火皿の「金属部分」を、中間の「竹の管」が繋いでいます。
面白いのは、不正乗車の俗称としての由来です。キセルは「両端だけが金属(金)で、中間が竹(スカ)」であることから、「入る時と出る時だけお金を払い、中間(中抜き)は一銭も払わない」という意味に掛けてそう呼ばれるようになりました。
現代の電子決済では難しい芸当ですが、言葉だけは「キセル乗車」として今も残っています。道具としての「煙管」は、今では伝統工芸品や趣味の逸品として、その機能美が再評価されています。

