サバやらっきょう「シミ」をケアする食べ物
ポツンとできると、一気に老けた印象になるシミ。外からのケアも大切ですが、身体の中からも改善をはかりましょう。
血の巡りが悪いとシミが出現
中医学では、シミの原因は血の巡りの悪さが原因であるとしています。血は
肌に栄養を与える液体。それが滞って身体のすみずみまで行き渡らないと、肌の新陳代謝が衰えて老廃物がたまり、シミが出現してしまうのです。
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また、血の巡りの悪さは、シミばかりか「クマ」の原因に! 目のまわりにはたくさんの血液が集まっています。血がドロドロで巡りが悪くなると、そのうっ血が現れてしまうのです。シミにクマ、となんだか「くたびれた老け込み顔」にならないためには、しっかりと血行を促進する食材を取り入れることが大切です。
シミ対策には「活血」食材が強い味方
シミのない若々しい肌づくりの強い味方なのは、薬膳でいう「活血」食材。読んで字のごとく、体内の血を巡らせる効果があるのです。
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なかでも、おすすめのシミ撃退食材は、青魚。サバ、イワシ、アジ、サンマなどの青魚は血行を促進して、老廃物を洗い流す働きがあるのです。包丁でさばかなくても、ここ数年ラインナップが豊富になったサバ缶やイワシ缶などを用いればOKです。
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野菜では、チンゲンサイがシミ消し効果大。「なんとなく中華に使われる野菜」というイメージが強いかもしれませんが、じつは血行を促進するパワーが高いのです。体内の余分な熱を鎮める効能もあるので、うっかり日焼けしてしまった後のシミケアにもおすすめです。
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また中華でよく使われる食材で、同じく活血食材といえば黒きくらげ。血を補って巡りをよくするうえに、老化をつかさどる臓器「腎」の働きを高める効果があり、肌のアンチエイジングにも威力を発揮します。とくに年々、濃くなってしまったシミ対策としておすすめ。そのほかナス、タマネギ、ニラ、ピーマン、パプリカも血行促進効果に優れた野菜です。
らっきょう×カレーはシミ撃退コンビ!?
手軽に取り入れるなら、らっきょうが役立ちます。らっきょうは中国では「薤白(がいはく)」とよばれる生薬なのです。その効能は「散血」。強い発散力で血行を促進してくれます。
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らっきょうといえばカレーの付け合わせ、ですがじつは、カレー粉に含まれるターメリックは、血行を促進する効果があるスパイス。カレーと、らっきょうの組み合わせは、シミ対策に役立つ、まさに最強の「活血」コンビなのです。
フルーツなら、いまが旬の桃。中国では古来より美容長寿の果実とされ、血行をよくして肌を白く、なめらかにする働きがあるのです。シーズン以外は、缶詰で取り入れるとよいでしょう。
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調味料では、黒酢が血の滞りを改善する効果があります。ふだんの調理に積極的に使ってみましょう。しょうゆとサラダ油を混ぜればほんのり甘みのあるドレッシングに。オリーブ油、塩と混ぜるとバルサミコ風になります。また、炒めものに黒酢としょうゆ1:1で味付けすると美味しく仕上がります。
水で割ってはちみつで味付けした「黒酢ドリンク」も、「飲むシミ対策」として役立ちます。
「シミ対策」おすすめ薬膳レシピ
出典:筆者にて撮影(サバとらっきょうのディップ)
★サバとらっきょうのディップ
血行を促進するサバとらっきょう、そしてカレー粉を組み合わせた「シミ撃退」レシピ。ヨーグルトが少し意外かもしれませんが、いわばマヨネーズ代わり。サバとバツグンの相性です。白ワインのおともにもおすすめ。
【材料】2人分
サバ水煮缶 1/2缶
塩らっきょう(なければ甘酢漬け) 6粒
パセリ 適量
ヨーグルト 大さじ1.5
カレー粉 小さじ1/2
にんにくのすりおろし 少々
ソース 少々
塩・こしょう 適量
【作り方】
①らっきょう、パセリはみじん切りにする。
②ボウルに缶汁をきったサバ、ヨーグルト、カレー粉、にんにく、ソースを加えよく混ぜ、塩・こしょうで味を調える。好みでクラッカーやバケットを添える。
次回のお知らせ
次回は、「夏バテ」対策におすすめの薬膳情報とレシピをお届けします。
7月27日(火)の配信予定です。