まめ得のタネ

「マスタード」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(33)

出典:photoAC(ソーセージと相性のいいスパイス「マスタード」)


鮮やかな黄色とピリッとした辛味がやみつきになる「マスタード」。フランスのディジョンマスタードをはじめ、料理の薬味や風味付けとして、世界中で広く用いられているスパイスのひとつです。粒状のマスタードには辛味がありませんが、粒を砕いてペースト状にすることで、独特の辛味と香りが生じます。粒(ホール)、ペースト、パウダーと形態によって、バラエティに富んだレシピに使い分けされます。

 

マスタードの特徴

 

マスタードはなんと紀元前から食べられた、歴史の古いスパイス。紀元前の人々は肉を食べる際に、粒状のマスタードをまぶし、口の中に広がる香りや辛味、食感を楽しんでいたのでしょう。粒状のマスタードはカレーのスパイスとして用いられるほか、ドレッシングやソースに加えられます。また種子にビネガー、水、ワインなどを加えてペースト状にされたものは、ホットドッグなどのパン類やおでん、揚げ物の薬味として広く用いられています。

 

マスタードの効果・効能

 

マスタードの効果・効能①<疲労回復・利尿作用>

 

マスタードにはカリウムやビタミンB1が含まれており、疲労を和らげてくれる効果が期待できます。

 

マスタードの効果・効能②<抗酸化作用>

 

マスタードの辛味成分であるアリルイソチアネートには殺菌作用や抗酸化作用があると言われています。

 

マスタードの効果・効能③<新陳代謝促進>

 

ビタミンB2も含まれていますので、皮膚や粘膜の状態を整え、新陳代謝を促進してくれる効果も期待できます。

 

マスタードを使った参考レシピ

 

出典:photoAC(さっぱりいただけるカブとツナの粒マスタード和え)

 

マスタードを使ったレシピ①<カレーのスパイスとして>

 

インドではダール()カレーや野菜カレーの香り・風味付けとして用いられます。クミンやフェンネル、コショウなどと一緒に油に入れて、香りを立たせるスタータースパイスとしても使われます。

 

マスタードを使ったレシピ②<クリームサラダドレッシング>

 

マヨネーズベースのドレッシングに粒マスタードを入れると、プチプチした食感と辛味が同時に味わえ、大人が満足できるドレッシングへとグレードアップします。

 

マスタードを使ったレシピ③<野菜とツナ・チキンのマスタードソース和え>

 

カブやじゃがいもなどの野菜と、ツナやチキンに、粒マスタード、塩こしょう、お好みでガーリック、唐辛子、ハーブ類のみじん切りなどを加えると、さらに風味がアップします。旬の野菜に低カロリー・低脂肪のツナやチキンの胸肉で作ると、ダイエット中のメニューとしてもおすすめです。

 

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