「阿漕」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (271)

出典:筆者作成
「阿漕な商売」、「阿漕なふるまい」のように用いる言葉です。阿漕の意味としては、しつこく図々しい、あくどい・無慈悲なさまを表しますが、言葉の由来は少し変わっていて、日本のある伝説の舞台となった地名から取られています。
読み方もそのまま地名を元にしていて、現存しているのが珍しい事例と言えるかもしれません。さてこの「阿漕」、何と読むのでしょうか。
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難読漢字クイズ「阿漕」の答えはこちら。読めましたか?

正解は、阿漕(あこぎ)でした。
阿漕(あこぎ)の「阿」は「あ」、「漕」は「こぎ」。「船を漕ぐ」などでもよく使われていますから、読み方そのものは二つを組み合わせればそこまで難しくはなかったかもしれませんね。ただ先にも説明した通り、この言葉は実在する地名から来ています。
現在の三重県は津市にある「阿漕ケ浦」がこの由来。この地では伊勢神宮に奉納する魚を捕るため禁漁区とされていましたが、密漁も絶えなかったことから、「阿漕」にしつこくずうずうしい、あくどいという意味が重なっていったのでしょう。
ただしこの密漁には、病気の母に食べさせるために、密漁を繰り返さなければならなかったという悲しい伝説も残されています。

