まめ得のタネ

50代。音信不通の家族を探す方法ありますか?|悩みを解決!(67)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、ショータ先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

【今回のご相談】音信不通のお子様の行方を探す方法はあるのか? 相続や保険はどうなるのかと心配です

 

■年代:50性別:女性 相談カテゴリ:行方不明

 

─── 今回ご紹介するのは、お子様が音信不通となり所在が分からない状況で、行方を探す方法はあるのか? もし自分に万が一のことがあった場合、保険や相続はどうなってしまうのかというお悩みです。

 

「いよいよ還暦が近づいてきまして、相続のことなどを真剣に考えるようになりました。軽いものですが病気にもなりまして、終活にも関心を持ち始めたところです。ネットなどで検索していますが、考えることや決めることが沢山あって大変だけど必要なことだと実感しています」

 

「私は子供2人を連れて再婚し、子供たちは夫と養子縁組しています。2人とも僕の子供だからと言ってくれた優しい夫に本当に感謝しています。そんな夫に心配をかけてしまっていることがありまして…。次男が、地方に転勤してから一年以上音信不通となっています」

 

「次男はマメに連絡するタイプではないので、どこか慣れてしまっているところもあり、捜索願を出すようなことはしていません。ですが、もし私に万が一のことがあった場合に、次男が行方不明だとしたら相続はどうなってしまうのか? 生命保険はどうなるのか? 行方を探す方法はあるのか? と、色々と心配になって一人で悩んでいます」

 

【お答え】行方を探す方法として戸籍附票があります。保険や相続については失踪宣告の申し立てなどの手続きが必要になります

 

 

「お子様の所在が分からないというのは、ご心配ですね。行方を探す方法としては、戸籍附票というものがあります。戸籍附票とは、住民票の移り変わりを記録したもので、本籍地の市区町村で管理しています。住所履歴が残っているという点で、家出人捜索の手がかりに効果的に利用されているようです」

 

「生命保険については、行方不明者が契約者・被保険者の場合、死亡保険金は請求できるのか? と疑問を持たれると思います。裁判所から失踪宣告がなされた場合は、死亡に準ずるものとして死亡保険金の請求ができます」

 

「では、行方不明者が保険金受取人の場合はどうかというと、そもそも死亡保険金は、受取人が保険会社に請求したときに支払われるものです。所在が不明な人を受取人とすることは避けた方がよいでしょう。ご次男にも保険金を渡したいのであれば、保険金受取人をご長男として、ご次男から請求があった場合は半額を支払うという遺言書を遺しておくというやり方もあります」

 

「相続については、遺産分割協議は相続人全員で行う必要がありますので、行方不明者がいる際には、いくつか行わなければならないことがあります。行方不明者の住所を特定して連絡を試みることになりますが、どうしても行方不明だったり生死不明であったりする場合は、不在者財産管理人の申し立てや失踪宣告の申し立てなどの手続きが必要となります。また、遺言書がある場合など状況によって手続きは変わります」

 

「今後、音信不通が続くようであれば、遺言書の作成も検討することになるかと思います。一人で悩まず、一度専門家に相談されることをお勧めします。まず戸籍附票を取ってみると良いかと思います。早く連絡がくるといいですね」

 

カウンセラー:ショータ先生

 

 

恋愛・結婚の成功はお相手を知るところから!仕事の成功は関係する人たちの気持ちを明らかにするところから!客観的な人間心理学の学びを活かし、結婚相談業にて286人の成婚に成功しました。その後のキャリアサポートも手厚く対応いたします。

LINEトークCare公式カウンセラー

 

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