シナモンの効果・効能と使い方とは?最古のスパイス
出典:photoAC
料理などでお馴染みのスパイス「シナモン」。
パッと見は木の枝のようですが、手に取って匂いを嗅ぐと、びっくりするほどエキゾチックで、どこか懐かしい香りがします。
料理に使うだけでなく、体調も整えてくれる成分が入っているなど、さまざまな場面で活躍してくれるので、ぜひひとつは持っていて欲しいスパイスです。
シナモンの効果・効能
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シナモンは、紀元前4000年頃からエジプトでミイラの防腐剤として使われているなど、人類の歴史上、最も古いスパイスとも言われています。
日本では8世紀前半に伝来したとされ、正倉院宝物の中にもシナモンが残されているなど、昔から馴染みがあったスパイスと考えられています。シナモンの香りが好きな人が多いのは、もしかすると我々のDNAに組み込まれているのかもしれませんね。
そんなシナモンはクスノキ科に属している常緑樹で、幹や枝の樹皮をナイフで細長い形状に剥ぎ取って乾燥したものがシナモンとして売られています。
一般的なものとしてはスリランカ産のセイロンニッケイの樹皮を乾かしたもののことを指し、我々が使っているものの多くはこちらとなります。
用途としては、主に料理や飲料の材料として使われることが多いのですが、健康促進や虫除けなどといった分野でも活用されており、生活に欠かせないスパイスとして親しまれています。
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ちなみに、これと似たような匂いのものとして、ニッキ飴で知られているニッキがありますが、こちらは日本産のニッケイの根皮であり別物とのこと。ご存知でしたか?匂いがそっくりなので、違いがわからないですよね。ちなみに、八つ橋のあの香りはシナモンではなく、こちらのニッケイです。
シナモンの使い方とその効果は?
<シナモンの使い方①:消化不良に>
シナモンは消化した食物の吸収を促す効果があると言われています。食欲不振や胸焼け、胃もたれのときには、シナモンを使った紅茶などを飲んでみてください。
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<シナモンの使い方②:血流の改善>
シナモンには、血の巡りをよくし、体の冷えを取り除くとされる成分が含まれているため、冷え性改善の効果が期待できると言われています。
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<シナモンの使い方③:防虫に>
シナモンの香りの中には、昆虫忌避効果のあるオイゲノールが含まれており、虫除けとしての威力を発揮してくれます。
<シナモンの使い方④:飲料の具材として>
シナモンは甘い香りがする料理に用いることによって、より一層甘みが増すと言われています。
この効果を利用して、ロイヤルミルクティー、チャイ、ココアや、ホットワインやサングリアで飲むのがオススメです。
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<シナモンの使い方⑤:料理のお供に>
デザートで使うときは、主にパウダー状にしたシナモンパウダーと砂糖を混ぜてから使います。
シナモンロールやシナモンケーキといった名前を冠したものや、ドーナツやアップルパイは定番中の定番。
他に、チキンソテーやカレーの隠し味としても活躍してくれます。
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シナモンの効果・効能と使い方のまとめ
シナモンはスーパーに行けば簡単に手に入るスパイス。
粉末のパウダータイプは砂糖と混ぜてデザート用に、ホールタイプはそのまま料理の中に入れて匂いづけや臭い消し、香り付けとしても使えるので、食卓にあれば何かと重宝してくれます。
ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。