「ローレル」の効果・効能と使い方|スパイス・ハーブ手帖(3)
さまざまな料理のアクセントに使われるスパイス「ローレル」。
またの名をローリエ、月桂樹と呼び、ローレルは英語、ローリエはフランス語、月桂樹は日本語読みとなります。
ほんのりと甘くて、清涼感ある爽やかな特徴的な香りを持ち、煮込み料理、肉料理やピクルスなどに使われることが多いローレルは、日本でも昔から人気のスパイスとして知られています。
またマラソン勝者が被っている冠は、ローレルの葉を重ね合わせてリング状に編んだもので月桂冠と呼ばれています。
今回はそんな我々に馴染み深いローレルの魅力に迫ってみます。
ローレルの特徴
出典:photoAC
ローレルは地中海沿岸が原産と言われる常緑高木で、葉に芳香があることから古代より用いられてきたそうです。
日本の風土気候とも相性が良く、庭木として育てている人も時々見かけます。
料理で使われることが多いですが、ボディケアや防虫、空気清浄にも使われるなど、我々の生活に欠かせないスパイスとなっています。
ローレルの主な使い方
<ローレルの使い方①:リフレッシュ効果>
ローレルの葉を数枚刻み、お茶のパックなどに入れてお風呂に入れると、爽やかな香りがする入浴剤に早変わり。
疲労回復や鎮痛効果、リフレッシュ効果もあるとのことなので、ぜひ一度試してみてください。
出典:photoAC
<ローレルの使い方②:防虫>
ローレルの葉を置いておくと虫除けになると言われます。気になる場所にパックなどに入れておいておくと良いでしょう。
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<ローレルの使い方③:消化促進>
ローレルの葉の主成分であるシネオールには消化促進効果があり、ローレルを料理に加えると食欲増進すると言われています。
<ローレルの使い方④:料理の臭み消しとして>
生のローリエの葉は青臭さがやや残っていますが、乾燥させるとこの臭いが消え、爽やかな匂いに生まれ変わります。
その特徴を生かし、主に肉料理などの臭み消しとして活用されます。
ミートソース、カレー、ミネストローネなどでは定番となっています。
出典:筆者にて撮影(ミートソースを作る際は、肉の臭み消しとして必ず使用)
ローレルを使ったレシピを1品ご紹介
出典:photoAC
ローレルを使用した料理の中でも特にオススメなのが、牡蠣のオイル漬け。
作り方は簡単で、洗った牡蠣をオイスターソースで炒め、ニンニク、鷹の爪、ローレルを入れたオリーブオイルに漬けるだけ。2~3日もすると味が馴染んで美味しく食べることができます。
口に入れると、鼻腔を通るローレルの香りが堪らない逸品となっています。
「ローレル」の効果・効能と使い方のまとめ
料理で使うだけでなく、実は色々なシチュエーションで大活躍してくれるスパイスなので、一袋はご家庭に置いておきたいところ。
ぜひ活用してみてくださいね。