まめ得のタネ

「凩」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (11)

出典:筆者作成


強い北風に街路樹たちは服を飛ばされるように裸にされ、人々は冷風から身を守るようにコートの襟を立て、首をすくめ急ぎ足になる。もう秋は終わり冬が来るんだなと感じる季節になってきました。木枯らしが吹き始めると、冬支度も急ぎ足になってきます。

さて、「凩」という漢字は、何と読むかご存知ですか?

 

 

「凩」は何と読む?難読漢字クイズの答えはこちら。読めましたか?

 

 

凩(こがらし)と読みます。

木枯らしと同じです。気象庁では、「木枯らし」とは晩秋から初冬にかけて吹く北よりの冷たい風のこと。東京地方では、10月後半から11月末日までの期間にかけて、最初に最大風速が 8 m/s 以上の西北西から北の風が吹くことを「木枯らし1号」の定義としているそうです。「木枯らし1号」が吹き、落ち葉が風に舞うようになると、季節はだんだんと冬に移り変わっていきます。

参考:国立国会図書館/気象庁資料より


木枯らしの後には小春日和にほっとひと息つく日もあり、寒暖を繰り返しながら冬に向かっていきます。


ちなみに、凩という漢字は、凧(たこ)や凪(なぎ)などと同様に、日本で作られた国字のひとつです。

 

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