お買物探偵団

千葉産直サービス「とろイワシ缶」。刺身レベルのマイワシを厳選|からだに美味しいお取り寄せ(23)

出典:千葉産直サービス

 

今回は、千葉県銚子からお刺し身レベルの美味しさが人気の絶品イワシ缶をご紹介します。

 

イワシは、アンチエイジングに役立つ魚。中医学で老化をつかさどる「腎」とよばれる臓器のパワーをアップする働きがあります。腰痛や、血行を促進して手足の冷えを解消する効能もあります。

 

じつは冬は腎が衰えやすく、もっとも「老け込みやすい」季節。これからの季節には、ぜひ積極的に取り入れたい食材です。

 

寿司屋や料亭に出せるほどの品質の高いイワシを原料とした絶品イワシ缶

 

出典:筆者にて作成(千葉県銚子から、千葉産直サービスは絶品のとろイワシ缶を販売中)

 

水揚げ量日本一を誇る千葉県銚子の代表的な魚といえば「イワシ」。沖合では南からの黒潮と北からの親潮がぶつかり、さらに利根川からの淡水も加わって、年間を通じてプランクトンが豊富に発生する好漁場。水揚げされるイワシは太って丸みを帯び、旬の時期は最も脂ののり具合と味のバランスがよく、とろけるような美味しさです。

 

出典:千葉産直サービス(銚子港で水揚げされるイワシ。旬である6~8月は太って丸みがありバツグンの脂のり)

 

その味わいを通年、楽しめるのが千葉県千葉市「千葉産直サービス」の缶詰「とろイワシ缶」

 

千葉産直サービスは「産地が見えるもの」「旬のもの」が健やかな身体と心をつくり、食文化を守ることを理念とし、1976年に創業。「無添加専門」「産直健美」を掲げ、一貫して無添加による肉・水産加工品などの食品開発・製造・販売を行っています。

 

なかでも高い人気を誇るのが「とろ青魚シリーズ」。イワシ、サバ、サンマの缶詰です。

 

シリーズの先駆けとなる、とろイワシ缶は、1986年に販売がスタート。同社きっての人気商品。

 

「もともと、わが社では千葉県九十九里の無添加煮干しを扱っていました」と語るのは、千葉産直サービス代表取締役の冨田正和さん。

 

出典:千葉産直サービス(千葉産直サービス 代表取締役・冨田正和さん。大学卒業後、パソコン関連企業に勤務したのち入社。近年の不漁問題に際し、魚は貴重な食文化であり、海・森・川のつながりであることも伝えていきたいと語る)

 

「イワシの国内水揚げが記録上、ピークになったころ、安全な煮干し商品を販売していたことをきっかけに「イワシ缶を」という消費者団体からの要請があり、わが社初となる缶詰として開発されました」と冨田さん。厳選した旬のイワシを、小豆島の国産丸大豆醤油と喜界島の粗糖で味付けした無添加のイワシ味付缶は、発売以降多くのファンをもつ、ロングセラーです。

 

出典:筆者にて撮影(ミニとろイワシ缶味付。元祖「とろイワシ缶」(400g)を、100gの手ごろな食べきりサイズにリニューアルしたもの)

 

2017年には料理素材としても使いやすい「とろイワシ水煮」も販売。さらに、20239月には「もっと若い世代にも気軽に使ってもらいたい」と、スタイリッシュなパッケージにリニューアルしました。

 

出典:筆者にて撮影(とろイワシ水煮缶。調味料は塩と純米酢のみ)

 

缶詰に使用する原料は、社の理念のとおり「産地」「旬」の基準が徹底されています。

 

素材に勝る調味料はありません。だから使用するイワシはとことん吟味しています」と冨田さんは力強く語ります。

 

そのこだわりは、なみなみならぬもの。

 

とろイワシ缶の原料となるのは「缶詰用のイワシ」ではありません。あくまで「最高のイワシを缶詰にする」というスタンスです。

 

使用するのは脂がバツグンにのり、旨みが増す78月ごろ(近年、他時期の可能性もあり)に「銚子港」で水揚げされたマイワシ。そのなかでも70g~100gとサイズが大きく、脂のり、鮮度のよい良質なものだけを厳選。そのレベルは寿司ネタ、鮮魚用と同等以上。つまり「お刺身で食べる」ものが缶詰になっているのです。

 

「旬の時期、そのなかでも最も高品質なものを仕入れて加工します」と冨田さん。最高品質を目指すため、旬の間でも「数日間」という一瞬のチャンスを見極めて、年間分を仕入れます。

※規格に合う原料の水揚げ日が少ない場合は、一度高品質を維持して凍結させたものを使用。

 

出典:千葉産直サービス(1年のうちで最も高品質な銚子水揚げのマイワシが原料。銚子港近隣の協力工場や目利き人との長年の連携により、一瞬のタイミングを見逃さずに買い付ける)

 

とはいえ、相手は「自然」。なんと、とろイワシ缶としてふさわしい鮮度・サイズ・脂のりを満たさなければ、「減産も、やむ無し」。「絶対に妥協することはありません」と冨田さん。イワシの水揚げがあっても、「条件に合うものがなければ作らない」という覚悟をもって製造に臨んでいるのです。

 

水揚げ後は弱りやすいイワシを徹底した品質管理のもと、鮮度を維持して工場へ搬入。スピーディに手作業で下処理。続いて缶詰にていねいに手詰めされます。

 

出典:千葉産直サービス(とろイワシ水煮缶は、1缶あたりおよそ4尾のマイワシがたっぷり詰め込まれる)

 

じつはここでも、驚きの事実。最高級のイワシのなかで使用するのは、ほぼ、脂をもっとも蓄えている「おなかの周辺部分」のみ。頭側は使わず、尾肉側は1缶に2ピースまで。イワシの最も美味しいところだけを、ギュッと詰め込んだなんとも贅沢な缶詰なのです。

 

出典:千葉産直サービス(イワシが脂質をたっぷり蓄えたおなか周辺部分をメインに使用)

 

こだわりぬいた原料に合わせるのは、もちろん「こだわりぬいた」調味料。長崎県対馬の「純国産平釜塩」と京都の「純米富士酢」を加えて、加熱。骨まで柔らかく仕上げます。

 

出典:千葉産直サービス(イワシを詰めた缶に、食塩水と酢を充填。イワシのその年の脂のりを見ながら分量は微調整する)

 

「素材の味わいをいかすために、塩分はかなり低く抑えています」と冨田さん。さらに酢を加えることで後味がスッキリ、ほんのり甘味のある仕上がりになるそうです。

 

もちろん、化学調味料、保存料、着色料をはじめとした添加物は一切不使用。

調味料で味をごまかす必要がない。それは、イワシのクオリティに絶対的な自信がある証です。

 

味わいは、まるで刺身!? 旨みあふれる缶汁でだしいらず

 

まずロングセラーの、ミニとろイワシ味付をいただいてみます。

 

出典:筆者にて撮影(ミニとろイワシ味付。1缶あたり、おおむね2~3尾が缶いっぱいにつまっている)

 

まるごと1尾のイワシは、とろりとした皮目、身がほっくり。血合いの部分はしっかりしたかみごたえ。

 

出典:筆者にて撮影(缶から出すとさらに、ふっくら、むっちりした身に驚く)

 

あれ?

 

イワシそのものを食べている感じ。各パーツパーツの味わいと食感が再現されています。缶詰なのに!

 

出典:筆者にて撮影(ホクホクした身は、缶詰とは思えない仕上がり)

 

味付けもほどよく、濃過ぎず、甘すぎず。イワシの旨みがたった、まろやかな味わい。いっさい雑味がなく、後味もスッキリ。

 

はっきり言って「一品料理」! 缶詰感はゼロ。割烹料理のお店で提供されているかのような美味しさに驚きます。

 

続いて、とろイワシ水煮缶

 

出典:千葉産直サービス(とろイワシ水煮。黄金色の缶汁にも旨みがたっぷり)

 

こちらも驚愕。

 

まるで「イワシのお刺身のよう」!

 

フレッシュなみずみずしさにあふれ、とろけるような脂のり、いっさいクセのない旨み。鮮度バツグンのイワシの刺身を食べたときとまったく同じ味わい!

 

こちらも缶詰に入っていたとは思えない!

 

出典:筆者にて撮影(カットされても、はちきれんばかりにふっくらしたイワシ。缶詰をあけて「美味しそう」とおなかがなるなんて……)

 

素材の良さは缶詰として完成した時に、ここまで違うものかと絶句します。

 

とろイワシ水煮缶は、そのまま醤油やポン酢をつけて食べても十分なおいしさですが、冨田さんは「多彩な使い方ができます。『ツナ缶』同様のイメージで調理していただけたら」と語ります。

 

あまりイワシ缶を使ったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、サラダ、サンドイッチ、パスタ、グラタンなどツナができることは、おおむね美味しく仕上がるそう。

 

そして、旨みいっぱいの缶汁を使えば「だしいらずで、美味しい汁ものが完成します」と冨田さん。

 

わたしも、薬膳レシピを作ってみました。まず、とろイワシ水煮缶のなみなみならぬ「刺身感」をいかして、「イワシのアンチエイジング丼」に。イワシ同様アンチエイジングに役立つ海苔をたっぷりのせて仕上げます。

 

丼にとろイワシ水煮缶をのせて、刻みのりと千切りにした青じそを散らし、ワサビを添えます。

 

とろイワシ水煮缶の薬味には、しょうがではなく、お刺身のように「わさび」がぴったり! とろけるような身の味わいがグッと引き立ち、箸が止まらなくなります。

 

出典:筆者にて撮影(イワシのアンチエイジング丼。刺身で作ったもの同様の味わい。「缶詰の概念」が変わるはず)

 

ある程度食べたら、ぜひお茶漬けに。旨みいっぱいの缶汁をかけてお湯、塩かしょうゆを。缶汁は最高に美味しいおだし。あっという間に「料亭のお茶漬け」の完成です。

 

出典:筆者にて撮影(イワシのアンチエイジング丼をお茶漬けに。いっさい雑味やクセがない缶汁の実力がいかんなく発揮されます)

 

冨田さんのおすすめは「なめろう」とお伺いして、ちょっとアレンジ。「イワシの薬膳ユッケ」に。

 

とろイワシ水煮缶をほぐして、アンチエイジングによいナガイモを刻んで加え、ごま油、コチジャン、味噌、しょうゆを加えて混ぜ合わせ、卵黄をぽとり。

 

出典:筆者にて撮影(イワシの薬膳ユッケ。海苔で巻いて食べたり、丼にしても美味しい)

 

しっかりたたいたイワシを使ったかのような、とろける味わい。イワシをさばく手間なしで、ビールが進むおつまみが完成するなんてうれしい。しかもスーパーにある中途半端なイワシで作るより100倍美味しい!

 

洋風にマリネもいかが? 白ワインビネガーなどでさっぱりと「イワシのアグロドルチェ」に仕上げてみました。イタリア・シチリア島の名物をとろイワシ缶で再現。こちらも、アンチエイジングによいレーズンを組み合わせたレシピです。

 

とろイワシ水煮缶に、赤玉ねぎ、ディル、レーズンをのせて、白ワインビネガー・バルサミコ酢・オリーブオイルを合わせたマリネ液をかけてしばらく置きます。

 

レーズンの甘味、爽快なディルの風味、バルサミコの甘味と白ワインビネガーの酸味がいきたマリネ液がイワシの風味を引き立て、シャンパンや白ワインにぴったり。ホームパーティーにもおすすめの一品です。

 

出典:筆者にて撮影(イワシのアグロドルチェ。作ってすぐでもいただけますが、しばらく置くと味がなじんでより美味)

 

さらに、とろイワシ水煮缶の使い方として冨田さんイチオシなのが「つみれ」。生のイワシだとさばいて、皮をはいて、フードプロセッサーで……といきなりハードルがあがるメニューも、とろイワシ水煮缶ならあっという間。身をほぐして、片栗粉、卵白を加えてこねればOK。 

 

「挽き肉」のイメージで使えるので、つくねやハンバーグもカンタンに美味しく完成します。

 

わたしはこれからの季節にうれしい、「イワシつみれ薬膳とろろ鍋」にしてみました。

 

とろイワシ水煮のつみれに、血行を促進するたまねぎ、ねぎ、黒きくらげを加えて、腎をサポートするナガイモのとろろ、クコの実をプラス。血行促進効果で手足の冷え改善、そして腰痛にもよいレシピです。

 

なべだしは缶汁に水をプラスして、しょうゆ、酒、みりんを加えて。缶汁の旨みで、だしをとらなくても、極上の味わいに仕上がります。

 

出典:筆者にて撮影(イワシつみれ薬膳とろろ鍋。煮ているうちに、つみれからも旨みが出て絶品。つみれにはお好みで味噌やたたいた梅干しを入れても美味しく仕上がります)

 

イワシのコクのある風味がはじけるつみれと、もっちりとろろの相性はぴったり。おそらく「イワシをさばいて作りました」といっても誰も疑わないはず。

 

とろイワシ水煮缶があれば、生のイワシでトライしたいけれど、ちょっと面倒……というレシピがいともカンタンに完成。

 

そして手軽、だけではなく「最高の旬のイワシをいつでも手元に常備できる」。つまり、いつでも「すぐに」「最高のイワシ料理」が作れるということ!

 

そして、忘れてはならないのが旬のイワシは栄養価も、最も豊富だということ。多彩なアレンジが楽しい、とろイワシ缶で、美味しく美と健康を育んでくださいね。

 

■「とろイワシ缶」は、千葉産直サービス公式オンラインショップ「産直健美」にてお買い求めください。

 

※自社商品と、全国のおいし無添加品を取り寄せた直営食品店「こころび」(JR西千葉駅より徒歩4分)でも販売中です。

 

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