「ニンニク」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(48)
真っ白でスライムみたいなカタチをしたニンニクは、香味野菜として幅広い料理に使用されています。香りも特徴的で、食べた翌日まで臭いが残るほどです。
スタミナ食として食べられていますが、この香りを油に移したガーリックオイルも含めて、世界中でさまざまな料理に使われています。男性だけでなく、最近は匂わないニンニクにより女性も食しているハーブです。
もくじ
ニンニクの特徴
ニンニクは、ガーリックとも呼ばれています。国内での生産量は青森県が1位、次いで香川県、宮崎県です。旬は5~9月なのですが、中国産やスペイン産などの輸入により通年手に入れることができます。
ニンニクといってもサイズ感はいろいろです。青森県で栽培されるニンニクには手のひらよりも大きなジャンボニンニクもあります。それだけ香りも強烈なのかといえば、通常サイズよりも匂わないと言われています。
ニンニクの効果・効能
ニンニクの効果・効能①<殺菌作用>
ニンニクの香りのもとになる「アリシン」には強い殺菌作用がありますので、生の食材を調理する際に使用するのもおすすめです。
ニンニクの効果・効能②<疲労回復効果>
アリシンにはビタミンB1の吸収を助ける効果があり、疲労回復にも役立ちます。夏バテ防止やスタミナ食としてニンニクを食べることが多いのもこうした効果が期待できるからです。ビタミンB1と一緒に摂ると、より体内に吸収されやすくなります。
ニンニクを使った参考レシピ
出典:photoAC(エビとニンニクのアヒージョ)
ニンニクを使ったレシピ①<エビとニンニクのアヒージョ>
ニンニクは半分に切り、芽を取ってからみじん切りにします。アンチョビフィレも同様にみじん切りにします。エビは一度、半生程度にボイルしておくと油に入れてもハネません。
スキレットにオリーブオイルとガーリック、アンチョビを入れて、中火で香りが立つまで熱します。そこに、好みで一かけらのニンニクを加え、中火で加熱し、じっくり火を通しましょう。火が通ってからエビも加えて、火を通します。
エビだけでなく、マッシュルームやチキン、アサリなど、お好きな具材で作ることもできます。オリーブオイルとニンニク、アンチョビで煮込む、そうしたイメージのレシピです。ニンニクも火が通るとお芋みたいにホクホクになります。バケットに合わせて食べるのもおすすめです。