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40代。企業型DC(企業型確定拠出年金)ってなに?|悩みを解決!(44)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、サナエール先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

【今回のご相談】勤務先で導入することになった企業型DCに加入した方が良いのか迷っています

 

■年代:40性別:男性 相談カテゴリ:貯蓄・節税

 

───今回ご紹介するのは、勤務先で導入することになった企業型DCの説明会に参加したが、デメリットもあり加入した方が良いのか迷っているというお悩みです。

 

「最近では、投資をしている人も増えていますね。私はというと、周りに投資をしている人もあまりいない環境で過ごしていましたので、ほとんど金融関係の知識はありません。貯蓄といえば、親の勧めで銀行に積立預金をしているのと、保険屋さんの勧めで個人年金保険に加入しているだけです」

 

「先日、会社で企業型DC(企業型確定拠出年金)の説明会がありました。私の勤務先でも、新年度から企業型DCを導入するようです。税負担が軽減されるとか、社会保険料負担が軽減されるとか、運用益は非課税だとか、メリットが大きいように思いました」

 

「良さそうだなと思いましたが、掛け金の分、手取りが少なくなるので上手くやりくりできるかも心配です。最近は賃上げと騒がれていますが、残念ながら当社には関係なさそうです。また、デメリットもあるようなので加入するか迷っています。加入した方が良いのでしょうか?」

 

【お答え】メリット・デメリットをよく理解したうえで、自分の生活スタイルに合っているか考えてみると良いかと思います

 

 

「ニュースでも企業の賃上げが話題になっていますが、それは大企業の一部の話のようですね。経済全体で見ると、昨今の物価上昇率を上回るほどの賃上げは厳しいというのが現実のようです」

 

「そのような状況下でも将来の資金準備は必要ですね。DC等の税制優遇を活用して資産運用することも、前向きに検討されると良いと思います」

 

DCの主なメリットとしては、『DCの掛け金は非課税(所得税・住民税の課税対象外、社会保険料の対象外)』『運用益が非課税』等です。税金がかからないためDCに拠出した掛け金は、まるまる資産運用に充てられますね!運用益に税金がかからないことも嬉しいですね!」

 

「また、従業員の社会保険料が下がることによって、会社負担分の社会保険料についても減少します。企業にとっても税制優遇のメリットは大きいため、DCを導入する企業が増えています」

 

DCの主な留意点としては、『原則、60歳まで途中引出しはできません』『従業員個人が資産運用のリスクを負う(運用商品によっては元本割れのリスクあり)』等です。注意点として、社会保険料は、DCに拠出した結果により標準報酬月額等級が下がった場合に軽減されます。負担が軽減される一方、社会保険給付に影響が及ぶ場合があります(年金受給額の減少など)

 

「退職した場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo)に移換できます。また、もし自己破産しても確定拠出年金は差し押さえにはならないようです。積立預金や個人年金の見直しも検討してみるといいですね。メリットとともにデメリットもあるため、自分の生活スタイルに合っているかという目線で検討されると良いかと思います。将来の資金準備がしっかりできるといいですね」

 

 

カウンセラー:サナエール先生

 

 

交流会をメインに様々なお悩みに耳を傾けながら多くの出会いをサポートしてきました。 ウェブテストとインタビューで診断するコミュニケーション診断やFP資格を活かしたオンライン相談カウンセラーとして幅広い問題解決アシストをしております。

■LINEトークCare 公式カウンセラー

 

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