「レモングラス」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(10)
出典:photoAC(レモンのようなさわやかな風味がある「レモングラス」)
ハーブティーやアロマオイルなど、さまざまな食品や香りアイテムに用いられることの多いレモングラス。レモンというワードから果物に関係していると思っている方もいるかと思いますが、実は果物のレモンとは関係のないイネ科の多年草なんです。
定番のハーブティーとしてはもちろん、シーフードを使ったお料理との相性も抜群のため、一度ご家庭でも試してみて欲しいハーブです。
もくじ
レモングラスの特徴
レモングラスは東南アジアやインドが原産国のハーブで、一見するとニラのような見た目をしていますが、葉をもんだり切り込みを入れるとレモンのようなフレッシュな香りがすることが特徴です。
レモンのような香りがするという特徴から別名に「レモンソウ」や「レモンガヤ」などがあります。また、レモングラスの香りは虫が苦手な香りのため、虫除けスプレーやクローゼットの防虫剤などにも使用されています。
レモングラスの効果・効能
レモングラスの効果・効能①<気分のリフレッシュに>
レモングラスには「シトラール」という香料成分が含まれており、レモンに似たすっきりとした香りには眠気覚ましや気分をリフレッシュさせる効果があると言われています。
レモングラスの効果・効能②<腹痛や下痢の緩和>
レモングラスには抗菌・殺菌作用があると言われており、腹痛やそれに伴う下痢の緩和にも効果があると言われています。
レモングラスの効果・効能③<胃腸の働きを促進>
レモングラスには胃腸の働きを助ける作用や血行促進の作用があると言われており、消化不良による胃もたれの解消にもおすすめです。
レモングラスを用いた参考レシピ
出典:photoAC(レモングラスの香りが漂うトムヤムクン)
レモングラスのレシピ①<トムヤムクンの風味づけに>
エスニック料理の定番トムヤムクン。あの独特な風味を再現するためにはレモングラスが欠かせません。ハサミで刻んだり手でもみこんでから料理に加えることで、よりレモングラスのさわやかな風味を感じやすくなります。
レモングラスのレシピ②<定番のハーブティーとして>
レモングラスをそのまま用いた「フレッシュハーブ」でも、乾燥させた「ドライハーブ」でも。香りを出しやすくなるように葉を刻んでから熱湯を注ぎましょう。フレッシュは1~3分、ドライなら3~5分を目安に蒸らして香りを調節するのがおすすめです。レモングラスと相性の良いスペアミントやカモミールなどをブレンドしてみるとまた違った風味を楽しめそうです。