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株デイトレード初心者必見!アノマリーを活用して勝率アップを目指そう|ロジャー堀の朝の10分間トレード

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コツを掴めば、毎日1〜3万円の安定収入を目指すことも夢ではないデイトレード。

 

しかし、「利益を得たい!」という気持ちだけでトレードを始めるのは大変危険です。

デイトレードで成功するためには、しっかりとした戦略を事前に立てることが重要になってきます。

 

そこで、初心者の方でも安定して利益を狙うために、注目したいのが「株のアノマリー」です。


株のアノマリーを投資戦略にうまく取り入れてトレードすれば、初心者でも勝率アップが期待できます。

 

・アノマリーとは何か

・どのように活用すればいいのか

 

この記事で詳しく解説していきます。

 

また、アノマリーを参考に投資戦略を立てている多くの投資家の動きを知ることも、投資をする上で有利になるでしょう。

 

知っておいて損はない知識です。

 

ぜひ最後まで読んで、一歩先のトレードを目指していただければと思います。

 

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株のアノマリーとは?

 

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「株のアノマリー」とは、過去のデータや統計に基づいて、特定の時期や曜日、状況において繰り返し見られる、株価の動きやパターンのことを指します。

 

もう少し分かりやすく言い換えると、「月末は株価が上がりやすい」、または「週明けの相場は下がりやすい」などと言った規則性のようなものです。

 

アノマリーは、科学的根拠が明確ではない場合もありますが、歴史的に繰り返し見られるため、多くのトレーダーが参考にしています。

 

特定の時間帯や曜日に株価がどう動くかを事前に予測できれば、それに合わせてトレード戦略を立てることができ、勝率アップを図ることができますからね。

 

今回はそのようなアノマリーを、「日」、「月」、そして「季節」という3つの視点に分けてそれぞれの特徴を解説します。

 

知れば差がつく?曜日アノマリーの活用法

 

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月曜アノマリー「ブルーマンデー効果」

 

月曜日には「ブルーマンデー効果」というアノマリーが存在するのをご存知でしょうか?

 

一般的に、月曜日の株式市場は下落する傾向にあることを表しています。

 

なぜなのか?

 

月曜日は週初めの取引であるため、ポジションのリセットや調整が行われやすい日であったりと、多くの投資家の心理に影響をもたらすからだと言われています。

 

また、金曜日の取引終了後に発表される経済指標や企業ニュースが、月曜日の市場に影響を与え、リスク回避の動きが強まることも珍しくありません。

 

具体的にどのような経済指標が、いつ発表されるのか、 経済指標カレンダーからご確認できます。気になる方は見てみてくださいね。

 

月曜アノマリーの活用法は?

 

月曜アノマリーを利用し、トレード戦略はどのように立てることが可能なのか?

 

例えば、月曜日の朝の取引で下落が見込まれる場合、売りポジションを取るといった方法が考えられます。

 

また、トレードに慣れるまでは月曜日のトレードは避けるなど、リスクを事前に回避するためのプランを立てることもできるでしょう。

 

ただし、月曜アノマリー「ブルーマンデー効果」によって、必ず月曜日に下落が起きるとは限りません。市場の状況や他の経済指標の影響も考慮しながら、慎重にトレードを行うよう心がけたいですね。

 

金曜アノマリー「ウィークエンド効果」

 

金曜日には、「ウィークエンド効果」と呼ばれるアノマリーが存在します。

 

週末は市場が閉まるため、突発的なニュースや経済イベントによる影響を避けられないリスクがあります。

 

そのため、週末にリスクを持ち越したくない投資家が金曜日に保有株を売ることで、相場が下落する傾向があるとされています。

 

特に1週間を通して株価が上昇した場合、金曜日に利益を確定するための売りが集中しやすくなります。これにより、市場に下落圧力がさらにかかる場合もあります。

 

週末にかけて市場全体が不透明な状況にある場合は、慎重な姿勢を取る投資家が増えます。

 

このように投資家の心理的要因が金曜日の下落につながっていることを知り、投資戦略を立てると良いかもしれません。

 

金曜アノマリーの活用法は?

 

デイトレードにおいて、金曜アノマリー「ウィークエンド効果」はどう活用できるのか?

 

例えば、この金曜アノマリーから、金曜日は売りが増える傾向にあると想定して、金曜日の午後には保有株を売るといった戦略が考えられるかもしれませんね。

 

逆に、金曜日の下落後、月曜日の反発を狙った買い戦略を立てることもできるでしょう。週末に、どの銘柄をトレードするのか目処を立てておくなどして、週明けの買いの準備を行うことも戦略の一つと言えるかもしれません。

 

曜日ごとのアノマリーを見抜き、うまく活用できるようになるまで、もしかしたら少し時間がかかるかもしれません。

 

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月末アノマリーと朝トレードの意外な関係性

 

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一般的に、月末は株価が上昇しやすいといったアノマリーがあります。

 

その要因は主に下記の3つがあげられます。

 

  • 機関投資家のリバランス

機関投資家が定期的に行うポートフォリオの調整のこと。

 

  • 配当やボーナスの再投資

株式や投資信託などで得た配当金やボーナスを新たな投資に回すこと。

 

  • 投資家の心的要因

月末を締め日とし、ポジションを整理したりする投資家心理のこと。

 

実は、この月末アノマリーの特徴を活用する際に、「朝のトレード」には特に注目すべきと言えます。

 

朝トレードとは、株式市場が開いた直後(寄り付き)の時間帯に行われる取引を指します。

 

この時間帯は、前日の海外市場の動向やニュースが反映されやすく、取引高が高いことで知られています。

 

言い換えると、これはデイトレーダーにとっては利益を狙いやすいタイミングとも言えます。

 

月末アノマリーの影響で、機関投資家や個人投資家の買い注文が朝の寄り付きに集中し、取引開始直後の株価には上昇する傾向が見られることが多いです(※銘柄による差異はあります)。

 

実際に、 日経平均株価に関する「月末最終営業日の寄り付き直後に株価が上昇する確率」は、過去のデータで高い傾向にあるということが分かっています。

 

この月末の朝トレードを活用することで、デイトレードでの勝率アップを期待できるでしょう。

 

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季節のアノマリーからトレード戦略を立てる

 

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ここでは、相場の「季節性」に関係するアノマリーをいくつかピックアップして紹介していきます。

 

    季節のアノマリー①:節分天井・彼岸底

    季節のアノマリー②:夏枯れ相場

    季節のアノマリー③:餅つき相場

     

    季節のアノマリー①:節分天井・彼岸底

     

    これは日本人ならば、一度は耳にしたことがある言葉かもしれません。

     

    節分の時期に株価が高値を更新し、お彼岸に安値をつけるといった動きを表したものです。

     

    一般的に、年が明けてからの新春相場は、投資資金が市場に流れ込むことで2月上旬までは株価が上昇する傾向にあるとされています。

     

    しかし、3月の企業決算などのイベントに備えて調整局面に入ることで徐々に下落していく動きを言い表しています。

     

    元々はお米の収穫時期などによる、お米の相場が由来になっており、そこから株式相場でも言われるようになったアノマリーです。

     

    お米からきているということで、日本独特の経験則とも言えるかもしれません。

     

    季節のアノマリー②:夏枯れ相場

     

    季節は春から夏に移り、日本では子どもたちが大喜びの夏休みの時期になります。

     

    その他にお盆休みも重なることで、市場に参加する人の数が減って株式の取引量が少なくなる傾向にあります。

     

    取引量が少ないことでどんなことが起きるかというと、基本的に日々の値動きが小幅になり、そのうえで何かちょっとした材料が出ると敏感に反応して大きく上下に動くことになるんです。「ちょっと目を離した隙にいつの間にか……」なんてこともありますから注意が必要かもしれません。

     

    余談ですが、取引量が少ないことによるリスクは株式の銘柄選定をする際にも注意すべきポイントですし、逆にそれをチャンスとして活用することもできます。

     

    季節のアノマリー③:餅つき相場

     

    これは年末に向けた12月特有の相場の動きを表したものです。

     

    節税対策のために年間の損益通算を目的とした換金売りと、新春の相場期待からくる買いが交錯することによって、株価が上下に慌ただしく動く様子を餅つきの杵のように例えています。

     

    夏枯れ相場でもありましたが、年末になってくると正月休みを前に市場参加者が減ることによって値動きが大きくなることも要因のひとつですね。

     

    ここでは更に「掉尾の一振」という言葉も紹介しておきます。

     

    掉尾とは最後に勢いが盛んになることを意味し、1年の最終取引日である大納会へ向けて節税対策の売りが一巡して買いが優勢となり、株価の上昇が期待されることを「掉尾の一振」と呼びます。

     

    注意したいアノマリーに潜むリスクとは?

     

    出典:Motion Array(モーションアレイ)

     

    最後に、アノマリーに潜むリスクも見ていきましょう。

     

    アノマリーは絶対ではない

     

    アノマリーは過去の統計や経験則に基づいたものですが、未来の市場でも必ず同じ結果になる保証はありません。

     

    市場の状況や経済環境が変化すれば、過去のパターンが通用しなくなることもあります。アノマリーを過信することなく、あくまで参考材料の一つとして考えることが重要です。

     

    市場全体の動きに左右される

     

    アノマリーは特定の条件下で効果を発揮することが多いですが、市場全体が大きく動いている場合や突発的なニュースがある場合は、アノマリーに基づいた予測が外れることもあります。

     

    特に、経済指標の発表や地政学的リスクが高まる時期には注意が必要です。

     

    短期的な変動に惑わされるリスク

     

    アノマリーは短期的な動向を捉えたものが多いため、小さな値動きに一喜一憂してしまう可能性があります。

     

    冷静にトレードを続けるためにも、アノマリーだけに頼らず、他の指標やテクニカル分析と組み合わせて判断することが求められます。

     

    リスク管理を徹底

     

    「投資」に絶対は存在しません。

     

    そのためアノマリーを活用する際も、損切りや資金管理を徹底することは必要です。

     

    過去のデータに基づく確率が高いアノマリーであっても、損失が出る可能性を常に考慮し、無理な投資を避けることがリスク回避の鍵となります。

     

    関連記事 

     

    【2025年】株式市場で注目したいポイント







    まとめ

     

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    このように、初心者でも活用できる「株のアノマリー」についてお伝えしてきました。

    特に初心者は、曜日や季節ごとの傾向を理解し、実際のトレードに活かすことで、勝率アップの可能性を広げることができます。株価というのは買いたい人と売りたい人の心理によって決まるものですから、「多数派の心理」を読むことが値動きを予想する大きなヒントになるんです。

    アノマリーは過去のデータや統計に基づいたパターンですが、もう一度大事なことをお伝えします。市場の状況や経済指標によっては当てはまらない場合もあるため、活用するときは慎重にトレードを行い、リスク管理を徹底することが重要です。

    そして、過去の経験則に頼りすぎるのではなく、2025年特有の相場の動きにも注目することが大切です。


    そこで最後に、2025年相場の見どころを2つご紹介します。



    ➀新NISA2年目で資金の流れに変化?

    2024年から始まった新しいNISA制度は、2025年で2年目を迎え、さらに「子供向けNISA」も検討されていることをご存知でしょうか?

     

    これが実現すれば、親がお金を出して子供名義で投資するケースも増えると考えられます。

     

    人気の投資先としては、日経平均株価や全世界株式(オルカン)、アメリカのS&P500などが中心になるでしょう。

     

    しかし、現時点ですでに株価水準が高いこともあり、「もっとお得な投資先はないかな?」と新しい選択肢を探す動きも出てくるかもしれません。

     

    つまり、今後のお金の流れに変化が起きやすいと考えることもできますので、ぜひ注目してみていただきたいと思います。



    ② 金利の動きがカギになる

     

    アメリカでは利下げが進む一方で、日本は利上げに向けた姿勢を強めています。

     

    一般的に金利が上がると株価は下がりやすくなるため、日銀(日本銀行)がどのタイミングで政策を変えるかがとても重要になります。

     

    2025年は「金利を正常な状態に戻す」ことや「国債の買い入れを減らす」ことが意識されています。

     

    投資をする上で、金利に関するニュースや政策の発表をチェックしながら、焦らず慎重に判断していくことが大切と言えます。

     

    今年特有の相場の動きとアノマリーをうまく掛け合わせることで、あなたの投資をより有利に進められるかもしれません。

     

    実践にはさらに具体的なノウハウが必要です。動画では実際のトレード例も交えて解説していますので、デイトレードで安定収入を目指したい方はぜひ確認してみてくださいね。



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    出典:筆者にて撮影(ロジャー堀プロフィール画像)

     

    ロジャー堀(堀 篤)

    株式会社日本マネジコ 代表取締役社長

    野村證券で13年間、IPOコンサルティングやM&A業務を担当し、日本証券アナリスト協会の検定会員資格を取得。その後、インデックス・ホールディングスおよびタカラ(現タカラトミー)の取締役を歴任し、タカラとトミーの合併スキームを実行しました。2007年に日本マネジコを設立して以来、企業再生やIR財務コンサルティングを手がけ、1兆円を超える企業価値の創出に関わってきました。

     

    ■経歴と実務経験

    ・証券会社時代(1985–1998年)

    野村證券にてIPOコンサルティングやM&A業務を担当。1992年に日本証券アナリスト協会検定会員資格を取得。

     

    ・上場企業役員時代(2001–2007年)

    インデックス・ホールディングス取締役、タカラ取締役を歴任。合併スキームや財務戦略を主導。

     

    ・独立・起業後(2007年–現在)

    株式会社日本マネジコ、株式会社東京スコットマネジメントを設立。上場企業向けIR・財務戦略の支援や企業再生を担当。

     

    ■専門分野

    投資・市場分析

    証券アナリストとして培った分析力をもとに、個人投資家から機関投資家まで幅広く対応。暗号資産や宇宙産業といった新分野にも関心を持ち、柔軟に学び続けています。

     

     ・企業財務・IR戦略

     株価戦略、投資家向け情報開示、合併・買収の実務経験を活かし、上場企業の経営課題に対応。

     

    ■主な実績

    ・出版・著書

    『3年で資産1億円の築き方』(2018年、サンライズパブリッシング)

    『預金封鎖であなたの資産が消滅する』(ガイア出版)

    『Yahoo!ファイナンス公式ガイド2000』(共著、ソフトバンクパブリッシング)ほか多数

     

    ・メディア寄稿・執筆

     日経ビジネスへの寄稿。みんかぶ「予想の達人」としても活動。

     

    ・教育・講演

     独自の投資教育手法「Roger’s Method」に基づき、20年以上投資教育を継続。YouTubeチャンネル「日経平均株価予報」(登録者1.5万人超)を毎週更新。

     

    ■活動の特徴

     出版・新聞寄稿・YouTube配信など複数の場で一貫した発信を継続しています。

     株式会社日本マネジコおよび東京スコットマネジメントの代表取締役として、企業経営の現場経験を持ちながら、一般投資家にも分かりやすい情報提供を心がけています。



    ※本記事は、有価証券への投資を勧誘することを目的としておらず、また売買を推奨するものや利益を保証するものでは御座いません。

    投資リスクをしっかりご理解の上、最終的な投資判断はご自身で行うようお願いします。

     

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