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赤ダニ(タカラダニ)の駆除方法と大量発生の理由を解説

出典:photoAC


春先から夏にかけて、赤くて小さな虫を建物の外壁やブロック塀などで見かけませんか。

 

赤くて小さな虫の正体は、赤ダニ(タカラダニ)と呼ばれる生き物です。

 

赤ダニが大量発生して這い回る姿は人々に不快感を与えるため、駆除の方法を探している方は多く見受けられます。

 

赤ダニは、大量発生する原因を把握すれば、適切な方法で駆除が可能です。

 

本記事では、赤ダニ(タカラダニ)の駆除方法と大量発生の理由を解説します。

 

赤ダニを駆除し快適な環境を取り戻すため、ぜひ参考にしてみてください。

 

赤ダニ(タカラダニ)とは

 

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赤ダニについての理解を深めるポイントは、次の3つです。

 

  • 赤ダニ(タカラダニ)の特徴
  • コンクリートなどについた花粉がエサ
  • 人を吸血しない

 

それぞれについて解説します。

 

赤ダニ(タカラダニ)の特徴

 

赤ダニ(タカラダニ)の正式名称は「カベアナタカラダニ」です。見た目が赤いことから、赤ダニと呼ばれています。

 

赤ダニはタカラダニとも呼ばれており、呼び名の由来は諸説あります。

 

代表的な由来は、子どもたちが捕獲したセミに赤くて小さな虫(赤ダニ)が付いていれば付いているほど、お金持ちになると喜んだからです。

 

赤ダニ(タカラダニ)は「ハマベアナタカラダニ」とも同じ種類とされてきましたが、近年の研究では別の種類だったことが判明しました。

 

赤ダニの体長は、0.3mm〜2.7mmで、家ダニと同じくらいの大きさです。赤ダニの体は大量の毛で覆われており、肉眼でも確認できる大きさです。

 

また、赤ダニのオスはこれまで発見されたことがありません。そのため、メスのみの単為生殖だと考えられているのも、赤ダニの特徴です。

 

単為生殖とは、オスが存在せずメスのみで繁殖する生殖方法です。メスダニは単独で卵を産むことができ、卵が孵化して成虫になります。

 

1匹のメスダニから多くの子孫が生まれ急速に増殖する点は、赤ダニが大量発生する要因の一つです。

 

コンクリートなどについた花粉がエサ

 

赤ダニの主なエサは、コンクリートや岩石などについた花粉です。

 

肉眼でコンクリートや岩石についた花粉を確認するのは難しいですが、実は大量の花粉がついています。

 

赤ダニは、花粉を目当てにコンクリートの壁やブロック塀、岩石などに発生します。

 

また、赤ダニは花粉以外にもアブラムシや小さな虫などを食べる雑食性です。植物の葉も食べることがあり、花壇や植木の植物から栄養補給をしていることもあります。

 

庭や屋内で育てている植物の葉に、赤くて小さな虫が付着していれば赤ダニの可能性が高いです。

 

赤ダニが植物の葉を食べることで、葉に小さな穴が点々と開くこともあります。

 

コンクリートがない場所でも、花粉がある場所は赤ダニが寄り付く可能性があるため注意が必要です。

 

人を吸血しない

 

家ダニが人を刺して被害をもたらすことから、赤ダニが人を刺す可能性について心配する方もいるでしょう。

 

基本的に、赤ダニは人を吸血しません。日本では、赤ダニに刺されたといった被害の報告例はないようです。

 

しかし、海外では赤ダニが人を刺し、湿疹やかゆみが出たといった報告例があります。

 

赤ダニが人を刺す可能性は極めて少ないですが、注意が必要だと心得ておきましょう。

 

赤ダニがコンクリート好きな理由

 

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赤ダニの発生場所は、苔や花粉などエサになるものがある場所です。

 

中でも、赤ダニがコンクリート好きな理由としては、次の3つが挙げられます。

 

  • 春先から夏の乾いた場所
  • コンクリートの花粉
  • 外敵のいない場所

 

それぞれについて解説します。

 

春先から夏の乾いた場所

 

赤ダニは、春から夏にかけて、とくに5~7月に発生しやすいです。

 

主に直射日光のあたるコンクリート上に出現し、日が陰ると姿を消します。

 

赤ダニは、温かく乾いたコンクリートを好む傾向があり、暑さに強い生き物です。

 

しかし、コンクリートの表面温度が40度を超えると数が減少します。そのため、真夏の熱すぎるコンクリート上ではあまり姿が見られません。

 

ただし、春先は全国各地で赤ダニが発生するため、とくに注意が必要な時期です。

 

日当たりがよく乾燥したコンクリート上は、赤ダニが最も発生しやすい場所だと心得ておきましょう。

 

コンクリートの花粉

 

赤ダニは、コンクリートが使用されている家の壁、ベランダなど身近な場所で頻繁に発見されることがあります。

 

コンクリートが使用されている場所に赤ダニが発生しやすい理由は、付着している花粉が主なエサとなるためです。

 

また「これまでは見たことがなかったのに、赤ダニが今年に入ると急に大量発生した」と感じることはありませんか。

 

原因は、周囲に新しくコンクリートの建造物ができたことだと考えられます。

 

コンクリートをはじめとする周囲の環境変化に敏感に対応することで、赤ダニの発生を抑えたり適切な駆除ができたりするでしょう。

 

外敵のいない場所

 

赤ダニは外敵からの脅威を避けられる、主にコンクリートのビルの壁の裂け目を好みます。

 

ビルの壁の裂け目には、外敵から身を守り卵を産むのに適したスペースがあるからです。

 

赤ダニの外敵には、クモやアリなどがいます。外敵のいない場所を産卵場所として選ぶことで、安全に繁殖活動をおこなおうとしています。

 

「赤ダニ」と「イエダニ」の違い

 

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赤ダニと家ダニの違いは、主に次の3つです。

 

  • 活動時期
  • 人への影響
  • 家の中にいる「赤ダニ」

 

それぞれについて解説します。

 

活動時期

 

赤ダニと家ダニの活動時期には、明確な違いがあります。

 

赤ダニは春に活動する傾向がありますが、家ダニは梅雨から秋にかけて活動が活発化します。

 

とくに、家ダニは、湿度が高まる5~9月ごろに著しく繁殖するため注意が必要です。

 

また、家ダニは主にねずみに寄生するため、ねずみが存在する限りいつでも活動する可能性が高いです。

 

寒さが苦手なねずみは、冬になると暖かい室内に侵入しようとします。室内に侵入したねずみに家ダニが寄生するため、冬季にも家ダニの繁殖が見られます。

 

赤ダニと家ダニの対策においては、季節ごとの活動パターンを考慮したうえでの対策が重要です。

 

人への影響

 

赤ダニと家ダニには、人への影響における違いがあります。

 

家ダニは主にネズミに寄生しますが、まれに人にも吸血するケースがあります。家ダニに吸血されると、直後から強いかゆみや赤い発疹が現れる可能性が高いです。

 

症状の出方や強さには個人差がありますが、中には症状が数日間から1週間ほど続いたケースが報告されています。

 

一方で、赤ダニの人への影響は日本では被害例が報告されていません。

 

赤ダニが人を吸血する可能性は極めて少ないですが、油断しないように気をつけましょう。

 

万が一赤ダニに吸血され、身体に異常が出たら医師に相談してみてください。とくに症状が出ないこともあるため、過度な心配は不要ですが様子をみておきましょう。

 

家の中にいる「赤ダニ」

 

赤ダニが、室内で発生するケースは極めて少ないです。

 

しかし、窓の隙間や玄関、布団や洗濯物を取り入れたとき、植木を出し入れしたときなどに家の中へ侵入してくる可能性があります。

 

春から夏にかけて赤ダニが活動する時期は、室内にものを入れる際、とくに注意が必要です。

 

窓や玄関に隙間ができていないかを確認しておくとよいでしょう。

 

また、室内にものを取り入れる際には、慎重に点検し赤ダニの侵入を防ぐことが大切です。

 

洗濯物や植木を取り込む際に加えて、帰宅した際に衣類や持ち物に赤ダニが付着していないかどうか確認しましょう。

 

赤ダニは潰さない!

 

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辺りを這い回る赤ダニの姿を見つけると、不快に感じる方は多く見受けられます。

 

赤ダニは小さな生き物のため簡単に潰せますが、極力潰さないようにしましょう。

 

赤ダニを潰さない方がよい理由は次の2つです。

 

  • 赤ダニの体液に注意
  • 赤ダニの色が衣類に付着

 

それぞれについて解説します。

 

赤ダニの体液に注意

 

赤ダニを潰すと、赤い体液が飛び散ります。

 

体液に含まれる物質が皮膚に付着すると、かゆみや湿疹などの症状が出る可能性が高いです。

 

症状を出さないために、赤ダニを潰さないでおきましょう。

 

やむをえず潰してしまい、潰れた赤ダニから体液が飛び散った場合は、速やかに水で洗い流してみてください。

 

赤ダニの色が衣類に付着

 

赤ダニの体液は、簡単に洗い流せる場所であればよいですが、衣類やカーペットなどに付着すると色がなかなか落ちません。

 

油性ボールペン並みに色が落ちにくいため、赤ダニを潰して色を衣類に付着させないことが大切です。

 

やむをえず赤ダニの体液が衣類に付着すると、通常の洗浄剤や漂白剤で完全に取り除くことは難しいです。

 

酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダ、重曹、消毒用オキシドールなどは一般的な汚れを落とす際に効果を発揮します。

 

しかし、赤ダニの体液は落とせないことが報告されています。

 

ワックスはがし剤も同様で、衣類の表面の汚れや付着物には効果的です。

 

しかし、残念ながら赤ダニの体液のような特殊な汚れには対応していません。

 

赤ダニの体液が衣類に付着した際には、クリーニング業者への相談を検討してみてください。

 

赤ダニの体液は時間が経てば経つほど落ちにくくなります。赤ダニの体液が付着した際は、迅速に対応策を検討しましょう。

 

屋外にいる赤ダニの駆除方法

 

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赤ダニは、屋外のコンクリート上に出現しますが、表面がツルツルとしたウレタン防水材などの加工が施された壁面には生息しないことが判明しています。

 

表面がツルツルした場所には、エサとなる苔がなかったり、産卵に適したコンクリートの裂け目がなかったりするためです。

 

また、赤ダニは乾燥した日当たりのよい場所を好み、暑さに強い一方で、水に弱い性質を持ちます。

 

そのため、放水による駆除も効果的です。

 

赤ダニの性質を踏まえた、屋外にいる赤ダニの駆除方法としては、次の3つが挙げられます。

 

  • 殺虫剤を使用
  • 中性洗剤を使用
  • 水で流す

 

それぞれについて解説します。

 

殺虫剤を使用

 

大量の赤ダニが這い回る様子を見かけることは、多くの方がゾッとする経験となるでしょう。

 

赤ダニが出現したら、殺虫剤を使用して速やかに駆除してみてください。

 

殺虫剤を使用すると、速効性を活かした殺虫効果のみならず、スプレーした場所に数日間害虫を寄せ付けない効果もあります。

 

赤ダニが活動的になる春先には、殺虫スプレーを家庭に備えておいてみてください。

 

殺虫剤を吹きかける際は、赤ダニの至近距離でおこなうと、風圧で赤ダニが飛び散る可能性があります。

 

大量発生している赤ダニが飛び散ると、駆除が困難になるため注意が必要です。

 

赤ダニから30cm以上離れた場所から、殺虫剤を吹きかけてみてください。

 

また、殺虫剤を吹きかけて赤ダニが死んだ後、踏み潰さないうちに適切に処理しましょう。

 

赤ダニが潰れて赤い液体が出ると、なかなか落ちないため厄介です。死んだ赤ダニは掃除機で吸い取り、ゴミ袋を密封して廃棄しましょう。

 

中性洗剤を使用

 

殺虫剤を使用したくない方は、中性洗剤を水で薄めてスプレーにする方法がおすすめです。

 

食器用の洗剤と水を1:2の割合で混ぜ、スプレーボトルに入れましょう。

 

赤ダニや赤ダニが発生した場所にスプレーを吹きかけます。

 

中性洗剤が赤ダニの皮膚呼吸を阻害し死滅させる効果があるため、ぜひ試してみてください。

 

スプレーを吹きかけた箇所はカビやシミができないよう、洗剤を雑巾掛けで拭き取りましょう。

 

自宅にある中性洗剤でできる方法のため、他の方法とあわせての実践をおすすめします。

 

水で流す

 

赤ダニは水に弱く小さな生き物のため、水で流すことができます。

 

庭やベランダなどのコンクリートに大量発生した場合は、高圧洗浄機やホースを使用して洗い流しましょう。

 

高圧洗浄機を使用すれば、一気に洗い流すことができるため、大量発生した際はとくにおすすめの方法です。

 

また、水に流す方法を実践すると、赤ダニのみならずエサである花粉も同時に洗い流すことができます。

 

ただし、マンションやアパートに住んでいる場合は、近隣の方にも十分な注意を払うことが必要です。

 

高圧洗浄機が手元にない場合や購入する予定がない場合は、ホースを使用して水をかけ、ブラシで表面をこする方法もおすすめです。

 

屋内にいる赤ダニの駆除方法

 

出典:photoAC

 

屋内にいる赤ダニを駆除する際は、絶対に潰さないでおきましょう。

 

赤ダニを潰すと体液が飛び散り、衣類に付着すると落ちないからです。

 

屋内にいる赤ダニの駆除方法としては、次の2つが挙げられます。

 

  • 粘着テープを使用
  • 掃除機で吸引

 

それぞれについて解説します。

 

粘着テープを使用

 

屋内にいる赤ダニの駆除には、粘着テープが有効です。

 

赤ダニが家に侵入してくる可能性がある場合、窓のサッシや玄関などの侵入経路に粘着テープを貼りましょう。

 

粘着テープを貼ることで、通り抜けた赤ダニをテープで捕え侵入を防ぐことができます。

 

すでに家の中に赤ダニが侵入した可能性がある場合も、粘着テープを使用して駆除できます。

 

粘着テープをダニの通り道や好んで潜む場所に貼り付けてみてください。

 

粘着テープでの駆除は、手軽にできる方法のためぜひ実践してみてください。

 

掃除機で吸引

 

屋内にいる赤ダニの駆除には、掃除機で吸引する方法が有効です。

 

赤ダニが付着しているとはいえ、布団や洗濯物などに殺虫剤をかけることは抵抗があるかもしれません。

 

掃除機を使用して赤ダニを吸い取れば、殺虫剤を使用せずに済むためおすすめです。赤ダニを掃除機で吸い取ると、掃除機の吸引力に耐え切れず赤ダニが死滅します。

 

掃除機で吸引した後のゴミから赤ダニが再び出てくる可能性は低いため、安心してください。

 

ただし、掃除機で吸引する前に殺虫剤やスプレー剤を使用した場合は、時間をおいてから吸引しましょう。

 

引火性のある殺虫剤を使用した場合、掃除機のモーター部分に引火する危険性があるためです。

 

スプレー剤の種類によりとくに注意が必要なため、安全に使用する方法を確認してから赤ダニの駆除をおこないましょう。

 

赤ダニ駆除の時期

 

出典:photoAC

 

赤ダニの駆除に適する時期は次のとおりです。

 

  • 春先から夏
  • 晴れた日

 

それぞれについて解説します。

 

春先から夏

 

春先から夏にかけての暖かい時期は、赤ダニの駆除に適しています。

 

なぜなら、春から夏にかけては、3月ごろに孵化した赤ダニが成虫となり大量発生する時期だからです。

 

赤ダニの卵は白い粒状で、一度に20個ほど産み付けます。

 

卵が一斉に孵化すると、大量の赤ダニが成虫となり庭やベランダに発生します。

 

春先から夏にかけての赤ダニが大量発生する時期に向けて予防をしたり、駆除するための準備をしておいたりしましょう。

 

晴れた日

 

晴れた日は、赤ダニを駆除する最適なタイミングです。

 

なぜなら、赤ダニは日中に活動しており、日が暮れると物陰に隠れがちになるからです。

 

また、曇りや雨の日も物陰に隠れていることが多く、駆除に適した天候ではありません。

 

活発に活動する晴れた日の日中に、赤ダニを駆除しましょう。

 

赤ダニの予防方法

 

出典:photoAC

 

赤ダニを屋内に侵入させてしまい、やむをえず潰して体液が飛び散り衣類やカーペットなどに付着すると落ちません。

 

そのため、そもそも赤ダニを屋内に侵入させないことが大切です。

 

赤ダニの主な予防方法は次の通りです。

 

  • 忌避剤入りの殺虫剤を使用
  • ハッカ油を使用
  • 屋外の壁や屋根に防水剤を使用
  • 苔などを取り除く

 

それぞれについて解説します。

 

忌避剤入りの殺虫剤を使用

 

殺虫剤の主成分である「ピレスロイド系」の成分には、害虫を駆除する速攻性と約1か月続く忌避効果があります。

 

赤ダニの活動期間である春から夏にかけて、月に一度の頻度で散布してみてください。家の中やベランダなどで赤ダニを見かけた際は、散布する頻度を増やしてもかまいません。

 

殺虫剤をスプレーで撒くことに抵抗がある場合は、粉末タイプの殺虫剤も有効です。

 

ピレスロイド系の成分は人間やペットに対してほぼ無害なため、自宅でも安心して使用できます。ただし、直接吸い込んだり皮膚にかけたりしないように注意が必要です。

 

また、殺虫剤の購入時には使用可能な場所や対象となる害虫を確認してみてください。

 

スプレータイプの殺虫剤には、使用可能な場所や対象となる害虫に制限があることがあります。

 

赤ダニの発生しやすい場所や、すでに発生している場所に適した殺虫剤を選びましょう。

 

殺虫剤の使用に関する指示や警告を十分に理解し、安全に使用してみてください。

 

ハッカ油を使用

 

赤ダニを防ぐ方法として、ハッカ油スプレーが有効です。

 

ハッカ油には赤ダニのみならず、他の害虫も寄せ付けない特有の香りがあります。

 

ハッカ油を精製水と混ぜてスプレーにしておくと、赤ダニの駆除以外に消臭剤やアロマオイルとしても使用できます。

 

そのため、春から夏にかけて赤ダニが発生しやすい時期には、自宅に1本置いておくと便利です。

 

赤ダニが発生しやすい場所や、侵入が予想される場所にハッカ油スプレーを使用してみてください。

 

簡単な方法ですが、赤ダニの侵入と繁殖を防ぐ効果的な予防策となります。

 

ただし、ペットがいる家庭での使用には注意が必要です。ハッカ油の香りを嫌う動物がいるため、ペットの様子を考慮しましょう。

 

ペットがハッカ油の香りを嫌う場合は、別の方法を試してみてください。

 

屋外の壁や屋根に防水剤を使用

 

赤ダニを防ぐ方法として、屋根や外壁などに防水剤を塗ることが有効です。

 

防水剤とは、水が浸透しないようにするアイテムで、主にコンクリートに使われることが多く見受けられます。

 

本来は水の浸透を防ぐための防水剤ですが、赤ダニが壁に付着するのを防ぐ効果もあります。

 

実際の実験結果では、防水剤を使用した壁の方が使用していない壁に比べて、赤ダニの数が明らかに少ないことが確認されました。

 

防水剤は、ホームセンターやネットショッピングで手軽に入手できるアイテムです。また、防水剤には耐久性があり、一度施工すれば長期間にわたり効果が持続します。

 

手間をかけずに赤ダニの発生を抑えることができますが、十分な予防のためには定期的なメンテナンスを心掛けましょう。

 

苔などを取り除く

 

赤ダニを防ぐ方法として、ベランダや屋外の日陰や隅などに発生する苔の除去が重要です。

苔は赤ダニのエサとなる以外に、赤ダニが隠れたり、産卵したりする場所にもなり得ます。

 

こまめに苔のチェックをおこない、赤ダニの発生を効果的に防ぎましょう。

 

また、ベランダや屋外に花壇や植木を置いている場合、植物の適切な管理も赤ダニ予防に繋がります。

 

屋内に観葉植物を置いている場合も、花粉が付着していると赤ダニを寄せ付ける可能性があります。

 

植物に十分な水分を与え、葉の裏側もこまめに確認しましょう。

 

定期的な水やりや植物の健康状態を確認すると、赤ダニの被害を最小限に抑えられます。

 

まとめ

 

出典:photoAC

 

本記事では、赤ダニ(タカラダニ)の駆除方法と大量発生の理由を解説しました。

 

赤ダニは、エサとなる花粉や苔、小さな虫などを求めて乾いた温かいコンクリート上に大量発生しやすい生き物です。

 

春先から夏の晴れた日には、赤ダニがとくに活動的になるため、最適な方法で駆除しましょう。

 

赤ダニの駆除は、自宅にあるものを使用してすぐにできる方法もあります。

 

季節や家庭環境にあう方法で、赤ダニを駆除してみてください。

 

※本記事の情報は2024年4月公開時点のものです。
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