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「冬眠鼠」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (114)

出典:筆者作成


巣にこもり冬眠する動物といえば、熊やヘビが有名ですが、齧歯目(ネズミ目)に属するこの動物も冬眠することで知られています。背中に暗褐色の模様があり、体重は20グラム、体の全長は11センチほど。国の天然記念物に指定されており、準絶滅危惧種として挙げられることもある貴重な動物です。


冬眠に入るのは11月の上旬から4月の中旬頃。皮下脂肪をしっかりと蓄え、気温が9度以下と低くなると落ち葉の下や木の樹皮の間などにこもり、冬眠します。この「冬眠鼠」ですが、何と読むでしょうか?

 

 

難読漢字クイズ「冬眠鼠」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、冬眠鼠(やまね)でした。


九州、本州、四国の山や森に生息するやまねは木の上が主な棲息場所で、食べ物はアケビ、ヤマブドウといった果物や小さな昆虫など。夏から秋にかけてたくさん食べ、体重を増やしておき、冬眠に備えます。


冬場にはやまねの食べ物がほとんど手に入らないため、体温や心拍数を下げ冬眠することにより、再び食べ物が手に入る春まで生き延びます。冬眠中のやまねを見かけても、起こしたり、温めたりしないよう注意することが大切です。

 

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