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ウォーターサーバーのお湯の温度は?仕組みや活用法も解説

出典:筆者にて作成


一般的にウォーターサーバーのお湯は80℃~85℃に設定されています。

 

しかしウォーターサーバーの導入を検討している方のなかには「熱々のお湯はでないの?」と疑問を抱く方もいるでしょう。

 

結論から申し上げますと、再加熱機能をもつウォーターサーバーなら90℃~100℃のお湯がでます。

 

今回はウォーターサーバーの温度に着目して、高温のお湯が出る機種を5つ紹介します。

 

飲み物別の適温や熱いお湯を使用する際の注意点も併せて紹介するので、ウォーターサーバーの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

ウォーターサーバーのお湯の温度は?

 

出典:photoAC

 

ウォーターサーバーのお湯の温度は各メーカーによって異なるため、お湯の使用目的に応じた選択がおすすめです。

 

ここではウォーターサーバーのお湯の温度や、省エネ運転中に生じるお湯の温度の変化について解説します。

 

温水の温度は約80~90℃

 

ウォーターサーバーのお湯の温度は各メーカーや機種で異なりますが、多くは80℃~90℃に設定されています。

 

ウォーターサーバーのお湯は飲用に適した温度に設定されているため、火傷の心配がありません。

 

なお再加熱機能のあるウォーターサーバーでは、必要に応じてお湯の沸騰が可能です。

 

たとえばお茶とカップ麺に適した温度は異なるため、ウォーターサーバーを選ぶ際は使用目的に応じてお湯の設定温度を参考の一つにするとよいでしょう。

 

省エネモード中はぬるくなる

 

ウォーターサーバーには省エネモードが搭載された機種があります。

 

省エネモードとは使用しない際にお湯の保温電力を抑えて、消費電力を節約する機能です。

 

ウォーターサーバーを使用しない夜間や、旅行で数日使用しない場合は、省エネモードに切り替えておくと電力を30%~70%抑えられます。

 

## ウォーターサーバーからお湯が出る仕組み

ウォーターサーバーからお湯が出る仕組みには、2つの方式があります。

 

  • 金属棒式
  • ヒーターバンド式

 

2通りの保温方式について、解説します。

 

金属棒式

 

ウォーターサーバーの多くは、金属棒式でお湯を温めています。

 

金属棒式には温水タンクの中に金属の棒が設置されており、電気で金属の棒を加熱してタンク内の水を常に適温に保ちます。

 

家庭用電気ポットに採用されているのも金属棒式です。

 

ヒーターバンド式

 

もう一つの方法は、ヒーターバンド式です。

 

ヒーターバンド式は金属棒式と異なり、バンドヒーターを温水タンクに巻くことで外側から水を温めます。

 

節電効果が高いのはヒーターバンド式ですが、金属棒式のウォーターサーバーの方が多く普及しています。

 

## ウォーターサーバーの用途別のお湯の適正温度

お湯の温度は使用目的に応じて適正温度が異なります。

 

ウォーターサーバーのお湯は一般的に80℃~90℃に設定されていますが、使用用途を考えると設定温度よりも高温、または低温のお湯が必要な場合もあるでしょう。

 

お茶やカップ麺など、お湯をよく使用する場面ごとにそれぞれの適正温度を紹介します。

 

コーヒー・お茶

 

コーヒーの適温は90℃~95℃ですが、お茶の適温はお茶の種類によって異なります。

 

緑茶 70℃~80℃
緑茶(玉露) 50℃前後(低温で旨みを引き出す)
ほうじ茶 95℃~100℃
玄米茶 95℃~100℃
紅茶 100℃
ハーブティー 95℃~100℃

 

香りや風味を楽しむ紅茶やほうじ茶などは高温、渋みを抑えて旨みを楽しむ緑茶は少し温度が低いお湯がおすすめです。

 

白湯

 

白湯の温度に定義はありませんが、50度程度が適温といわれています。

 

白湯とは水を一度沸騰させて不純物を取り除いたものです。

 

ウォーターサーバーの多くは沸騰機能がついていませんが、不純物が含まれていないため冷ませば白湯として飲用できます。

 

赤ちゃん用ミルク

 

赤ちゃん用ミルクは70℃以上のお湯で溶かします。

 

赤ちゃんに飲ませる際には、ミルクを体温を目安に冷ましてから与えましょう。

 

ウォーターサーバーを使用する際はお湯でミルクを溶かし、冷水を足せば簡単に適温のミルクが作れます。

 

カップ麺

 

カップ麺には沸騰したてのお湯(100℃)が必要です。

 

カップ麺を作るためにはウォーターサーバーのお湯はぬるく、カップ麺の味がおちてしまいます。

 

カップ麺の場合は、ウォーターサーバーのお湯を一度鍋に移し替えて沸騰させてから使用しましょう。

 

ウォーターサーバーのお湯がぬるく感じる原因

 

出典:photoAC

 

ウォーターサーバーのお湯は80℃~90℃に設定されていますが、それよりもお湯がぬるく感じるケースがあります。

 

お湯がぬるくなる原因は次のとおりです。

 

  • 加熱時間が少ない
  • ボトル内の水が足りない
  • 本体背面が汚れている
  • サーバー本体が故障している

 

ウォーターサーバーのお湯がぬるくなる原因を、一つ一つ具体的に解説します。

 

加熱時間が少ない

 

ウォーターサーバーのお湯がぬるい原因として、まず考えられるのは加熱時間です。

 

加熱時間が少ないと、十分お湯が温められていない可能性があります。

 

ウォーターサーバーのウォーターボトルを交換すると、水の過熱に1時間程度必要です。

 

すでにサーバータンクに水が入っていれば交換してもすぐに熱いお湯が出ますが、お湯がぬるい場合は1時間程度待ってから試すとよいでしょう。

 

ボトル内の水が足りない

 

ウォーターサーバーのお湯がぬるい2番目の原因は、水の不足です。

 

ウォーターサーバーには空焚きを防止するために、常に一定の水が貯まっています。

 

しかし十分な水がタンクに入っていないと、ウォーターサーバーは空焚きを防止するために加熱をストップします。

 

新しいウォーターサーバーや水抜きしたあとは、水が足りずに空焚き防止システムが稼働してお湯がぬるくなる場合があるため注意しましょう。

 

本体背面が汚れている

 

ウォーターサーバーのお湯がぬるい3番目の原因は、サーバー本体背面の汚れです。

 

ウォーターサーバーは稼働中に熱がこもるため、本体背面に設置された熱放射板から熱を逃がします。

 

しかし熱放射版が汚れるとウォーターサーバーの機能が低下するため、水を十分に温められなくなります。

 

ウォーターサーバー本体は定期的なお手入れを欠かさないことが大切です。

 

日頃のお手入れに加えて定期的にウォーターサーバーのメンテナンスを依頼するとよいでしょう。

 

サーバー本体が故障している

 

ウォーターサーバーのお湯がぬるい4番目の原因は、サーバー本体の故障です。

 

ウォーターサーバーの故障は自身で修理せず、カスタマーセンターに問い合わせて修理してもらいましょう。

 

ウォーターサーバー自体に原因がある場合は無償で修理または交換が可能です。

 

しかし自身の過失による故障には修理が有料になるため、設置や利用は必ず使用上の注意をよく守っておこないましょう。

 

高温のお湯が使用できるウォーターサーバー5選

 

出典:photoAC

 

各メーカーが取り扱うウォーターサーバーのなかから、高温がでる機種を紹介します。

 

紅茶やカップ麺でウォーターサーバーのお湯を使用したい方は、紹介する機種のなかから検討するとよいでしょう。

 

プレミアムウォーター

 

機種 cado×PREMIUM WATERウォーターサーバー
水の料金 1回2箱3,974円(24L)
サーバーレンタル料金 無料~1,100円
配送料 無料(12Lは一部地域のみ有料)
水の温度 冷水8℃ 温水83℃ 再加熱温度90℃
種類 床置型
サイズ 高さ1,160mm × 幅300mm × 奥行386mm
カラー ホワイト、ブラック
電気代 1か月670円~840円
定期メンテナンス 不要
水の種類 天然水
搭載機能

弱冷水モード:約15℃

再加熱機能:約90℃

エコモード

加熱クリーンシステム

チャイルドロックスイッチ

温度過昇保護装置

※料金はすべて税込表示です。

 

プレミアムウォーターのなかで高温が出る機種は、cado×PREMIUM WATERウォーターサーバーです。

 

再加熱モードでは熱々の飲み物を作ることができ、健康を気遣う方には冷たすぎない弱冷水モードもついています。

 

またプレミアムウォーターのウォーターサーバーはデザイン性が高く、スリム設計でスペースを取らない点が特徴です。

 

参照元:プレミアムウォーター公式サイト

 

コスモウォーター

 

機種 ECOTTO
水の料金 1回2箱4,104円(24L)
サーバーレンタル料金 無料
配送料 無料
水の温度 冷水6℃~10℃ 温水100℃
種類 床置型
サイズ 高さ129cm × 幅31cm × 奥行34.8cm
カラー ホワイト、ブラック
電気代 1か月約125円
定期メンテナンス 不要
水の種類 天然水
搭載機能

クリーンエア

電気ケトル

エコ性能

ワンウェイボトル

チャイルドロック

※料金はすべて税込表示です。

 

コスモウォーターのウォーターサーバーは4種類ありますが、100℃の高温が出る機種は「ECOTTO」です。

 

ECOTTOの湯温は100℃に設定されており、カップラーメンも問題なく作れます。

 

高温のお湯が出るECOTTOはコスモウォーターのラインナップのなかで最も節電できる機種であるため、電気ポットを置くよりもコストパフォーマンスに優れています。

 

参照元:コスモウォーター公式サイト

 

アクアクララ

 

機種 アクアウィズ
水の料金 1回2箱3,024円(24L)
サーバーレンタル料金 無料
配送料 無料
水の温度 冷水5℃~11℃ 温水85℃~95℃
種類 床置型
サイズ

高さ1,344mm × 幅320mm × 奥行320mm(ネスカフェゴールドブレンドバリスタ50)

高さ1,335mm × 幅320mm × 奥行320mm(ネスカフェドルチェグストジェニオアイ)

カラー ブラック
電気代 明記なし
定期メンテナンス
水の種類 RO水
搭載機能

チャイルドロック

ECOモード

HOT BOOSTER(加熱)

UV除菌ランプ

SIAA/SEK抗菌マーク認証(冷水タンク用樹脂部材、エアフィルター)

ボトル下置き

PSEマーク適合

※料金はすべて税込表示です。

 

アクアクララの高温がでるモデルは、コーヒーマシンが付属されたアクアウィズです。

 

通常の冷水温水に加え、本格的なコーヒーを淹れることもできるため、1台3役で非常に助かります。

 

またコーヒーメーカーはネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ50もしくはネスカフェ ドルチェグスト ジェニオ アイのどちらか好みの方を選べます。

 

参照元:アクアクララ公式サイト

 

フレシャス

 

機種 スラット
水の料金 1回4個パック4,560円(28.8L)
サーバーレンタル料金 条件付き無料(前月2箱以下で990円)
配送料 無料
水の温度 冷水4℃~10℃ 温水80℃~85℃ リヒートモード90℃
種類 床置型
サイズ 高さ1,110mm × 幅290mm × 奥行350mm
カラー マットホワイト、マットブラック
電気代 1か月約380円
定期メンテナンス 不要
水の種類 天然水
搭載機能

リヒート機能

常温水

省エネ機能

スリーブモード

チャイルドロック

ボトル下置き

デュアルタンク

※料金はすべて税込表示です。

 

フレシャスのスラットはリヒートモードが搭載されており、90℃のお湯が出るためカップ麺や紅茶に問題なく使用できます。

 

またスラットにはカフェ機能の付いたスラット+カフェがあり、本格的なコーヒーも淹れることも可能です。

 

なお天然水には3種類のラインナップがあり、好みの天然水を選べる点がフレシャスの特徴です。

 

参照元:フレシャス公式サイト

 

クリクラ

 

機種 クリクラFit
水の料金 1回1箱2本3,254円(18.6L)
サーバーレンタル料金 無料
配送料 無料
水の温度 冷水4℃~10℃ 温水:85℃~93℃
種類 床置型
サイズ 高さ987mm × 幅245mm × 奥行383mm
カラー クールホワイト、ブルーブラック
電気代 1か月約753円
定期メンテナンス
水の種類 RO水
搭載機能

再加熱機能

残量確認窓

チャイルドロック

LEDライト

4way水受けトレイ

※料金はすべて税込表示です。

 

クリクラFitには再加熱機能のある機種とない機種があります。

 

高温のお湯がでるウォーターサーバーを希望する方は、再加熱機能のある機種を選びましょう。

 

なおクリクラでは年に1回必ずプロによるメンテナンスが入ります。

 

メンテナンス料金は月々の料金に含まれており、メンテナンスでは分解消毒のうえ冷水と温水のコックを新品に交換してもらえるため非常に衛生的です。

 

参照元:クリクラ公式サイト

 

ウォーターサーバーのお湯を使用する際の注意点

 

出典:photoAC

 

ウォーターサーバーでお湯を使用する際は、次の2つの点に注意しましょう。

 

  • チャイルドロックを使用する
  • 電源を切らない

 

ウォーターサーバーの注意点について、詳細を解説します。

 

チャイルドロックを使用する

 

小さな子どもがいる家庭では、チャイルドロックがついているウォーターサーバーを選びましょう。

 

ウォーターサーバーは子どもでも簡単に水が飲める便利な家電ですが、冷水のほか熱いお湯も出るため注意が必要です。

 

とくに小さな子どもは目線が低いため、熱いお湯が顔にかかる危険性があります。

 

親の目が届かないところで子どもが一人でウォーターサーバーを使用しないように、チャイルドロックを活用して事故やケガを防ぎましょう。

 

電源を切らない

 

ウォーターサーバーの電源は常にオンにしておきましょう。

 

外泊の際やあまり使用しない時期は、節電のためにウォーターサーバーの電源をオフにしたくなるかもしれません。

 

しかしウォーターサーバーの電源を切ると雑菌が繁殖する原因になります。

 

長期間留守にする間でも基本的には電源をオンにしたままにしましょう。

 

なお2か月以上留守にする場合は、ウォーターサーバー本体の水抜きをおこなってから電源を入れます。

 

久しぶりに使用する際は、ウォーターサーバー本体をお手入れしてからボトルを取り付けてください。

 

ウォーターサーバーのお湯に関するよくある質問

 

出典:photoAC

 

ウォーターサーバーのお湯に関する「よくある質問」は次のとおりです。

 

  • 電気代はどのくらい?
  • リヒート機能とは?

 

ウォーターサーバーの導入を考えている方は、よくある質問の回答を参考に自身に合うメーカーや機種を選びましょう。

 

電気代はどのくらい?

 

ウォーターサーバーの電気代は機種によって異なりますが、1か月に500円前後が平均です。

 

省エネモードのついた機種では節電効果が高いため、1か月500円以下で抑えられるものもあります。

 

リヒート機能とは?

 

リヒート機能とはお湯を再加熱する機能のことです。

 

通常ウォーターサーバーのお湯の温度は85℃前後ですが、85℃前後のお湯は紅茶やカップ麺に適しません。

 

リヒート機能のある機種では再加熱で90℃~100℃の高温が出るため、カップ麺もおいしく作れます。

 

紅茶やカップ麺を作りたい方は、リヒート機能つきのウォーターサーバーを選ぶとよいでしょう。

 

まとめ

 

出典:photoAC

 

ウォーターサーバーのお湯の温度は85℃前後が一般的です。

 

しかしお湯の使用目的により、お湯の温度が85℃前後ではぬるい場合があります。

 

とくにカップ麺をよく食べる方は、再加熱機能のあるウォーターサーバーを選ぶとよいでしょう。

 

※本記事の情報は2023年7月時点のものです。

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