「マスタード」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(39)
日本人の場合は、おでんに「練りからし」をつけるでしょう。では、チキンナゲットやフランクフルトなどのジャンクフードには何をつけるでしょうか。からしではなく「マスタード」ですよね。
和の食べ物には和からし、洋の食べ物にはマスタードが定番です。マスタードといっても、辛味があるもの、甘みがあるもの、粒粒したものもあり、世界中で様々に使われているハーブです。
もくじ
マスタードの特徴
日本では「からし」とも呼び、辛子蓮根やおでんに使うこともあるのが「和からし」です。しかし、マスタードは和からしと区別しています。基本的にはアブラナ科の植物の種である「マスタードシード」から作られるのが最大の特徴です。
粒マスタードはシロガラシ、カラシナ、クロガラシの種をお酢に漬けこみ発酵させています。それを粗挽きにし、粒粒が残った状態のマスタードになっています。
マスタードシードは潰すことで辛味が出るので、粒マスタードは刺激的な辛さというのはありません。酸味とプチプチとしたマスタードシードの食感が楽しめます。
マスタードの効果・効能
マスタードの効果・効能①<優れた殺菌・防虫効果>
マスタードシードを潰したりするとアリルイソチオシアネートが発生します。これには優れた殺菌力があります。食べ物の腐敗を防ぐため、食中毒なども予防し、防虫効果もあります。
マスタードの効果・効能②<食欲増進>
肉や魚に付けて食べることにより、食欲を促し胃もたれもさせないなど、消化を助けてくれる働きもあります。
マスタードを使った参考レシピ
出典:photoAC(ラムチョップのグリル)
マスタードを使ったレシピ①<ラムチョップのグリル>
ラムチョップだけでなく、チキンやポークのグリルにもおすすめのレシピです。ソースとしてつけながら食べたり、片面に塗ってからグリルしてもOKです。ハニーマスタードソースなら、はちみつの優しい甘みとマスタードの香りで食欲増進できます。
ラムチョップは、臭みを取るために白ワインを振りかけ、塩コショウで下味をつけておきます。ハニーマスタードソースは、粒マスタード、マヨネーズ、醤油、はちみつを合わせておきます。ソースを塗ったラムチョップをオーブンへ入れて火を通しましょう。先に塗ってからオーブン調理する場合、途中で焦げないようにアルミホイルをのせてからじっくり火を通しましょう。塗らずにオーブン調理した場合には、ソースとしてお皿に盛り付けます。