「セージ」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(37)
出典:photoAC(脂気のある料理に相性抜群のハーブ「セージ」)
「セージ」というハーブ。よく名前は聞くものの、どのような料理に使われているのか想像がつかない方も多いのではないでしょうか。
セージはハッカのようなスッとした強い香りとほろ苦さを持つハーブで、脂気の多い料理と相性は抜群。肉や魚料理に使われるほか、オイルやバターに入れて楽しむ人もいます。
実は薬用植物として育てられていた過去を持ち、美容や健康維持にも取り入れほしいおすすめハーブです。
もくじ
セージの特徴
セージは、地中海原産のシソ科の植物で、ハッカのようなスッとする強い香りとほろ苦さを料理にプラスできるハーブです。カルパッチョやアヒージョ、ハンバーグ、ソーセージなどのさまざまな料理に使われるほか、バターやオイルと混ぜて常備されることもあります。
脂気のある料理や食材を引き締め、サッパリ感をもたらしてくれます。かつて薬用植物として育てられていたセージは「長生きできるハーブ」としても有名で、その抗菌、抗酸化作用はお墨付き。美容や健康維持におすすめなハーブとして注目されています。
セージの効果・効能
セージの効果・効能①<風邪や感染症予防>
セージは優れた抗菌作用が期待できると言われています。セージを使ったハーブティーで喉を潤したりハーブウォーターでうがいをしたりすることで、風邪や感染症の予防、さらには口内炎や喉の痛みなどにも効果的に作用すると言われています。
セージの効果・効能②<水虫ケア>
セージの抗菌作用は、水虫のケアにも良いとされています。
セージの効果・効能③<更年期の症状の緩和>
セージには優れた抗酸化作用があり、更年期に生じやすい症状の緩和や老化防止に役立つと言われています。
セージの効果・効能④<制汗効果>
セージのエキスには汗を抑える効果が期待できると言われており、制汗剤にも採用されています。日中の汗や就寝時の寝汗が気になっている人におすすめです。
セージを使った参考レシピ
出典:photoAC(美容にも健康にも効果が期待できるセージティー)
セージを使ったレシピ①<ポークのセージバターソースかけ>
焼くだけで簡単にできるポークソテー。そこにセージバターソースをかけると、ワンランク上の大人な仕上がりに。バターのコクと、セージのパンチのある香りとほろ苦さが、いつもとは違うフレーバーを楽しませてくれます。季節の野菜も一緒にソテーして楽しむのがおすすめです。
セージを使ったレシピ②<セージティー>
ポットにセージを入れて沸騰したお湯を注ぎ、3分待つだけで完成です。ハチミツやレモンをいれると、とても飲みやすくなります。お好みでミントやローズマリーを加えるのもおすすめです。
セージを使ったレシピ③<セージ入りこくとろポトフ>
チキンスープにソーセージやベーコンと、脂気の多くなりがちなポトフにセージを入れると、さっぱりとした仕上がりに。ゴロッとしたお肉でも食べやすくなるほか、本場フランスの味も楽しめます。