「パクチー」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(16)
出典:photoAC(青っぽい味の香りがするハーブ「パクチー」)
アジア料理には必ずと言っていいほど入っているハーブ「パクチー」。苦手な人が多い反面、パクチーの香りにハマってしまう人も多く、今では日本でも大人気のハーブとなりました。
世界的に有名なトムヤムクンスープに欠かせないパクチーは、サラダなどのメインの食材になったり、細かくたたいてスープの隠し味になったりと幅広く使われています。
もくじ
パクチーの特徴
東南アジア料理やメキシコ料理に良く使われているパクチーですが、実は地中海沿岸原産の香味野菜です。英語名は「コリアンダー」。独特の青っぽい香りが特徴で、好き嫌いが分かれます。このパクチーは、葉・茎・根のすべてが使えて、捨てる所がない野菜です。またパクチーの種はカレーなどのスパイスにも使われます。
嫌いな人も多いパクチーですが、実はビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、鉄分などの成分が含まれていて栄養満点です。
パクチーの効果・効能
パクチーの効果・効能①<抗酸化作用>
パクチーには、体の老化やお肌のトラブル対策に効果のある抗酸化作用の高いβカロテンが豊富に含まれていて、50g食べれば1日に必要な摂取量となります。またビタミンCも含まれているので美容に有効なハーブと言えます。
パクチーの効果・効能②<骨の強化>
パクチーは、野菜には珍しいカルシウムを含んだ野菜で、骨を丈夫にし、骨粗しょう症の予防になるので高齢者の方にもおすすめです。
パクチーを用いた参考レシピ
出典:photoAC(パンとの相性もバッチリ「バインミー」)
<パクチーパン>
日本でも人気があるベトナムのサンドイッチ「バインミー」にはパクチーの独特な香りが欠かせません。作り方は非常に簡単で、サンドイッチ用のパンでもフランスパンでも好みのパンに、好きな具を挟んで新鮮なパクチーを入れるだけ。
素朴なパンの味とパクチーの香りのハーモニーがとても美味しいです。
またパン作りをされる方は、シンプルなパン生地に新鮮なパクチーや乾燥させたパクチーを混ぜ込んで焼くだけで美味しいパクチーパンが出来ます。パクチーはパンとの相性がとても良いです。
<パクチーサラダ>
新鮮なパクチーを適当な長さに切って、好みのドレッシングをかけるだけで立派なサラダになります。またパクチーはトマトとの相性が良いので、適当な大きさに切ったトマトと一緒に食べるととても美味しいですよ。