土用の期間は年4回。愛犬と一緒に季節の変わり目を楽しもう|手づくり犬ごはん(6)
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皆さん「土用」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
有名なのは土用の丑の日ですね。
うなぎを食べてスタミナをつけ、暑い夏を乗り切るなんてよく言われています。
ですから土用といえば丑の日だけと思っている方も少なくないのですが、実は土用は年に4回あります。
それぞれ季節ごとの、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間が土用とされています。
それぞれ季節の変わり目ですね。
土用は、中国の陰陽五行と言う哲学に由来
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全ての万物は、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの元素から成り立っているという思想で、それぞれ「木」は春、「火」は夏、「金」は秋、「水」は冬に割り当てられ、「土」は季節の変わり目に割り当てられています。
季節の変わり目は土の気が旺(さか)んになるとされ、元々は「土旺用事」(どおうようじ)と呼ばれていたものが短縮され、土用になったと言われています。
この土用の期間は土の気が旺んになることから、土を動かすことはタブーとされているため、家を建てたり畑を耕すなどは禁止とする風習がありました。
この土用ですが、それぞれの季節ごとにも特徴があります。
年4回の土用とおすすめ食材
2022年は、春の土用は4月17日から5月4日
この期間中の戌(いぬ)の日に「い」のつくものや白いものを食べると良いとされています。
いか、いわし、いちご、豆腐などが当てはまります。
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夏の土用は7月20日から8月6日
みなさんご存知丑の日に「う」のつくものや、黒いものを食べると良いと言われています。
うなぎがもちろん有名ですが、牛も「う」のつく食べ物なので良いですよ。
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秋の土用は10月20日から11月6日
辰の日に「た」のつくものや青いものが良いとされています。
タコやサンマ、サバなどが良いでしょう。
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冬の土用は1月17日から2月3日
未の日に「ひ」のつくものや赤いものが良いとされています。
ヒラメやトマトが良いとされています。
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このように年4回の土用は季節の変わり目ということで体調を崩しやすく、特に脾胃(消化器)の調子が悪くなりがちです。
ご紹介した土用の食材は、人間はもちろん、愛犬にも安心して与えられるものです。それぞれの季節の土用に良いとされる食べ物を一緒に食べ、お互いの健康長寿を目指しましょう。