「鶺鴒」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (2)
出典:筆者作成
季節は仲秋。二十四節気「白露」七十二候の次候「鶺鴒鳴」から出題です。
今年の「白露」は9月7日から。大気が冷えて草木に露が宿り、秋の気配が濃くなってくる季節の節目を示します。その白露の七十二候の次候は9月12日から。「鶺鴒鳴」とは、鶺鴒が鳴きはじめる頃としています。
さて、その鶺鴒という鳥の名前は何と読むのでしょうか。
※二十四節気とは、1年を太陽の動きに合わせて24(約15日ごと)に分けて、それぞれに季節を表す名称を与えたもの。七十二候とは、二十四節気をさらに3つ(約5日間)に分け、初候・次候・末候とし、気象の動きや動植物の変化を知らせています。
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「鶺鴒」は何と読む?難読漢字クイズの答えはこちら。読めましたか?
鶺鴒(せきれい)と読みます。
鶺鴒は、水辺の近くに住み、はるか昔から日本人に馴染みある鳥です。日本書紀にも登場し、国産みの伝承のひとつにもなっています。長い尾を上下に振る習性があり、イシタタキという名前で呼ばれることも。日本には、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイが多く住んでいるそうです。
出典:photoAC
写真は、ハクセキレイです。
白露の末候は、玄鳥去(つばめさる)。ツバメが南に渡っていく時期に移ります。そして、季節は秋分が近づいてきます。