お買物探偵団

延べ竿で楽しむウキ釣り/孫と釣りに出かけよう(3)

出典:筆者にて撮影(ソーセージのエサで釣れたカワムツ)

 

水に浮いているウキがスーッと水中に引き込まれたときのあの瞬間。

グッと竿を持ち上げ、魚が針に掛かったときのあの感触。

 

一度は経験したことがある人は多いのではないでしょうか。

 

シンプルなのに奥が深いウキ釣りは、生き物の大切さと自然が相手であることを学ばせてくれる学校では教えてくれない絶好の教材。

 

晩秋は清流の魚たちが大きくなる時期。この機会にぜひお孫さんと一緒に近所の川に出かけて釣りをしてみませんか?そして、孫と一緒に魚が釣れる喜びと感動を味わい、思い出を作ってみませんか。

 

今回は初心者や子どもでも簡単にチャレンジできる、延べ竿を使ったウキ釣りについてご紹介いたします。

 

ウキ釣りで使う道具について

 

今回使用する道具はこちらの3点。

 

・延べ竿

・仕掛け(糸・ウキ・針)

・エサ

 

この3つだけです。

 

出典:筆者にて撮影(普段は5mの竿も仕舞えばこんなにコンパクトな棒に)

 

延べ竿とはリールを使わない竿のこと。中にある節を伸ばして使います。川幅が狭いところや水深が浅いところで大活躍してくれます。長さは2~6mくらいのものが主に使われますが、お子さん用には2~3mくらいのもの、大人用としては4.5mくらいがオススメです。自然の川ではレンタルができないため、釣り具屋で事前に調達してください。1,000円くらいのものでも問題ありません。

 

仕掛け(糸・ウキ・針)は市販のものを使用します。釣具屋に行けば、川釣り仕掛けという名前で売られていますので、それを手に入れてください。針のサイズが3~3.5号のものを選べば大丈夫。糸とウキと針がそのまま使えるようになっており、面倒な準備が必要ないため安心です。

 

出典:筆者にて撮影(仕掛けは糸とウキと針が結ばれており、すぐに使えます

 

エサは魚肉ソーセージやイクラを使用します。臭いが強く、魚の反応がすこぶる良いのでこちらがオススメです。

 

出典:筆者にて撮影(ソーセージは5mmほどの大きさに切り分けて使います)

 

ターゲットは

 

延べ竿を使ったウキ釣りは、川は中流域から下流域、海では河口域や堤防などで楽しむことができますが、今回は川の中流域に棲む魚たちを狙います。

 

下流域や河口域に比べて川幅が狭いため、小さなお子さんでも気軽に楽しむことができますよ。

 

出典:photoAC

 

ターゲットは、オイカワ、ウグイ、カワムツといった清流を好む魚たち。見た目が鮮やかなため、観賞魚としても人気があります。

 

大きさも最大15cmくらいなので、魚の小気味良い引きを味わうにはちょうど良いサイズと言えます。

 

仕掛けを竿に結ぶ

 

最初に仕掛け(糸)の長さを調整します。一般的には、竿の長さマイナス30~50cmくらいが投げやすいと思います。竿の先に仕掛け(糸)を結べばよいだけなのですが、せっかくの機会なので、釣り用の糸の結び方について、ご説明します。参考にしてください。

 

①まず、竿先にある紐の部分(リリアン)をひと結びし、こぶを作っておきます。

市販の仕掛けには、先端に結び目がふたつでできた輪がありますので、大きな輪にメインの糸をくぐらせ、くぐらせてできた輪にリリアンのコブを引っ掛けます。

 

出典:DAIWA公式サイト

 

②リリアンが抜けないようしっかりと固定しておき、仕掛けの糸をゆっくりと引っ張り込んで締めてゆきます。

 

出典:DAIWA公式サイト

 

③リリアンの先にあるコブの手前で締め込めばセッティング完了です。

 

※仕掛けを外すときは、小さな輪を引っ張れば簡単に外れます。

 

出典:DAIWA公式サイト

 

④ここまで準備ができたら、ウキより下の長さを調整します。ウキはゴム管と呼ばれる管に差し込まれている状態となっており、このゴム管を上下に動かすことにより狙う深さを調整します。ゴム管を上に動かせば、ウキより下が長くなるため、深いポイントを探れます。一方、ウキを下にすればするほど浅いポイントを狙うことができます。目の前の川の深さを見て、適宜上下に動かしてください。

 

出典:photoAC

 

⑤針にエサをつけたら、準備は完了です。

 

出典:筆者にて撮影(虫エサが苦手なお子さんもソーセージなら大丈夫)

 

キャスティング

 

出典:筆者にて撮影(流れが緩やかな中流域は川遊びも楽しめます)

 

竿と仕掛けの準備ができたら、川に向かって投げます。

 

投げ方は右投げの場合、左手で針を掛けたエサの上の糸を軽く持ち、右手の竿を斜めに立てた状態で軽く引っ張ります。すると竿が軽くしなりますので、このタイミングで左手の糸を手放せば前方にエサが飛んでゆきます。

 

何度か投げてゆくうちに力加減もわかってくるはずですので、力を抜いて軽く振り抜いてください。

 

※詳しくコツを知りたい場合は、「延べ竿 投げ方」などでネット検索をしてみてください。たくさんの記事が参照できます。

 

魚の狙い方

 

出典:筆者にて撮影(この後、一気にウキが水中に吸い込まれて大興奮)

 

今回は川の中流域で釣りを楽しみます。

 

上流のように流れが強いところではウキがすぐに流れてしまうため、釣りになりません。そのため、なるべく緩やかな流れの場所を探します。

 

ポイントとしては、流れが反転しているようなところや上流側から見て大きな石がある場所の下流側が狙い目。こうした場所はエサが流れ着くことが多いため、魚が待機している確率が高いです。

 

狙ったポイントの1~2m上流側に仕掛けを落とし込み、川の流れに沿ってウキを流します。魚がエサに食らいつくと、ウキが一気に沈み込みますので、このとき竿を素早く軽く20cmほど上に立ててください。すると、魚の唇に針が刺さりますので、落ち着いて手前まで引き寄せれば待望の一匹を手にすることができるはずです。

 

まとめ

 

外出もままならない毎日が続きますが、たまには自然の中で楽しい時間を過ごしましょう。

初めて釣った魚の感動はいつまでも続きます。ぜひお孫さんと一緒に、素敵な思い出を作ってくださいね。

 

 

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