「満天星」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (33)
出典:筆者作成
春の道を歩いていると、小さな花を鈴なりに咲かせる花木を見たことがあるかと思います。
とてもかわいい花なのですが、真っ白な花が株全体を覆う姿から星空を連想し、「満天星」と呼ばれます。
この満天星に用いられている漢字そのものは難しくありませんが、どのように読むのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?「まんてんせい」ではなく、違う読みかたをするのです。
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難読漢字クイズ「満天星」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、満天星(どうだんつつじ)でした。
「どうだん」は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台の脚部と似ていて、その「とうだい」から転じたものです。
ではなぜ、どうだんつつじが「満天星」とも表記されるのかというと中国の故事によるものだそうです。昔、太上老君が仙宮で霊薬を練るうち、誤ってこぼした玉盤の霊水がこの木に散って壺状になり、満点に星が輝くように美しかったという伝説によります。