出典：筆者作成
冬が終わり、桜の咲く季節を迎え、4月は新生活を待ち遠しく待っていた方々の季節が始まります。
春が満ちてくる実感を感じながらも、ときには春風が薄ら寒く感じられることもありますね。「料峭」とは、そのような様を表す言葉で、「料峭たる春風」のように用いられ、また「料峭の候」というように春の季語にもなっている言葉です。
さて、料峭とは何と読むでしょうか。
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正解は、料峭（りょうしょう）でした。
冬から春に移る季節は、春が進んだと思ったらまた冬に戻ったりを繰り返しながら、それでも少しずつ暖かくなっていきますね。その狭間の春風が肌寒く感じられるさまを、料峭たる春風のように表現する美しい日本語のひとつです。
日本語にはいくつもの美しい言葉があります。会話言葉では使えなくても、大切な方への手紙や日々の出来事を綴る日記などに使うようにすると、文章に奥行きが生まれますね。
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