「ケシの実」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(47)
ポピーとして花を楽しむイメージもあるケシですが、その種(ポピーシード)は食用としても食されています。
ゴマよりもさらに小さく、色は黒いものと白いものがあり、ナッツ類の一種です。日本では、七味唐辛子にブレンドされていたり、あんパンの上にゴマと類似するケシの実がふりかけられています。
そのケシの実は、健康や美容効果もあるので、積極的に摂り入れたい食材です。
もくじ
ケシの実の特徴
ケシの実の歴史は古く、紀元前5000年頃のスイスの遺跡からケシの種子が発見されています。
日本で販売されているケシの実は、発芽しない加熱処理を施していて、健康にも害はありません。
味わいは、ゴマをイメージするかもしれませんが、くるみに似ています。焼くと香ばしいナッツの香りがします。
ケシの実の効果・効能
ケシの実の効果・効能①<コレステロール値を減らす>
ケシの実にはオレイン酸が含まれています。この成分は、血中の善玉コレステロールを増やしてくれて、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。さらにオレイン酸は、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を予防する効果も期待できます。
ケシの実の効果・効能②<腸内環境改善>
ケシの実は食物繊維も豊富です。整腸作用や便秘改善にも期待できそうです。
ケシの実を使った参考レシピ
出典:photoAC(ケシの実がトッピングされたあんパン)
ケシの実を使ったレシピ①<ケシの実入りあんパン>
ボールに、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、卵、牛乳を入れて10分くらいこねます。次に、無塩バターを入れてこねます。生地の伸びがよく、つやが出てきたら1時間発酵します。
粉をふった台で1個分に分けて丸めて、約15分のベンチタイムをとります。生地を手のひらで軽くつぶして、餡をつめて丸めます。薄くサラダ油を塗った天板に間隔をあけて並べて1時間発酵させます。刷毛でとき卵をぬり、ケシの実をつけます。
表面が乾いたら180度のオーブンで約15分焼きましょう。餡は市販のものを使います。ケシの実を混ぜ合わせるのも良いでしょう。また、出来上がってから冷まし、ホイップクリームやバターを入れると洋風のあんパンに仕上がります。