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【ロジャー堀が解決する】決算銘柄をドンピシャで当てるコツ|そもそも決算内容はあまり重要ではない⁉

出典:編集者


「決算が良い銘柄を買えば儲かる」—— そう思っていませんか?

 

実はそれ、投資初心者がよく陥りがちな誤解なんです。

 

僕、ロジャー堀が長年の経験からたどり着いたのは……

 

決算内容そのものは、そこまで重要ではない」という事実!

 

本日の記事では、神奈川県在住の70代女性が抱える、決算銘柄に対するお悩みを解消するべく、決算銘柄の見極め方の本質をお伝えしていきます。

 

大切なのは、決算の“結果”ではなく、その“前後の値動き”に注目すること。

 

今からでも遅くありませんよ!

 

資産を守りながら増やしていくための、シンプルで再現性の高い方法を一緒に学んでいきましょう。

 

【朝の10分間】ラクして安定収益を目指す方法がある?

 

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【今回のお悩み】業績の良い株を買っているのに、株価が下がるのはなぜ?

 

出典:Motion Array(モーションアレイ)

 

神奈川県在住 70代・女性

 

私は、夫に先立たれてから一人暮らしをしている70代の女性です。

 

子どもたちも独立し、年金を頼りに穏やかな毎日を送っていますが、どこかで「老後のお金」に対する不安はずっとつきまとっていました。

 

そんな折、ご近所の友人から「株を少しやってみたら?」とすすめられ、昨年から株式投資を始めました。これまで貯めてきたお金を少しでも増やせたら……そんな気持ちからでした。

 

自分なりに“業績の良い株”を選んだはずが……

 

最初は右も左も分からず、インターネットで調べたり、株初心者向けの本を読んだりしながら、なんとか「この会社は利益も出ているし、株価も上がりそう」と思える銘柄をいくつか買ってみました。

 

けれど、いざ買ってみると——
業績が良いはずの銘柄なのに、なぜか株価が下がることが何度も起きたのです。

 

「え?黒字なのに?配当も出してるのに?なんで下がるの?」

 

最初はちょっとした偶然かと思っていましたが、何度か続くとだんだん怖くなってきました。

 “私の選び方は間違っているのかも……”と、不安だけが募っています。

 

業績が良くても株価が上がるとは限らないって本当?

 

特に困っているのが、「決算が発表された翌日」になると、むしろ株価が下がるケースが多いことです。


決算内容の売上や利益は前より良くなっているのに、なぜ下がるのか……

本当に理解が追いつきません。

 

投資を始めたばかりの私には、まるで「逆さまの世界」のように感じてしまいます。

 

本当に知りたいのは、“株価が上がる”タイミング

 

私のような初心者でも、決算銘柄を選ぶときに注意すべきポイントや、株価が上がるタイミングを見極めるヒントがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

 

年齢的にも、無理なリスクは取りたくありません。

ですが、限られた老後の資金を少しでも長持ちさせて、安心して暮らしていける投資がしたいと思っています。

 

どうかよろしくお願いいたします。

 

【ロジャー堀からのお答え】決算の内容は頭から外そう!注目すべきは決算発表の前後の値動き

 

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なぜ「決算の内容」だけでは儲からないのか?

 

良い決算でも株価が下がる理由

 

一見、好調な決算を出している企業であっても、発表直後に株価が下がるケースは少なくありません。その理由は、株価がすでに期待を先取りして動いているからです。つまり、市場は「良い決算になるだろう」と予想して、事前に買いが入っているのです。

 

すでに「織り込み済み」という落とし穴

 

株式市場は常に未来を先読みします。

 

良い決算はすでに株価に織り込まれていることが多く、発表時には「材料出尽くし」と見なされて売られてしまうことも。

 

初心者がここを見落とすと、「なんで上がらないの?」と戸惑うことになります。

 

「決算=買い時」と思い込むことは危険!

 

決算の数字だけを見て「これは買いだ!」と判断するのは早計です。

 

大事なのは、市場がどう反応するかです。

 

業績と株価の動きにはタイムラグやギャップがあるという事実を理解しておくと良いでしょう。

 

初心者が狙うは「決算前に〇〇している銘柄」

 

意外かもしれませんが……

狙うべき銘柄の特徴は、「決算前に下落している銘柄」なんです。

 

中には、「そんな銘柄、買って大丈夫?」と心配に思う方もいるかもしれませんので、詳しく解説していきますね。

 

決算発表前に下がる理由とは?

 

決算発表前に株価が下がっている銘柄は、一時的な不安や市場の警戒感から売られている可能性があります。

 

しかし、企業の本質的な価値に問題がない場合、決算内容がそこまで悪くなければ株価は反発するケースが多いのです。

 

悪材料出尽くし後の反発を狙う

 

株価が決算前に下がっていたにもかかわらず、決算発表後に一気に反発することがあります。これは「悪材料出尽くし」と呼ばれる現象です。

 

市場の懸念が過剰だった場合、実際の決算がそこまで悪くなければ、「なんだ、大したことなかった」となり、株価が一気に回復することがあります。

 

まさに、個人投資家にとってはそこが狙い目と言えるでしょう。

 

過去チャートで見極める力を養おう!

 

たとえば、過去の例ではある企業が決算発表直前にじわじわと下落し、決算発表当日は冴えない反応だったものの、翌日から急上昇したケースもあります。

 

こうした動きを事前に読み取るには、過去の決算期とその前後の値動きを観察する習慣が有効的ですよ!

 

明暗を分ける仕込みタイミング

 

発表当日の夜に出る「決算情報」をチェックしよう

 

多くの企業は、取引時間終了後(15時以降)に決算を発表します。

 

この情報をその日のうちにチェックし、「予想と比べてどうか」「サプライズはあったか」を読み解くことで、翌日の動きを予測できます。

 

翌日の寄り付きが狙い目な理由

 

決算発表の翌朝、9時の市場オープン直後は特に注目です。

 

ここでの株価の動きに勢いがある場合、その方向に素直に乗るのが基本的な戦略になるでしょう。

 

逆に、出来高が少なく不安定な場合は見送る判断も大切ですよ。

 

買いを入れるベストなタイミングとは?

 

最も理想的と言えるのは、「決算前に不安から売られている銘柄を拾い、決算後の反発を狙う」戦略です。

 

タイミングとしては、決算発表の直前~翌朝の寄り付きを狙うのがセオリー。

 

ただし、闇雲にエントリーせず、過去の値動きや市場の反応を必ず確認しましょう。

 

ロジャー堀流・決算銘柄の見極め方

 

「銘柄選び」は“決算時期”から逆算せよ

 

銘柄を選ぶときは、その企業の決算発表スケジュールをまずチェック。

 

決算期の約12週間前から株価がどのように動いているかを確認し、そこから逆算して仕込みのタイミングを測るのがポイントです。

 

「値動きの傾向」を読む力をつける

 

決算前後の値動きにはパターンがあります。

 

その銘柄特有の動きを把握することで、「買うべきタイミング」「売るべきタイミング」が見えてくるかもしれませんね!

 

しかし、初心者の方はまず、23銘柄に絞って継続的に観察することから始めるとよいでしょう。

 

「リスクを限定し、リターンを狙う」買い方

 

重要なのは、上がる確率が高い場面だけで勝負すること。

 

決算後の反発狙いにしても、ストップロス(損切り)ラインを設定しておけば、大きな損失を避けることができます。

 

ルールに基づいた取引こそ、資産を守りながら増やす鍵です。

 

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まとめ

 

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決算銘柄に取り組む際、つい「業績が良ければ株価も上がる」と考えてしまいがちですが、実際の相場はそれほど単純ではありません。

 

重要なのは、決算そのものではなく、その前後で株価が「どう動いたか」を見ること。

これらを意識するだけでも、決算銘柄への向き合い方は大きく変わってくるはずです。

 

投資の世界では、「みんなが買うタイミング」ではなく、「意味のあるタイミング」で動ける人が結果を出します。

 

今からでも、決して遅くありません。

焦らず、ルールに沿って、安定した資産運用を目指していきましょう。

 

【朝の10分間】ラクして安定収益を目指す方法がある?

 

出典:筆者にて撮影(ロジャー堀プロフィール画像)

 

元タカラ社(現タカラトミー社)役員

 (その他、複数の上場企業の役員歴あり)

株式アナリスト 投資コンサルタント

ロジャー堀

 

野村證券、上場企業2社(タカラトミー、インデックス)の役員を歴任し、2007年に日本マネジコを創業。「短期間で倒産寸前の状態から設立以来の絶頂期へと蘇らせるスペシャリスト」として上場企業の経営者から絶大な信頼を寄せられる。

 

タカラとトミーの合併など日本の経済界に名を残す大企業の再建を成功させるなど、堀氏がプロデュースした企業は数知れず。

 

これまでに請け負った会社再建で創り上げた時価総額は総額1兆円を超える。著書に『Yahoo!ファイナンス公式ガイド』など。

 

 

※本記事は、有価証券への投資を勧誘することを目的としておらず、また売買を推奨するものや利益を保証するものでは御座いません。

投資リスクをしっかりご理解の上、最終的な投資判断はご自身で行うようお願いします。

 

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