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株式投資で損している方の特徴は?今日から投資上手になる3つのコツを伝授!

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近年、株式投資をする人が増えています。

 

テレワークや外出自粛で在宅時間が増えたことに加え、老後の生活資金2,000万円問題が報じられたことなどから、投資への関心が高まっているようです。

 

しかしながら、投資経験のない人がいきなり株式投資で資産運用を始めても、必ずしもうまくいくとは限りません。

 

むしろ、損失を被るケースも多々あります。

 

そこで株式投資で損する人と利益を出し続けている人の差は何でしょうか。

 

本日の記事では、ロジャー堀が株式投資で損する人と勝てている人の特徴を解説しつつ、今日から実践できる株式投資で勝つための3つのコツをお答えします。

 

 

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株式投資で負ける人の特徴

 

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株式投資で「負けやすい人」とはどのような投資家でしょうか。

 

  • ギャンブルのように取引する
  • 損切りができない
  • 感情的になって取引してしまう
  • SNSの情報を鵜呑みにしてしまう
  • ナンピン買いをしてしまう

 

上記の5つを解説します。

 

ギャンブルのように取引する

 

株式投資は、債券や投資信託に比べて値動きの大きい金融商品です。

 

なので「ハイリスク・ハイリターン」に分類され、株式投資はギャンブルのような心理に陥りやすいという特徴があります。

 

例えば、株価が急落しているのを見て、何の根拠もなく「ここから上がるかもしれない」という気持ちで投資判断をしてしまったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

確かに株価は上がったり下がったりを繰り返しますが、中には長期間にわたって急落が続くケースもあります。

 

短期的で大きな利益を狙うのではなく、長期での資産形成を目指すようにしましょう。

 

損切りができない

 

損切りとは、投資家が損失を確定させるために、損失の状態で保有している株式などを売却することです。

 

損切りは、株価が下落し、その後の回復が見込めないと判断できる場合に有効です。

 

そのまま保有し続けると、さらに株価が下落し、損失額が拡大する可能性があるためです。

 

しかし、実際に損失が出ている状態で損切りするというのは辛いものです。

 

損切りができないまま株価が下がり続け、株価が大きく下がってしまうこともあります。

 

大きな損失を抱えると、その後の取引で取り戻すことは難しくなるので、必ず損切りをするようにしましょう。

 

感情的になって取引してしまう

 

株式投資では、必ず勝てるということはまずありません。

 

また、保有している銘柄を頻繁に売り買いしていると、株価が下がったらすぐに売る、上がり始めたら買い戻すという動きになり、高い売買手数料が発生し、利益を上げることは難しくなります。

 

そして、株式に振り回されて感情に流されやすいということは、冷静な判断ができないことを意味します。

 

したがって、冷静に相場を見極める能力がない人は、株式投資家に向いていません。

 

SNSの情報を鵜呑みにしてしまう

 

情報は自分で分析することが大切です。

 

しかし、X(Twitter)などのSNSや著名人が雑誌などで言っていることを鵜呑みにして取引してしまう人も多いのではないでしょうか。

 

この著名人などの意見に信頼を置くことを「権威付け効果」といいます。

 

また、周囲の人に同調したり、他人の行動に影響されたりすることを「ハーディング効果」といいます。

 

他の人の意見に影響を受けて自分で考えない人は、株式投資で勝つのは難しいでしょう。

 

他の人の意見を参考にすることは大切ですが、最終的な判断は自分でするようにしてください。

 

ナンピン買いをしてしまう

 

ナンピン買いは下落時に追加投資を行うことで平均取得単価を下げる手法で、当初の購入価格に戻れば利益が出ます。

 

市場全体の状況悪化により、株価が売られてしまった場合には有効な手法です。

 

ただし、業績の悪化など個別要因で株価が下落している場合は、リスクを高めることになります。

 

そして、ナンピン買いには「参照点依存性」という心理も働きます。

 

これは、株価の絶対値ではなく、購入したときの価格(基準点)からの変化で判断する心理です。

 

通常、株価が割安かどうかは、業績などから判断します。

 

しかし、購入時の価格が基準点となり、そこから価格が下落すれば「割安」と判断し、何度もナンピン買いしてしまうのです。

 

ナンピン買いで大きな損失が出ると、取り戻すことが非常に難しくなります。ナンピン買いをするにしても、12回程度に留めておくべきです。

 

株式投資で損をしない人の特徴

 

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では、株式投資で「勝ちやすい人」とはどのような投資家でしょうか?

 

  • 投資スタイルをきちんと定めている
  • メンタルを鍛える
  • お金に執着しない
  • 常にマーケットを研究する
  • 人と逆のことをする

 

上記5つを解説します。

 

投資スタイルを定めている

 

株式投資の利益には、値上がり益を狙う「キャピタルゲイン」と、配当や株主優待などの「インカムゲイン」があります。

 

また、1日で取引を完結させる「デイトレード」、数日から数週間ポジションを持つ「スイングトレード」、数年から数十年ポジションを持つ「長期投資」など、さまざまな投資スタイルがあります。

 

どのような取引手法でもいいのですが、株式投資で勝つためには、投資スタイルを一貫させることが大切です。

 

投資スタイルを貫くことで勝率が上がります。

 

投資スタイルに迷っている方は「デイトレード」がおすすめです!

 

メンタルを鍛える

 

大きな損失を出さないためには、メンタルの安定が必要です。

 

ただし、どんなに経験を積んでも、株価の値動きに振り回されることは多々あります。

 

例えば、株価を見ていると、「もう利益を確定した方がいいのではないか」「〇〇円の損失が出て、これ以上損失が増えるのは怖い」など、いろいろなことを考えてしまいます。

 

こういった不安を解消するためには、あらかじめルールを決めておくのがいいでしょう。

 

あらかじめ決めたルールを冷静に実行できる人の方が、株式投資で勝ち続けることができる傾向にあります。

 

お金に執着しない

 

株式投資はお金に執着しないことも大切です。

 

なぜなら、株式投資で大切なことは、冷静に自分のルールを徹底させることだからです。

 

お金にこだわって冷静な判断ができなくなると、さらに損失を拡大させることになります。

 

株式投資で生計を立てている方たちは、自分のルールや資金管理を徹底しています。

 

そのため、余計な感情で取引せず、大きな損失を被ることがないのです。

 

常にマーケットを研究する

 

一時的にうまくいっても、そこでマーケットの研究や情報収集を怠ってはいけません。

 

株価は日本や世界の政治・経済状況、企業業績など多くの要因で動くからです。

 

特に株式投資では情報が大切です。

 

最新の情報を取り入れるようにしておけば、すぐに行動できます。

 

常に情報に対してアンテナを張り、合理的に取引の判断をするようにしましょう。

 

人と逆のことをする

 

「人と逆のことをするのが好き」という人は、案外株式投資に向いています。

 

株式投資には「人の行く裏に道あり花の山」という相場格言があります。

 

株式市場で利益を得るためには、他人と反対の行動をとらなければならないという格言です。

 

大衆的な考え方と同じように行動するだけでは、なかなか勝てません。むしろブームに乗せられて、新興国株や小型株など、今のテーマ株に群がる傾向があります。

 

自分の投資スタイルを貫き、他の人と同じ行動をしない人が株式投資で勝ち続けることができるのです。

 

今日から投資上手になるための3つのコツ

 

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ここからは株式投資が上手くなる3つのコツについて解説します。

 

本日から実践できる簡単なことでもあるので、もし今株式投資を実践している方は取り入れてみてください。

 

  1. 指値で買うようにする
  2. 買った後も放置しない
  3. ポートフォリオを見直す

 

①指値で買うようにする

 

1つ目は、注文をする際はなるべく指値注文による注文をすることです。

 

今買いたい銘柄をすぐ買うのではなく、相場が上下することを想定して指値を入れましょう。

 

例えば現在から10%下がったところで買おうと決めたとして、下がったときに買えるように10%下のところに指値を置いておきます。

 

すると株価が下がったときに自動的に買えます。

 

つまり、指値を入れておくことで、自身の希望通りの価格で取引ができます。

 

②買った後も放置しない

 

2つ目は、買った後に放置しないという点です。

 

買った後に株価が下がった場合、なぜ下がったのかという点を必死で考えなければいけません。

 

銘柄を買った当初は企業の良い部分が沢山見えてきます。

 

しかし、株価が下がりだすと、今度はその会社の悪いところが気になってきますし、「誰かがそう言っている」という話も耳に入ってきます。

 

こういうときこそ投資や企業を分析するチャンスです。

 

その企業の本質というのを下がったときに真剣に考えることで、投資の勉強がいよいよ本格的になってきます。

 

株価が下がったときに分析することで、自分ごととして投資や企業を考えることができます。

 

それで問題がないと考え、十分に株価が安いと考えられるならば、そのときにナンピン買いをすると良いでしょう。

 

③ポートフォリオを見直す

 

3つ目は、ポートフォリオを改めて見直しすることです。

 

ポートフォリオを見直すと、実は他の銘柄の方が有望かもしれないという可能性が見えてくることもあります。

 

逆に言うとそれが見えてくるぐらい勉強した方が良いでしょう。

 

「やっぱりBの方が良い」と思っても、お金がないため買いたい銘柄が買えない状況が必ず起きてきます。

 

そんなときは、期待できない銘柄を売って、より期待できる方を買い、ポートフォリオをどんどん整理してみましょう。

 

まとめ

 

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株式投資では銘柄選択や買うタイミングが大事だと考えがちですが、利益を上げ続けるためには、自分の投資スタイルと取引ルールを決め、それを守り続けることが大切です。

 

株価の動きに一喜一憂するのではなく、正しい取引をすることを常に心がけるようにしましょう。

 

きちんと知識をつけて不安な点を解消してから投資をスタートすれば、よりリスクの低い資産運用ができるでしょう。

 

自分に合った方法で、投資の勉強を進めてみてください。

 

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出典:筆者にて撮影(ロジャー堀プロフィール画像)

 

元タカラ社(現タカラトミー社)役員

 (その他、複数の上場企業の役員歴あり)

株式アナリスト 投資コンサルタント

ロジャー堀

 

野村證券、上場企業2社(タカラトミー、インデックス)の役員を歴任し、2007年に日本マネジコを創業。「短期間で倒産寸前の状態から設立以来の絶頂期へと蘇らせるスペシャリスト」として上場企業の経営者から絶大な信頼を寄せられる。

 

タカラとトミーの合併など日本の経済界に名を残す大企業の再建を成功させるなど、堀氏がプロデュースした企業は数知れず。

 

これまでに請け負った会社再建で創り上げた時価総額は総額1兆円を超える。著書に『Yahoo!ファイナンス公式ガイド』など。

 

 

※本記事は、有価証券への投資を勧誘することを目的としておらず、また売買を推奨するものや利益を保証するものでは御座いません。

投資リスクをしっかりご理解の上、最終的な投資判断はご自身で行うようお願いします。

 

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