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60代。新NISAはシニア世代にもメリットありますか?|悩みを解決!(73)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、サナエール先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

【今回のご相談】新NISAを始めたいのですが、シニア世代にもメリットがあるのでしょうか?

 

■年代:60性別:女性 相談カテゴリ:資産運用

 

───今回ご紹介するのは、新NISAを始めてみたいと思うが、シニア世代にもメリットがあるのか教えてほしいというご相談です。

 

NISAが新しくなると話題になっているので、私も始めた方がいいのかな~と考えています。せっかくの非課税制度ですし、使わないのも損しているように思いまして」

 

「なぜ始めたいと思うようになったかといいますと、娘の普通預金口座を作るために一緒に銀行に行ったときのことです。普通預金口座の作成手続きが済んだ後に、NISAの説明を受けました」

 

「丁寧に説明してくれましたが、投資なので少し難しく内容を完全に理解できたかというと自信はありません。ですが、説明をしてくれた行員さんが『私も積み立てしていますが、数十万円増えています』と言っていたことが頭に残っていまして……」

 

「長期投資ができる若い人には有利な印象を受けました。シニア世代でも新NISAを始めるメリットはあるのでしょうか?」

 

【お答え】非課税制度は全世代に有益な制度です。老後資金の運用に新NISAを検討されると良いかと思います

 

 

2024年からの新NISAは非課税期間が無期限になるため、若い人に有利といわれていますね。ですが、新NISAに年齢制限はありません。人生100年時代、平均寿命を考えても長期投資の時間は十分あると思います。また、高齢になっても資産を非課税で運用するニーズがなくなることはありませんね」

 

※新しいNISA(少額投資非課税制度)のポイント(出典:金融庁「新しいNISA」)

・非課税保有期間の『無期限化』

・口座開設期間の『恒久化』

・つみたて投資枠と成長投資枠の『併用が可能』

・年間投資枠『合計最大年間360万円』(つみたて投資枠:年間120万円・成長投資枠:年間240万円)

・非課税保有限度額『全体で1,800万円』(成長投資枠は1,200万円・枠の再利用が可能)

 

「シニア世代が新NISAを利用するメリットとして、老後資金の運用で資産寿命を伸ばせる可能性があります。たとえば、2,000万円を65歳から毎月8万円ずつ取り崩すと86歳で尽きてしまいます。しかし、運用しながら取り崩すと、取り崩せる期間を延ばすことができる可能性があります(実際の運用成績ではマイナスになる時期もあるかもしれません)。シニア世代にとって、取り崩すペースが遅くなるのは大きなメリットになると思います」

 

「ですが、デメリットとして元本割れの可能性があることを忘れないでください。余裕資金で行い、リスクが高めの商品を選ばないことが無難に運用できるポイントになると思います」

 

「金融商品の値動きに慣れるまで、不安や焦りを感じることもあると思います。少額から始めて慣れてきたら金額を増やしていくと良いかと思います。せっかくの非課税制度、使えたら嬉しいですよね」

 

カウンセラー:サナエール先

 

 

交流会をメインに様々なお悩みに耳を傾けながら多くの出会いをサポートしてきました。 ウェブテストとインタビューで診断するコミュニケーション診断やFP資格を活かしたオンライン相談カウンセラーとして幅広い問題解決アシストをしております。

■LINEトークCare 公式カウンセラー

 

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