「カモミール」の効果・効能・レシピ|スパイス・ハーブ手帖(42)
真っ白い花をつけるカモミールは、ガーデニング用として育てる方も多いハーブのひとつです。その楽しみ方は、花を眺めるだけでなく、乾燥させると香りが引き立ちます。
精油は香りを楽しめたり、マッサージオイルにもなるので、健康や美容にも効果的です。また、ハーブティーとして若い人から人気を集めているハーブにもなります。
カモミールの特徴
カモミールは、ヨーロッパ原産のキク科の植物です。可愛らしい真っ白い花をつける見た目とは異なり、踏みつけられるほど強く育つと言われるほどに繁殖力が強いハーブのひとつです。
カモミールにはさまざまな種類があります。ハーブや精油として広く用いられているのは、その中の2種類に分けられています。「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」です。目で見て、鼻や舌でも楽しめるハーブになります。
カモミールの効果・効能
カモミールの効果・効能①<リラックス・安眠効果>
カモミールの成分に「アンゲリカ酸エステル類」があるのですが、この成分は鎮静作用を持っています。交感神経が優位な状態となる自律神経を整えてくれるため、不安、イライラを和らげる効果が期待できます。
また、ストレスを軽減させるための、リラックス作用があることも知られています。また、その作用による安眠効果も期待できます。
カモミールを使った参考レシピ
出典:photoAC(カモミールとカモミールティー)
カモミールを使ったレシピ①<ハーブティー>
カモミールティーとして取り入れるのが定番です。ドライタイプとフレッシュタイプの2種類があります。
ドライタイプが手に入りやすいのでドライタイプを煮出しましょう。お湯を温めて、カモミールを茶こしにいれて煮出すだけです。ハーブティー特有の苦み、渋みが苦手な場合には「はちみつ」をプラスすると甘さが引き立ち美味しくいただけます。カモミールの持つリンゴのような甘さがより際立ちます。
また、フルーツティーとしてもおすすめです。ポットに皮付きのりんごのスライスを入れてからカモミールとお湯を入れるのがおすすめです。冷え性の人は、新陳代謝を促進させるはちみつ、ショウガを加えてみるのも良いでしょう。お水だけでなく、ミルクや豆乳とも相性ばっちりです。