60代。孫がまた不登校になってしまったらと思うと心配で……|悩みを解決!(33)
出典:編集部にて作成
ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。
でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。
この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、すみす先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!
もくじ
【今回のご相談】中学生の時に不登校を経験したお孫さんが、高校でまた不登校になってしまったら……というお悩みです
■年代:60代 ■性別:女性 ■相談カテゴリ:家族の悩み
─── 今回ご紹介するのは、中学生の時に不登校を経験したお孫さんが、お正月に遊びに来てくれたのですが、性格が暗くなったように思えてしまい、また不登校になってしまったらどうしよう……というお悩みです。
「娘夫婦は近所に住んでおり、今は高校2年生になる男の子の孫がいます。娘は結婚後も働いていたため帰りが遅く、孫が小さいうちは、ほとんど私が母親代わりで孫の世話をしていました」
「孫は小さい頃から明るく、ひょうきんな事ばかり言って、いつも家族を笑わせるような子でしたが、中学生になったころからでしょうか……だんだんと表情が暗くなりました」
「私もなんとなく気にはなっていたのですが、もう難しい年頃よね……と軽く考えているうちに、徐々に学校に行けなくなっていたようで、気づいたときには完全に不登校になってしまっていました。あとでわかった事ですが、同級生からイジメにあっていたようでした」
「高校へ入学すると環境が変わったのが良かったのか、もとの明るい子に戻り、口数も増えました。以前のように我が家に頻繁に来ることもなくなりましたが、中学校ではツライ目にあった分、学校生活を楽しんでほしいと私も安心していたんです」
「ただ先日、お正月の挨拶に来てくれたときに、前より物静かになったような気がして……。以前は明るい子でしたので、もしかしたらまた同級生にイジメられているのかも……と心配でたまりません」
「娘にも、少し仕事を控えてそばに居てあげたら?とアドバイスしたところ、口喧嘩になってしまいました。でも孫がまた不登校になってしまったらと心配で……なにか私に出来ることはあるでしょうか?」
【お答え】心配しすぎないで大丈夫。「いつでも話を聞くからね」とお孫さんを信じて、明るく見守りましょう
「小さいときのお孫さんのイメージがあるから、心配ですよね。ただ、男の子は成長すると身内には寡黙になります。学校のことを聞いても、『別に』、『普通』と何も話してくれなくなる子もたくさんいます」
「高校入学時は以前のように明るくなったとのことですから、楽しく学校生活も送れているようです。あまり心配しすぎないで大丈夫だと思います」
「ただ、自分のせいで家族が喧嘩している……というのは、お孫さんからするとツラい状況だと思います。高校生にもなると友人関係に口出しもできません。心配はわかりますが、お孫さんの力を信じて、見守ってあげるのはいかがでしょうか?」
「おばあちゃんが、『いつでも話を聞くからね。困ったことがあれば何でもいってね』とだけ言っておきましょう。本当に困った時に、ただただ話を聞いて貰える。絶対に否定されない場所がある。と思えることは、お孫さんにとっての励みになります」
「母親のように何でも小言を言わないことは、祖母の立場だからこそできる役割かもしれませんね。ツラいときに帰ってこれる、お孫さんの安全基地のような存在でいてあげてください」
「本当に、いくつになっても心配は絶えませんが、過ぎてしまえば平気でそのころの話ができるようになるものです。人生ちょっと開き直るくらいの気持ちで大丈夫!ドーンと構えて人生を楽しみましょう!」
カウンセラー:すみす先生
楽しい婚活をモットーに、国際結婚・中高年の方をメインに結婚相談所をしております。様々な結婚への現場経験を活かして、お悩みをお持ちの方にスッキリ、爽やかな気持ちになっていただけるようにお答えしたいと思っています。
一般社団法人ブライダルアライアンス 東海支部理事