まめ得のタネ

60代。退職や元夫との復縁、70代目前で悩みが多くて……|悩みを解決!(32)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、ショータ先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

 

【今回のご相談】お仕事では退職するかどうか、プライベートでは元夫と復縁するかどうか、70代を目前に悩み事が多くなり、どうしたらよいのか困っています

 

 

■年代:60性別:女性 相談カテゴリ:人間関係・夫婦

 

─── 今回ご紹介するのは、お仕事では退職するかどうか、プライベートでは元夫との関係をどうするか、70代を目前にして悩み事が多くなり、どうしたらよいのか困ってしまった60代女性のお悩みです。

 

「私は70代を目前にして、今後の仕事とプライベートについて悩んでいます。仕事は、精密機械を扱う中小企業の経理事務をしています」

 

「以前は取引先も多く従業員も大勢いましたが、現在は社長と私と社員が1名です。売上も減り、社長も高齢となり、余裕のあるうちに会社をたたむ方向で進めています。私も20年以上お世話になってきましたので、会社に愛着もありますし感謝もしています」

 

「ですが、最近の社長の傲慢な態度に辞めてしまおうかと思っています。最近の社長の口癖は『早くしなさいよ!』です。この言葉が耳に付いてすごく嫌な気持ちになるのです。年齢とともに耳も遠くなり目も悪くなりました。当然仕事の効率も落ちていますが、それは社長も同じです。せっかちになっていくのも年齢のせいなのでしょうか?最後まで責任を果たしたいと思っていましたが、もう辞めようかと迷っています」

 

「プライベートでは、1年前に離婚した元夫が家に戻り一緒に住んでいます。お酒を飲むとネチネチと愚痴を言い始めるし、放っておくとダラダラといつまでも飲み続けています」

 

「追い出したと言った方が正しいかもしれませんが、結局また一緒に住んでいます。元々二人で暮らしていた部屋に、そのまま私一人で住んでいましたので、家賃を貰って部屋を貸している同居人のような感覚です。賃貸なのでお家賃も助かりますし……」

 

「もう一度、籍を入れるかどうか悩んでいます。夫婦であれば夫が亡くなった場合には遺族年金がもらえますよね。でも、私が先に亡くなった場合に遺産を渡したくないと思ってしまいます。籍を入れると元夫も相続人になってしまいます。できれば、私の財産は全て娘に残してあげたいと思います。何か良い方法はあるのでしょうか?」

 

 

 

【お答え】社長の口癖は聞き流せればよいですが、精神的に無理をしてはいけません。70代での復縁は相続などの問題もありますね。対策は専門家に相談を!

 

 

「長きにわたり会社に貢献されてきたこと、素晴らしいですね。最後まで責任を果たしたいというお気持ちわかります。社長のせっかちには困りましたね」

 

「せっかちな人は、仕事の優先順位づけが難しいことが多く、どれも『急がなければ』と焦る傾向にあります。また、予期せぬ事態に備えて前もって取り掛かっておかないと心配という心配性な一面もあるようです。気持ちに余裕がないため、自分を中心に考えて行動し発言をしてしまうので、悪気はないにしても言われる側にとっては不快な思いになりますね」

 

「口癖だと思って聞き流すことができればいいのですが……。聞き流して、ご自身はやるべき仕事をするだけです。ですが、感情のコントロールはそう簡単ではありませんね。精神的に辛い思いをするようでしたら退職も仕方ないと思います。無理せずご自身の体調を優先して考えてくださいね」

 

「ご夫婦の関係については、籍を入れた場合は、遺言書を作成することをお勧めいたします。娘さんに全財産を相続させるという内容で作成しても、配偶者から遺留分の請求(遺留分侵害額請求)をされる可能性はあります。遺留分侵害額請求をするかどうかは、配偶者(遺留分権者)次第です。請求がなされない可能性もあり、その場合には遺留分相当の金銭を払う必要はありません」

 

「また、生命保険の活用や、生前贈与も対策の一つになりますね。生前贈与については注意点もありますので、ファイナンシャルプランナー等の専門家に相談されると良いと思います。あまり現実的ではないと思いますが、死亡日と婚姻日が同じケースもあります。今すぐに籍を入れなくてもいいかもしれませんね。参考までにお伝えしましたが、こちらについても詳しくは専門家に確認して下さいね。同居人感覚とはいえ、一緒に住んでいくのであればコミュニケーションを大切にして、また追い出すことになりませんように()

 

 

カウンセラー:ショータ先生

 

 

恋愛・結婚の成功はお相手を知るところから!仕事の成功は関係する人たちの気持ちを明らかにするところから!客観的な人間心理学の学びを活かし、結婚相談業にて286人の成婚に成功しました。その後のキャリアサポートも手厚く対応いたします。

LINEトークCare公式カウンセラー

 

 

 

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