「唐辛子」の効果・効能・レシピ |スパイス・ハーブ手帖(24)
世界中どこでも使われているスパイス「唐辛子」。辛い料理には間違いなく使われています。長い歴史のある中華料理、韓国料理、そして我が国の日本でも料理のアクセントとして良く使われています。
唐辛子は、実はナス科の野菜です。南アメリカが原産地で、日本には16世紀に入ってきました。「唐(外国)から伝わった辛子」という意味で唐辛子と名付けられたと言われています。
もくじ
唐辛子の特徴
唐辛子には強い辛みのある鷹の爪やハバネロといった辛味種と辛みが少ないシシトウやピーマンなどの甘味種の2種類があります。
また赤色の唐辛子と緑色の唐辛子がありますが、これは収穫時期の違いで、緑色の唐辛子は花が咲いてから30日前後に収穫し、赤色の唐辛子は花が咲いてから2ヶ月前後に収穫します。料理には生で使われたり、乾燥させてから使われ、辛い料理には絶対不可欠なスパイスです。
唐辛子の効果・効能
唐辛子の効果・効能①<美肌効果>
唐辛子は、カプサイシンが多く含まれています。カプサイシンの効果は、発汗作用があり代謝を上げ、汗と共に体内の脂分を排出し肌の環境を整えるので美肌効果が期待できます。
唐辛子の効果・効能②<脂肪燃焼>
カプサイシンの効果は、体の代謝を上げデトックス効果もありますが、アドレナリンの分泌を促して効率よく脂肪を燃焼するので、ダイエット効果も期待できます。
唐辛子を用いた参考レシピ
出典:photoAC(どんな料理にでも合う万能ソース)
<唐辛子ソース>
唐辛子は、いろいろな料理の辛みのアクセントとして非常に万能なスパイスです。特に乾燥した唐辛子を乾煎りすると香りと辛みが一段とたちます。
乾燥した唐辛子をフライパンで乾煎りして香りが立った後、つぶして粉末状にして適量のオリーブオイルと塩とレモン汁を合わせたものを豆腐にかけたり、サラダにかけたりと何にでも合う万能ソースができます。
<唐辛子を使ったガパオ>
今人気のガパオ料理に唐辛子は欠かせません。ガパオには通常、生の唐辛子が使われますが、乾燥した唐辛子を一度素揚げして、みじん切りにしたニンニクと油で炒めて、豚肉や鶏肉と一緒に炒めた後、オイスターソースで味付けすれば本格的なガパオが作れます。
ポイントは乾燥唐辛子を一度素揚げする事。香りと辛みが立ち、一段と料理の旨味を引き立たせてくれます。