まめ得のタネ

60代・「軽度認知障害(MCI)」ってなんですか?|悩みを解決!(13)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、サナエール先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

 

【今回のご相談】軽度認知障害(MCI)は、認知症なのでしょうか?というお悩みです

 

■年代:60性別:女性 相談カテゴリ:健康

 

─── 今回ご紹介をするのは、ご両親が『軽度認知障害(MCI)』と診断された友人の話を聞いて、認知症について心配に思われた女性のお悩みです。

 

「私は、お料理教室に通っています。旬の食材を使って創作料理を作るという楽しみと、自分たちで作った料理をいただく楽しみと、皆でおしゃべりする楽しみが、月に一度のリフレッシュとなっています!」

 

「同世代が多いお教室なので、どうしても健康に関する話題が多くなりますよね。そうした中で、ご両親が『軽度認知障害(MCI)』と診断されてしまって。と、話している方がいました」

 

「あまり詳しく聞けなかったのですが、人の名前が思い出せなかったり、約束をうっかり忘れてしまったりとか……私自身にも思い当たることがあるかもと思ったら、心配になってきてしまいまして。『軽度認知障害(MCI)』とは認知症のことなのでしょうか?」

 

 

【お答え】 軽度認知障害(MCI)は、認知症ではありません

 

 

「ご両親やご自身の健康が気になる年齢ですね。そして、できれば認知症にもなりたくないですよね。さて、『軽度認知障害(MCI)』ですが、認知症とは診断できない状態とされています」

 

「認知症は長い年月をかけて徐々に進行していきます。進行の途中にあるのが『軽度認知障害(MCI)』となりますね。ご心配されていた、約束を忘れるという例でいうと、約束したこと自体を忘れるようになると認知症(忘れるという自覚がない)となるようです。約束をうっかり忘れてしまうのは、普通のもの忘れ(忘れるという自覚がある)ですが、軽度認知障害(MCI)の小さなサインでもあるようです」

 

「お料理は脳の活性化が期待できますし、楽しく食事することで自然に認知症予防ができていそうですね!ですが、認知症や介護についてご心配される際には、相談先として、かかりつけ医や地域包括支援センターがあります」

 

※『軽度認知障害(MCI)』の定義

 1.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する

 2.本人または家族によるもの忘れの訴えがある

 3.全般的な認知機能は正常範囲である

 4.日常生活動作は自立している

 5.認知症ではない 

(出典:厚生労働省e-ヘルスネット)

 

 

カウンセラー:サナエール先生

 

 

交流会をメインに様々なお悩みに耳を傾けながら多くの出会いをサポートしてきました。 ウェブテストとインタビューで診断するコミュニケーション診断やFP資格を活かしたオンライン相談カウンセラーとして幅広い問題解決アシストをしております。

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