まめ得のタネ

公的介護制度について知らないことが多すぎて。もっと興味を持つべきですね|悩みを解決!(10)

出典:編集部にて作成


ひとは老若男女を問わず、悩みを抱えて生きているものです。その悩みの中には家族や親しい友人には相談しづらくて、一人で抱え込んでしまう悩みがあります。辛くて押しつぶされそうになることもありますよね。

 

でも、人に話すだけで気持ちが少し軽くなることもあります。カウンセラーは、そんなお悩みに寄り添ってお話を聞きながら、一歩を踏み出すお手伝いをしています。

 

この「悩みを解決!」シリーズでは、カウンセラーが出会ったお悩みをご紹介します。今回は、サナエール先生に寄せられた相談です。参考になることが一つでもあるとうれしいです。人生は楽しくなきゃネ!

 

 

【今回のご相談】50代で介護状態になったら……。介護保険料を払っているけれど、どんなサポートを受けられるのか知りたいというお悩みです

 

 

■年代:50性別:女性 相談カテゴリ:介護・結婚

 

 

─── 今回ご紹介をするのは、50代で結婚を考えることになり、それをきっかけに介護について気になり始めた女性のお悩みです。

 

「嬉しいことがありました!『結婚を前提にお付き合いしてもらえませんか?』と告白されたんです」

 

「私は何度か恋愛もしてきましたし、同棲もしましたが結婚には至らず、その後は、恋愛に対しては積極的になれないまま50代となりました。ところが先日、職場の先輩から告白されたのです」

 

「嬉しいことではありましたが、告白には続きがありました。『介護がついてくる感じになってしまいますが……』というのです」

 

「高齢のご両親と同居することになるという意味だと思います。私は『面倒見がいいね』とよく言われるタイプなので、そんなイメージから私のことを選んだのかな?と、すこし素直に喜べない思いもあります」

 

「私にも高齢の母がいますが、健康ということもあって、介護について具体的に考えたことはありませんでした。私自身も血圧等の心配もあり、『介護』について急に色々気になり始めました。確か40歳から介護保険料も払っていたと思います。今、私が介護状態になったとしたらどんなサポートが受けられるのでしょうか?」

 

 

【お答え】公的介護保険制度では、50代は一部の人しかサービスを受けられません

 

 

 

「お母様がご健康ということは、何より嬉しいことですね。介護には費用も掛かりますし、健康なうちに介護についての知識や情報収集をしておくことも大事ですね」

 

「確かに40歳になると介護保険料を支払うようになりますね。それは、40歳以上の方が全員加入し、所定の要介護状態になったとき、介護サービスを受けることができる『公的介護保険制度』です」

 

「原則1割負担(所得により2割・3割)で、介護サービスを受けられます。利用限度額はありますが、助かりますね!」

 

「ですが、介護が必要になった『原因を問わず』サービスを受けられるのは、65歳からです。では、50代は? 40歳~64歳は一部の人しか受けられません。『16種類の特定疾病のみ対象(パーキンソン病など)』となります。介護保険以外にも傷病手当金や障害年金などの対象になるケースもあります。」

 

「若くして結婚しても、いずれ介護のことを考えることにはなるのですが、50代となると介護が結婚条件のようになってしまいますね。介護について正直に話してくれる誠実な方なのかもしれませんね。その方に惹かれる思いがあるのでしたら、お話しする機会を作ってみるといいと思います」

 

お相手に合わせてしまうタイプの方でしたので、遠慮なくご自身の考えも伝えた方が良い関係を作れると思いますよとお伝えしました。

 

カウンセラー:サナエール先生

 

 

交流会をメインに様々なお悩みに耳を傾けながら多くの出会いをサポートしてきました。 ウェブテストとインタビューで診断するコミュニケーション診断やFP資格を活かしたオンライン相談カウンセラーとして幅広い問題解決アシストをしております。

■LINEトークCare 公式カウンセラー

 

 

 

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