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「菖蒲」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (35)

出典:筆者作成


55日の子供の日は端午の節句に由来する祝日です。端午の節句は男の子の健康と成長を願い、魔除けの効果があるとされるショウブの根や葉を入れた湯に男の子を入浴させる風習があります。


昔は各家庭でショウブ湯を準備していましたが、最近では温泉地などで季節限定イベントとして、ショウブ湯に入浴できるところが多いようです。さて、そのショウブは漢字で書くと「菖蒲」ですが、他にも読み方があります。何でしょうか?

 

 

 

難読漢字クイズ「菖蒲」の答えはこちら。読めましたか?

 

 

正解は、菖蒲(あやめ)でした。


ショウブはサトイモ科の多年草なのに対して、アヤメはアヤメ科の多年草。実は花は似ても似つかない全くの別モノです。では、何故混同されるようになったかと言うと、アヤメに非常によく似た花を咲かせるハナショウブという植物があり、その略称がショウブであるためややこしい混同が起きました。アヤメとハナショウブだけではなく、カキツバタも花が良く似ているため、きちんと区別するのはたいへんです。因みに見分け方は、花の付け根が網目模様になっているのがアヤメ、網目模様がなく5月中旬から下旬に咲くのがカキツバタ、同じく網目模様がなく6月上旬から中旬に咲くのがハナショウブなのだそうです。

 

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