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しもやけの予防法や痒さがツライときの対処法

出典:photoAC


冬の代表的な季節病“しもやけ”。寒さが厳しくなると手足の痒みや痛みに悩む方も多いのでは? “しもやけ”の痒みや痛みは夜も眠れないほどツライという声も耳にします。今回は“しもやけ”の予防法や、痒みや痛みの対処法をご紹介します。

 

そもそも“しもやけ”とはどんな状態?

 

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“しもやけ”は漢字では“霜焼け”と書きます。寒冷刺激を繰り返すことによって血行が悪くなり炎症を起こす血流障害で、医学用語では「凍瘡(とうそう)」と呼ばれています。血行が悪くなり炎症をおこすと痒みや痛み、赤みや腫れなどの症状が出ます。足先や手指に発生すると思っている方が多いようですが、実は頬や耳たぶといった部位にも症状が現れることはあるのです。

 

“しもやけ”は大きく下記2つのタイプに分けられます。

 

・樽木型(たるきがた)…指や手全体が真っ赤に腫れあがるタイプ

・多型紅斑型(たけいこうはんがた)…指や手全体に赤い発疹や水泡などができるタイプ

 

しもやけを発症しやすいのはどんなとき?

 

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一般的に、部屋の中と外気の気温差が10度以上あると“しもやけ”を発症しやすいといわれています。また、大人の場合は、水仕事をよくする方や頻繁に手を濡らす方などは、水分が蒸発する際に急激に体温を奪われ冷えるため発症しやすくなります。

 

しもやけの予防法

 

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とにかく気温に見合った防寒対策をすることが大切です。寒さが厳しいときに外出する際は、マスクや手袋、マフラーなどでしっかり防寒しましょう。末梢部分の血流をよくするように靴用カイロを活用するのもおすすめです。また、水仕事が多い人は、すぐに水気を拭いて保湿クリームなどを塗ってください。さらに汗の対策も必要です。汗で濡れた状態の皮膚を放置すると末梢が冷えやすくなるので、汗をかいたらすぐ拭き取りましょう。靴下を5本指ソックスにしたり、吸水性がある靴を履くのもおすすめの予防法です。

 

しもやけの痛みや痒みがひどいときはゆっくり温めて

 

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残念なことに“しもやけ”を発症してしまい痒みや痛みに困っているのなら、まず血流アップのためにマッサージをしてください。炎症が起きている箇所をマッサージすると症状を悪化させる可能性もあるので、手の指が痒いのであれば手首などをマッサージしましょう。急激に温めると一気に末梢の血管が開いて症状が悪化することがあるのでゆっくり温めるのがポイントです。

 

症状がなかなか改善されない場合は薬に頼ることも考えてみましょう。最近では効果を期待できる市販薬も販売されています。もし市販薬でも効果が得られなければ皮膚科で相談を。春になれば自然に治ると思って放置していると、赤みが増したり耐えられない程の痛みに悩むことも! 皮膚科では血流促進作用のある外用薬やクリームを処方してもらえるなど適切な処置を受けられるはずです。

 

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