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貼り方で効果が違う! 冬の必需品、使い捨てカイロの正しい貼り方

出典:photoAC


冬の必需品である使い捨てカイロ。中でも貼るタイプのカイロは外出時や就寝時にとても便利ですよね。今回は貼るタイプの使い捨てカイロの温まる仕組みや、貼る位置による効果的な使い方をご紹介します。

 

カイロが温まる仕組み

 

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冬の味方、カイロ。手でもむだけで、なぜ簡単に温かくなるのでしょう? その答えは中の物体にあります。中のさらさらしたものは塩水を染み込ませた鉄の粉や石の粉、木の粉や活性炭などを混ぜたもの。

 

その中で熱を出すのは鉄粉です。鉄は空気に触れるとその中の水分などのために錆びてしまいますが、そのときに酸化熱を出します。この化学反応を利用したものが使い捨てカイロで、酸化を早く起こすために石や木の粉などを混ぜているのです。

 

貼る箇所を選んで、早く体を温めよう

 

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より効果的に体を温めたいのなら、目的によって貼る箇所を選びましょう。貼る箇所による温め効果は下記の通りです。

 

・首

太い血管が通っている首を温めることで、全身が効率よく温まります。肩甲骨から首のつけ根を温めることで動脈の血流が温まり、自律神経を整える働きや肩こり解消も期待できます。

 

・背中

肩から背中にかけて僧帽筋という大きな筋肉があり、ここが冷えると血流が悪くなり、筋肉が固くなります。背骨に沿って2枚貼るなどして背中全体を温めましょう。足腰やさまざまな内臓機能を高めてくれるツボもあり、女性特有の生理痛緩和などにも効果があるといわれています。

 

・腹

全身が冷えるときは、おへそより指2本分ほど下の位置にカイロを貼るのも効果的です。「気海(きかい)」というツボがあり、ここを温めると体全体がポカポカします。

 

・足首

足先が冷えて眠れない冷え症に悩む方は、足首のアキレス腱付近の「太谿(たいけい)」というツボを温めてください。足元は剥がれやすいので、靴下やサポーターなどでしっかり固定するとよいでしょう。

 

肌に直接貼るのはNGです

 

最近は直接肌に貼れるカイロも出ていますが、そうでないものは絶対に直接肌に貼ってはいけません。長時間、肌に触れていると低温やけどを起こすことがあるので十分注意してください。

 

低温やけどは触れていて心地よいと感じる程度の温度でも生じるやけどです。触れている時間や圧力などによって症状は異なりますが、水疱などの症状を伴うことがあります。直接肌にあてないだけでなく、カイロのあたっている箇所を圧迫したり、一ヶ所に長時間カイロをあてないようにしましょう。

 

消臭剤として二次利用できる!

 

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使い捨てカイロには活性炭が含まれています。使用した後にすぐに捨ててしまわず、靴などに入れておけば消臭剤代わりにもなります。消臭効果はあまり高くないので長期間使用できるわけではありませんが、せっかくなのでぜひ再利用してみてください。

 

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