まめ得のタネ

むだなく使えて、旨味も増す!おうちでできる「干し野菜」

出典:photoAC


「干し野菜」と聞いてあまりピンとこなくても、切り干し大根やドライトマトなら知っているのでは?切り干し大根もドライトマトも立派な「干し野菜」。野菜を無駄なく使い切ることができる「干し野菜」は野菜を買っても、つい余らせがちな方におすすめです。そんな「干し野菜」のまめ得をお伝えします。

 

干し野菜のメリット

干し野菜とは野菜を天日干しし、乾燥させたもの。馴染みのない人も多いかもしれませんが、普通の野菜にはないメリットがあります。

 

【メリット1】うま味と栄養が増える

野菜を天日干しすることで、野菜本来のうま味と栄養がギュッと濃縮されます。野菜独特の青臭さもなくなります。

 

【メリット2】長期保存が可能

腐敗の原因となる水分が抜けるため、野菜がグッと長持ちになります。乾物のように長期保存が可能になります。

 

【メリット3】非常食にもなる

常温での長期保存ができるので、非常食にすることが可能。"ローリングストック"として、干し野菜の常備をおすすめします。

(関連リンク:非常食は、いつもの食品で「ローリングストック」がおすすめ

 

おうちで作ろう「干し野菜」

こんなメリットたくさんの干し野菜、実は簡単に自作することができます。天気予報で晴れが続くときに一度試してみてください。

 

〈作り方〉

 

①野菜を洗い、水分を拭きとる

出典:筆者にて撮影(干し野菜にする野菜)

 

今回はきのこ、れんこん、にんじんで作りました。

 

②適当な大きさに切る

出典:筆者にて撮影(適当な大きさに切ったれんこんとにんじん)

 

③天日干しにして乾燥させる

出典:筆者にて撮影(ネットで野菜を天日干しする)

 

筆者はネットを利用していますが、乾燥すればなんでもOK。ザルや網でも可能です。日中は外に出しますが、夜は家の中に入れます。今回は3日間ほど天日干ししました。

 

④完成

出典:筆者にて撮影(3日間天日干しした野菜)

 

 

時短につながる「干し野菜」

出典:筆者にて撮影(干し野菜を使って作ったスープ)

 

意外に感じるかしれませんが、干し野菜を使うと調理時間の短縮ができます。

 

・水分量が少ないから味がすぐに染み込む

・短時間で火が通る

・カットされているので、下ごしらえがいらない

 

これらが干し野菜が時短につながる理由。さらに「煮込んでも煮崩れしにくい」なんていうメリットもあります。

 

筆者は今回作った干し野菜に豆腐とベーコンを加え、和風のスープにしました。野菜のうま味がしっかり出ているので、調味料は最小限で大丈夫。薄味ながらも野菜の優しい味がしました。にんじんの甘さに驚き、れんこんの歯応えが面白かったです。

 

まとめ

野菜を無駄なく美味しく食べることのできる「干し野菜」。なんだか面倒くさそうと感じる方もいるかもしれませんが、やってみると本当にシンプルで簡単。余った野菜を天日干しするとフードロスの削減になります。あまり難しく考えず、気軽に始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

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