船橋市海光物産「江戸前船橋瞬〆すずき」。衝撃の美味しさにスズキの概念が変わる、東京湾の至宝!|からだに美味しいお取り寄せ(6)
出典:海光物産(江戸前船橋瞬〆すずき。5~10月までの限定販売)
6月ごろから旬を迎える魚・スズキ。じつは薬膳において、パワフルな効能があるとされています。人間のエネルギー源である「気」を補い、疲労回復、免疫力アップに優れているとともに、老化と関わりの深い臓器「腎」を強化し、アンチエイジングにも役立ちます。
さらに、スズキは水分代謝をアップしてむくみの改善にもよく、湿度が高まる梅雨から夏にかけての薬膳によく使われます。この時期には、ぜひ積極的に取り入れることをおすすめします。
今回は、絶品のブランドスズキ「江戸前船橋瞬〆すずき」をご紹介します。
瞬〆の技で、弾力のある食感、旨みバツグン
スズキの漁獲量日本一を誇るのは千葉県船橋市。5~10月ごろ東京湾で獲れる脂のりたっぷりのスズキは独特の旨みと歯ごたえが楽しめます。
出典:筆者にて作成(海光物産は東京湾に面する千葉県船橋市にあります)
その美味しさを存分に堪能できるのが、江戸時代からの歴史を誇る「海光物産」が手がける「江戸前船橋瞬〆すずき」。全国的に高い評価を誇り通常のスズキよりも高値で取引され、都内の高級レストランや寿司店からの発注が絶えないブランドスズキです。
「江戸前のスズキの美味しさをもっと味わってほしい、そして世界に向けても発信したい」と海光物産の大野和彦社長は語ります。
出典:筆者にて撮影(“東京湾における持続可能な漁業の実現”を掲げる大野和彦社長)
スズキは夜行性。毎晩20時ごろに船橋漁港から出船して、明朝までアクアライン周辺で漁獲されます。
出典:海光物産(スズキはまき網で漁獲。生きたまま水槽へ)
瞬〆すずきは、旬の時期に漁獲したサイズ、色、艶がよくて活きのいいものを厳選。そして、海光物産ならではの技術「瞬〆」が施されます。
瞬〆とは、スズキの頭と尾に包丁を入れて血抜きをするとともに、尾の部分から背中にむけてエアガンで空気を入れ神経を一気に吹き飛ばすという方法です。
一般的な血抜き処理の場合、神経は残ったままで身体が動き、全身に血が回ってしまいます。ところが、瞬〆の場合はスズキが一瞬にして絶命。そして「自分が絶命したことに気づかない」ために死後硬直、すなわち劣化が遅れるため「鮮度が維持」できるのです。まさに大野さんがつけた瞬〆すずきのキャッチコピー「『活きている締めた魚』~お前はまだ生きている~」のとおり!
出典:海光物産(スピーディな瞬〆によって、魚体へのストレスを抑え、鮮度
と食感を保ち、旨みを引き出す)
瞬〆されたスズキは、独特のプリプリ、コリコリとした弾力、豊かな旨みを堪能することができるのです。
海光物産では「東京湾の水産資源を次世代に残す」ことを使命として掲げ、漁期の限定、計画的な漁獲量管理などを行い、持続可能な漁業に取り組んでいます。これらの取組が評価されて、水産資源の持続的利用、海にやさしい漁業を応援する制度「マリン・エコラベル・ジャパン」の認証(ver1.0)も取得。より高度な資源管理に取り組み、さらなる認証の取得も申請中です。絶品の瞬〆すずきは、地球環境にも配慮された魚なのです。
塩で食べても美味! 煮るととんでもなく美味しい出汁がでる
瞬〆すずきは、冷凍フィレの真空パックでお取り寄せが可能です。
魚の細胞を壊さず、ドリップがほとんど出ない「凍眠」(リキッドフリーザー)という方法で凍結。鮮度バツグンのままなので、刺身でもいただけます。
出典:筆者にて撮影(瞬〆すずきをフィレに加工)
まずは、ぜひ、お刺身でいただいてみてください。正直、わたしはスズキはちょっとクセがあって「焼いて食べる」イメージでしたが瞬〆すずきを食べて「スズキ概念」が変わりました。クセはいっさいなく、もちもちの食感、フレッシュな旨みがいっぱい。塩で食べても十分なほどの美味しさ! 「瞬速」でスズキ概念が変わるはずです。
出典:筆者にて撮影(瞬〆すずきの刺身)
出典:筆者にて撮影(弾力ある食感。断面にしょうゆがからみやすい。塩とすだちなど香酸かんきつで食べるものおすすめ)
スズキはじつは、世界各地で味わわれている魚。和洋中、多彩な料理で楽しむことができます。
おすすめは、「カルパッチョ」。薬膳において、スズキ同様に気を補う食材である枝豆、ブロッコリーと組み合わせて「薬膳パワフルカルパッチョ」に仕上げてみました。みずみずしい味わいで、白ワインのおともにぴったり。
出典:筆者にて撮影(スズキにブロッコリースプラウト、枝豆をのせて、塩、オリーブオイル、にんにくで味付け。粉チーズをふるとさらに美味しいカルパッチョ)
瞬〆すずきは、加熱するととんでもなく美味しい出汁がでます。アクアパッツァにすると、またまたワインがすすむ一品に。水分代謝をアップするアサリ、アスパラガスやとうもろこしを加えて、湿度の高い時期のコンディションを整える「除湿アクアパッツァ」に。まるで鶏肉のようにプリプリした身、スズキの旨みがしみた野菜に感動!
出典:筆者にて撮影(瞬〆すずきの旨みがうつった野菜がバツグンに美味しいアクアパッツァ)
スズキは中近東でも愛される魚。スパイスとの組み合わせもおすすめです。トルコの煮込み料理「バルック・ブーラマ」をアレンジした「スズキの薬膳レモン風味煮込み」もわたしのお気に入り。スズキと同様に免疫力を高める、ナガイモを使用、たまねぎ、レモンとともにオリーブオイル、クミンを加えて煮こみます。さわやかなレモン、クミンのオリエンタルでスパイシーな風味が加わって、絶品!
出典:筆者にて撮影(スズキの薬膳レモン煮込み。本場ではジャガイモだが、ナガイモに置き換えても美味しい)
海光物産ではミシュランガイドで星を獲得している日本橋のフレンチレストラン「ラペ」の松本一平シェフとコラボレーションした、「スズキのパイ包みソースショロン」も販売しています。まるごとお魚のかたちをしたパイは、ホームパーティーにもぴったり。こちらもぜひ、お試しを。
出典:海光物産(スズキのパイ包みソースショロン。サクサクのパイの中には、瞬〆すずき、ホタテ、小松菜入りの具。特製のソースをかけていただくと最高に美味しい)
■「江戸前船橋瞬〆すずき」は、海光物産ネットショップでお買い求めになれます。
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