お買物探偵団

料理好きが憧れるフライパン「ターク」とは

出典:筆者にて撮影(タークで肉を焼きます)

 

みなさんが、ほぼ毎日使用しているであろうフライパン。


テフロン加工の焦げ付かないフライパンで調理をすると焦げ付かず、使い勝手が抜群ですよね。でもテフロン加工のフライパンには寿命があり、いずれ焦げつき始め、結果、捨てることになります。


そんな中、見直されているのが鉄製のフライパン。きちんとシーズニングという事前処理を施してから使い始めれば焦げ付くことがありません。


それにテフロン加工の鉄板のように火加減を気にすることなく強火でガンガン食材を焼くことができるため、テフロン製のそれと比べ、遥かに美味しく料理を作ることができると言われています。


中でもオススメしたいフライパンがドイツ製のターク。料理のプロだけでなく、料理好きやアウトドアマンから大きな支持を得ており、絶大な人気を誇っているフライパンなんです。


そこで今回は、タークのフライパンについてご紹介します。

 

タークとは

 

出典:turk日本公式サイト

 

1857年にドイツの地で誕生したターク社。ドイツの鉄製品製造の中心地に工場を構え、代々技術を受け継ぐ職人によりクラシックなフライパンを作り続けています。


数ある商品の中でも世界中で高い評価を得ているのがクラシックフライパンと呼ばれるタイプのもの。こちらは鉄の塊を真っ赤に熱し、何度も叩いて鍛造した強靭でつなぎ目のない一体型のフライパンで、適切なお手入れをすれば半永久的に使えると言われています。


使えば使うほど味わいが増してくるため、自身でフライパンを育てる楽しみがあるのもターク製品の特徴となっています。

 

ただ鉄製だけあって、かなりの重さとなるため、片手で長時間持つことはできません。ちなみに、筆者が購入した26cmのものは、約1.7kgの重量があります。


しかし、もともと中華鍋のように振りながら使うものではないので、肉をひっくり返すときに取手を支えるために掴むような使い方であれば問題ないと思われます。


シーズニングのやり方

 

買ったばかりの鉄製フライパンは、錆止め防止のワックスや油が付いています。そのため、こちらを拭き取り、錆止めとしての油膜を作る作業を施す必要があります。この作業をシーズニングと呼びます。筆者もタークのフライパンを使ってやってみました。


① 未使用の鉄製フライパンと金たわし、クリームクレンザー、それに油を用意する。このとき使う油は、皮膜作りに向いている亜麻仁油、エゴマ油、べにばな油などの乾性油を推奨。

 

出典:筆者にて撮影(これだけの道具と野菜くずがあればシーズニングはできる)

 

② クレンザーと金たわしを使ってフライパンの表面の汚れをよく落とし、水ですすぐ。

 

出典:筆者にて撮影(裏面、側面、取手と全ての箇所を磨く)

 

③ すすぎ終えたら、フライパンに油を1cmほど入れ、その中に野菜くずとひと握りほどの塩を入れて弱火にかける。

 

出典:筆者にて撮影(このときは、長ネギ、ジャガイモの皮、セロリを使用)

 

④ 10分ほどで野菜くずが茶色くなるので、火を止め、取り出す。

 

出典:筆者にて撮影(熱いので取手を掴む際はミトンを使用のこと)

 

⑤ 油が冷めたら、残った油と塩をキッチンペーパーで取り除く。

 

出典:筆者にて撮影(炒めた塩は意外に拭き取りにくい)

 

⑥ 今度はお湯と金たわしを使い、綺麗に洗い流す。

 

出典:筆者にて撮影(塩気や油を落としてゆく)


⑦ キッチンペーパーで水気を拭き取る。

 

出典:筆者にて撮影(このとき、薄い汚れがついても問題なし)

 

⑧ 再び火にかけ、水気を飛ばせばシーズニングが終了。

 

出典:筆者にて撮影(シーズニングによって黒光りしてきた)


筆者はさらに焦げつき防止のため、


・表面に油を塗る

・火にかけて煙が出なくなるまで焼き切る

・フライパンが冷めた後、スポンジのザラザラした部分で水洗い

 

出典:筆者にて撮影(シーズニングにより、目玉焼きも焦げつかないレベルに)

 

この作業を3回繰り返して、シーズニングを終了としました。これにより、さらに黒光りし、油のコーティングができたため、鉄製にもかかわらず焦げ付かないフライパンとなりました。

 

ステーキ肉を焼いてみた

 

今回はステーキ肉を焼いてみました。いつも使用しているテフロン加工のフライパンとどれほど違うのか気になるところです。


まず初めにフライパンを熱した後、牛肉と相性の良いラードを投入。その後、ニンニクとアスパラガスを入れて炒め、最後にステーキ肉と香り付けのローズマリーを加えて両面焼き上げました。

 

出典:筆者にて撮影(焼き上がりもテフロン製と比べて明らかに違う感じ)


口に入れて感じたのは、鉄製のものはダイレクトに火が伝わるためか、肉の味が明らかに美味しくなっているということ。ベタっとせずにいつもよりカリっとした食感になりました。


また、テフロン加工ではできない強火を使えるので、一気に旨味を閉じ込めているため、ステーキ専門店で食べているような錯覚を覚えました。プロが愛用している理由もわかる気がします。

 

今までテフロン加工のフライパンしか使ったことがない人が食べてみたら、一瞬で違いがわかるかと思いますよ。

 

出典:筆者にて撮影(均一に火が通っており、お店のような仕上がりにびっくり)

 

まとめ

 

タークは持つにはやや重いですが、使う度に育てる楽しみがあり、愛着が湧いてくるフライパンです。


強火を使って豪快に焼けますし、お手入れによって焦げる心配もなし。それに鉄製なので鉄分も摂取できるのも嬉しいところ。


テフロン製のフライパンを寿命の度に買い直している方も、この機会にぜひ一生モノのフライパンを手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

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