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認知症予防のススメ(2)メディカルウォーキングで認知機能の維持を

出典:photoAC

 

高齢になっても元気でイキイキと毎日を過ごす「生涯現役」というのは多くの人が望むことです。健康に長生きするためには、寝たきりや認知機能の低下が進行する前に、日々の生活習慣に気を遣い、維持していくことが重要です。

 

認知機能の低下の予防には、さまざまな方法が提唱されていますが、そのひとつに「運動」があります。

味の素社のPRレターを参考にしながら、東葛クリニックみらい院長・秋山和宏先生の解説による、運動が苦手な方でも楽しみながらも実践しやすい「メディカルウォーキング」をご紹介しましょう。

 

認知機能の維持には運動が効果的

 

※MCI=Mild Cognitive Impairment

出典:「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(H26報告) /「認知症施策推進総合戦略~認知高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)」(H27公表)/政府統計「人口推計」(2012年)

 

厚生労働省のデータによると、日本の認知症患者数は年々増え続けており、65 歳以上の4人に1人はMCIもしくは認知症であることが分かりました。MCIとは、認知症発症の可能性がある認知症予備軍のことで、全員が認知症を発症するとは限らないものの、年間約5~15%が認知症を発症する高リスク群といわれています。 認知症予防の観点からは、MCIを早期発見することが重要です。早期発見によって日常生活を見直し、生活習慣を改善することで、認知症への移行を食い止めたり、遅らせるなどの対応が可能になることもあります。

 

出典:photoAC

 

認知症の発症率と「運動」の関連性を調べた研究は数多く存在します。その多くで「高齢者の運動や身体活動は、認知機能の低下や認知症発症予防に効果的」という結果が得られています。「運動」が直接的に脳に良い影響を与えることに加え、高血圧、インスリン抵 抗性、高コレステロールといった介入可能な心血管病リスク因子に対しても、間接的に良い影響を与えると考えられています。 しかし、加齢に伴い身体機能が低下していく高齢者にとって、一定の運動を行い、それを持続するのは必ずしも容易ではありません。 身体能力や健康状態の許容範囲で、自身に合った継続的な運動習慣を身につけることが大切です。

 

手軽にできる効果的な運動法

 

運動は、高齢者の健康に重要な認知機能維持、筋肉量維持・増進のどちらにもよい影響が期待できます。今回は、楽しみながらも実践しやすい運動として「メディカルウォーキング」をご紹介します。

 

メディカルウォーキングとは?

 

メディカルウォーキングは、単なる歩行法ではなく、インターバルウォーキングや大腰筋ウォーキング、食事やアミノ酸摂取、さらにコミュニケーションなど、すべてを含めたパッケージになっています。良いものをどんどん取り入れて、より良いものへと進化していく、医学と栄養学の知見に基づいた科学的健康増進メソッドです。

 

出典:味の素(株)提供

 

1 歩く

筋肉に負荷がかかる「速歩(さっさか歩き)」と負荷の少ない「緩歩(ゆっくり歩き)を数分間ずつ繰り返す「インターバルウォーキング」と歩幅を広げるために大腰筋を鍛えながら歩く「大腰筋ウォーキング」を行います。歩数ではなく、歩幅・歩行速度を維持、亢進させることに主眼を置き、筋肉量の維持、増進を目指します。

 

2 食べる

運動後に栄養分を摂取します。運動後に栄養分を摂取しないと、筋肉の合成と分解のバランスが崩れて筋肉量が減少してしまいます。 特に骨格筋を増やすにはアミノ酸が重要なので、アミノ酸が摂れる高機能ドリンクがおすすめです。また、運動の合間に、水分補給を兼ねてアミノ酸飲料を飲むことも効率的な筋肉合成が期待できます。

 

3 つながる

一人で行わず、仲間と楽しく行うことが重要です。その方が継続しやすいことに加え、幸せを感じ、健康で長生きするからです。さらに、その輪が広がっていくと地域も元気になります。実際、健康な人が多い街では、健康に関心がない人まで影響され、健康になるという結果も出ています。まさに「みんながみんなで健康になる」です。

 

 

※最後に

らくらくコミュニティでは、「歩く」という健康習慣をたくさんの?とお互いに応援しながら楽しんで、?間1,000 万歩を達成しようというイベントを開催中です。参加された方には特典もあるようなのでぜひ、覗いてみてくださいね。

みんなで歩こうイベントはコチラ>

 

 

<メディカルウォーキングについて教えてくださった先生>

 

 

秋山和宏先生

一般社団法人チーム医療フォーラム代表理事/ 東葛クリニックみらい院長

1990年、防衛医科大学校卒業。東京女子医大消化器病センター、至誠会第二病院を経て、1999年より東葛クリニック病院勤務。「参加する医療で社会をよくする」ことをめざし、一般社団法人チーム医療 フォーラムを設立。医学博士、経営学修士(MBA)、日本臨床栄養代謝学会代議員、日本褥瘡学会評議 員。著書『人生100年時代の養生訓』『医療システムのモジュール化』など

 

(参考)味の素社PRレター

 

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