アイリスオーヤマのヘルシーサポート炊飯器でお米の糖質をカット!
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最近よく耳にする低糖質という言葉。スーパーに行けば、以前にも増して、低糖質商品が売られていることに気づきませんか。これは過剰な糖質摂取が肥満や食後高血糖を引き起こす可能性があるということから、各食品メーカーが糖質を減らした製品開発に着手したことに始まります。そのおかげもあって、糖質が多いとされる麺類やパン、チョコレートやスナック菓子、プリンやアイスなどのデザート類にも低糖質の波が広がっていきました。
けれども、私たちの主食でもあり、糖質量が多い白米には残念ながら低糖質商品はありません。白米は加工食品ではないため、糖質量を減らすことができないからです。
そんな中、白米の糖質をカットしてくれる炊飯器が発売されました!こちらは健康意識の高い人を中心に、じわじわと人気が出ている製品となっています。今回は、この炊飯器を実際に購入し、お米を炊いてみましたので、その実感をレポートいたします。
もくじ
「なるほど家電」アイリスオーヤマのヘルシーサポート炊飯器
出典:筆者にて撮影(アイリスオーヤマから低糖質のご飯を炊ける炊飯器)
アイリスオーヤマといえば、収納家具やペット用品、園芸品などのイメージを持つ方が多いと思いますが、最近では、「アイリスオーヤマの家電って、いいよね!」という声を耳にすることが多くなりました。
「なるほど家電」と謳っているだけに、後発メーカーならではの、なるほど!なアイデアや機能がついて、しかも高コスパな商品群。「アイ ラブ アイデア」をコーポレートメッセージに掲げた企業努力もあるのでしょうね。
そんな、アイリスオーヤマから発売のヘルシーサポート炊飯器5.5合(RC-IJH50)。糖質をカットしてくれる炊飯器ということで、糖尿病患者やその予備軍を中心に大きな反響があった製品として知られています。
炊飯メニューには、無洗米、白米、炊込み、おかゆ、煮込み、発酵、早炊き、省エネがあり、お米を使った幅広い調理をすることが可能。
また、9種類のヘルシーメニューがあり、通常の白米はもとより、もち麦、押し麦、雑穀米、胚芽米、玄米、おこわ、発芽玄米などそれぞれに合った炊き方でおいしく作ってくれる機能も有しています。
これに加え、低糖質炊飯モードがあり、10%、20%分の糖質をカットする機能を搭載。通常の炊飯器よりもお米に水分を保持させることで糖質カットを実現しています。ただし、水分が多くてもおかゆのようにはならない製法で炊くため、お米の粒感が残り、おいしく仕上がるのだそうです。
ちなみに、1日3食365日、1食150g分のご飯を糖質20%カットモードで食べた場合、年間で約15.3kg分の糖質を減らせるとのこと。そう考えると、低糖質生活をしたい人にはかなり嬉しい炊飯器と言えそうです。
アイリスオーヤマのヘルシーサポート炊飯器で糖質20%カットのご飯を炊いてみた
今回は白米2合分を低糖質炊飯モードで炊いてみることに。お米を洗った後、お釜の表示に合わせて水を投入。これをみる限り、通常の白米モードと比べると0.5合分多めに入れるようです。
出典:筆者にて撮影(糖質10%と20%カットでは少し水の量も異なります)
低糖質ボタンを押して糖質20%オフを選び、スイッチオン。すると、69分の表示が出てきました。出来上がるまで意外に時間がかかるようです。
出典:筆者にて撮影(操作は簡単なので、機械が苦手な人でも問題なさそうです)
69分が経過すると出来上がりの音楽が鳴り響いたので、炊飯器を開けてみることに。見た目は普通に白米を炊いたときと変わらない感じ。水の量が少し多かったので、おかゆのようにならないか心配しましたが、そんなことはなくちょうど良い具合に炊けていました。
出典:筆者にて撮影(お米も立っており、見るからにおいしそう)
ヘルシーサポート炊飯器で炊いたお米。肝心のお味は?
出典:筆者にて撮影(見た感じでは糖質がカットされているかはわかりませんでした)
お茶碗に糖質20%カットしたご飯をよそい、おかずなしでそのまま味わってみることに。口に入れた瞬間、まず驚いたのはその味。お米はそもそもあまり味がしない食べ物だとは思いますが、糖質カットしたこちらのお米はいつも以上に味がしない感じ。逆にいうと、普段のお米はしっかり味がするなと感じるほど。だからと言っておいしくないわけではなく、かなりあっさり味になるというのが率直な感想です。そのため、味の濃いおかずや丼ものなどとの相性はかえって良いかもと思いました。
水の量が多いからか、食感は圧倒的にもちもちした感じ。味は異なりますが、少しもち米に似ていると感じました。硬いご飯が好きな方は好きではないかもしれませんが、柔らかいご飯や粘り気のあるご飯が好きな方は、糖質カット関係なくこの食感にハマる気がします。
ヘルシーサポート炊飯器のまとめ
精製された白米は、糖質が高いだけでなく、GI値※も高いため、食後に血糖値が早く上昇する食品と言われています。血糖値を急激に上昇する食品を過剰に食べ続けていると、血管の内側を傷つける原因となる活性酸素の発生を促進させ、動脈硬化などの血管の病気を誘発する恐れがあるともいわれています。
※GI値=グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指数のこと。GI値が70以上の食品を高GI値食品、56~69の間の食品を中値GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義している。ちなみに、精白米のGI値は88とかなり高い。
だからと言って、日本人の主食であるお米を自粛するのは正直辛いもの。そんな時には、こうした糖質カットをしてくれる炊飯器を使ってみるのもありかもしれません。気になった方はぜひチェックをしてみてくださいね。