お買物探偵団

「食べる湿布」で 身体の中から腰痛を撃退!

出典:筆者にて撮影(ウナギとニラの炒めもの)

 

「食べる湿布」で身体の中から腰痛を撃退!

つらい腰の痛み。湿布など外からだけではなく、身体の中からの対策も重要です。

 

腰痛は、中医学で「腎」とよばれる臓器と関わりが深いとされ、「腰は腎の府(容器)」ともいわれています。

 

腎は老化をつかさどり、骨と髄とも関わる臓器。よって腎が弱ると腰痛、腰が重だるい、足腰に力が入らない、骨が折れやすくなるなど、下半身が一気に老化します。

 

出典:photoAC

 

とくに長時間の立ち仕事や座り仕事、車を運転する機会が多い人は腎が衰えやすく、腰痛を引き起こしやすいので、ふだんから腎を強化する食材を取り入れることが大切です。

 

「腎」を強くするおすすめ食材

おすすめはウナギ。その効能は「強筋骨」。文字どおり腎の機能を高めて、筋肉や骨を強化し、足腰の弱りにバツグンの効果を発揮します。疲労回復、アンチエイジング、疲れ目などにも効果絶大なので、ぜひ、こまめに取り入れていただきたい食材です。

 

出典:photoAC

 

とはいえ「高い」とおっしゃる方は、まず「うなぎ=うな丼」という既成概念を捨てましょう。細かく刻んでサラダに混ぜる、ごはんに混ぜる、ほかの野菜と一緒に炒めて使う。またオイスターソースなどを使った中華風アレンジや、トマト味などの洋風アレンジをしても美味しくいただけます。ほかの素材と組み合わせれば長持ちするので、お財布にやさしい「うなぎ薬膳」は実践可能。ぜひお試しください。

 

そのほか、魚介類ではイワシも腎に作用して、足腰を強くする効果があります。

 

野菜は、ニラが足腰のパワーを高める高い作用があります。「ぬるぬるネバネバ系」も弱った腰を救済するお助けフード。ナガイモ、オクラ、ナメコなどを取り入れましょう。

 

肉では牛スジ、豚のスジが腰痛に効果的です。居酒屋メニューやコンビニのおでんなどでチョイスを。

 

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手軽に取り入れるなら、黒ごまが便利。腎の機能を高めるアンチエイジングに効絶大な食材です。こまめに料理にふりかけて使うとよいでしょう。

 

ナッツ類も、腰痛改善に強い味方です。くるみ、栗は中国では足腰強化に欠かせない食材とされています。腎に働きかけ、腰、膝、関節を強めるのです。くるみと栗は、肌の老化防止にも役立ち、70を過ぎても「10代の肌を保っていた」という、清王朝末期の女帝・西太后が毎日欠かさず食べていたといわれています。若々しい肌とピンとのびた姿勢を維持できるように、積極的に取り入れましょう。おやつや、サラダなどのトッピングに使うのがおすすめです。

 

薬膳によく使われる「クコの実」も、腎の働きを高める絶大なパワーがあります。スーパーの中華食材コーナーで販売されているので、料理のトッピングなどで使ってみてください。

 

ドリンク類では杜仲茶が腰痛改善に役立ちます。骨・筋・関節を強化して足腰のだるさを解消、骨粗鬆症にもよいお茶です。

 

また、腰痛は湿気や寒気で引き起こされることもあります。寒くてジメジメした場所で冷たいものを食べた、釣りで川に行って腰を冷やしたといったケースの場合には、冷えによる腰痛改善によい食材を取り入れましょう。おすすめはエビ、羊肉。身体を温めながら腰をケアしてくれます。あわせて、体内にたまった余分な水分を取り除いてくれる豆類、トウモロコシ、海藻類を取り入れるとよいでしょう。

 

ぎっくり腰には、血行を促進する、ニラ、黒豆、ナス、桃などで改善をはかりましょう。

 

「腰痛改善」おすすめ薬膳レシピ

 

出典:筆者にて撮影(ウナギとニラの炒めもの)

 

★ウナギとニラの炒めもの

腰痛、アンチエイジング、疲労にも効果絶大なウナギと、ぎっくり腰にもよいニラで弱った腰をパワーアップ。さらに、黒ごまとクコの実でしっかりと足腰を補強するレシピです。ごはんがすすむパンチの効いた味わい。

 

【材料】2人分

ウナギの蒲焼き 1/2尾

ニラ 1わ

しょうが 1かけ

にんにく 1かけ

A(しょうゆ・酒 大さじ1、みりん 大さじ1/2)

黒すりごま・クコの実 適量

 

【作り方】

 

①ウナギは一口大に切り、ニラは4㎝長さに切る。しょうが、にんにくはみじん切りにする。

 

②フライパンにサラダ油を入れて熱し、しょうが、にんにくを炒めて香りが出たらうなぎを炒める

 

③②に火が通ったらニラを入れてサッと炒め、Aを入れて全体をからめて器に盛り、黒すりごまをふり、クコの実を散らす。

 

 

 

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