「薄氷」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (28)
出典:筆者作成
暖かい春の日差しがうれしい季節になってきましたが、朝晩はまだ寒く、早朝の水たまりなどに薄い氷が張っていることがあります。踏むとパリンと割れるような薄い春先の氷。三寒四温を繰り返しながら春に向かう季節に見られる氷を、薄氷といいます。はくひょう?ではなくて、もうひとつの違う読み方があるのですがそれは何でしょうか。
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難読漢字クイズ「薄氷」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、薄氷(うすらい)でした。
なんと美しい響きの言葉でしょう。すぐに消え去ってしまう春先の薄い氷は、淡く儚い印象を抱かせます。過ぎ去る冬と巡りくる春の間を行きつ戻りつするこの季節の感じが伝わってきますね。
「うすらひやわづかに咲ける芹の花(其角「猿蓑」)」など多くの俳句にも詠まれています。春の季語です。