「下萌」は何と読む?難読漢字クイズ|美しい日本語 (25)
出典:筆者作成
春をいくつ、見つけましたか。コートを手放せない毎日ではありますが、そこここに春の兆しを感じる季節になりました。早咲きの桜の便りが届いたり、うぐいすの声に木々を見上げたり、春一番ももうすぐ吹くでしょう。ショーウインドウはすでに春満開です。
地面に目を向けてみましょう。そこにも小さな春が見つかります。さて、下萌を何と読むでしょうか。
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難読漢字クイズ「下萌」の答えはこちら。読めましたか?
正解は、下萌(したもえ)でした。
冬枯れの土の下(それが雪の下であっても)から、草の芽が生え出ることを下萌(したもえ)といいます。野原や道の傍らや石垣の間などにも、萌え出た草を見つけられるようになりました。確かな春の訪れと厳しい冬を耐え忍んだ生命力が感じられる言葉です。
下萌という言葉、古くは密かに思い焦がれる意としても使われたそうです。なるほど。