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【株はどうやって買えばいい?】初心者でも分かる株式投資の始め方や必要な資金について解説|投資の勉強講座

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「株式投資を始めてみたいけど何をすればいいか分からない」

 

投資初心者で何から始めるべきかと悩んでいる人は多いでしょう。

 

また株を始めるにはいくら必要なのか、どのくらいの初期投資を用意すれば利益やリターンが得られるのかを知りたいと思っている人も少なくないはずです。

 

また、投資を始める前には、どんな取引スタイルで、どんな利益を得ようとするのかを決めることも大切です。

 

そこで本記事では、株式投資を始める前の準備として何が必要になるのかについて、投資コンサルタントのロジャー堀が解説します。

 

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株式投資を始めるには?

 

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株式投資を始めるには、まず証券口座を開設する必要があります。

 

そして証券口座が開設できたら、その口座に入金して取引ができる環境を整えます。

 

入金した後は、証券会社の取引システムから、インターネット経由で注文を出し、それが約定(注文した取引が成立)することで、“株を買う”行為が完了します。

 

ちなみに、株はインターネット経由でしか買えないわけではなく、証券会社の店頭や電話での注文で買うこともできます。

 

ただしその場合、手数料などが発生してしまうのであまりおすすめはしません。

 

証券口座の作り方

 

まずは証券会社を選んで、口座開設を申し込みます。

 

口座開設をする方法として、証券会社の店舗に直接行って申し込み手続きをすることもできます。

 

しかしネット証券の場合はそもそも支店が存在しないことが多いので、近年ではインターネットから口座開設を申し込むのが一般的です。

 

口座開設に必要なモノは?

 

証券会社によって口座開設の申し込みに必要なモノは異なりますが、ほとんどの場合、本人確認書類が必要となります。

 

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 住民票の写し
  • 健康保険証
  • 印鑑証明書
  • 住民基本台帳カード(写真付き)
  • 運転経歴証明書

 

上記のいずれかが必要となることが多いです。

 

また本人確認書類には、氏名、住所、生年月日が口座開設申込書の内容(オンラインの場合は申込画面の入力内容)と同じであること、有効期限内であることが必要です。

 

これらの書類が揃ったらオンライン上または郵送で証券会社に提出します。

 

ご高齢の方の場合、証券会社によって電話での確認などの審査が必要なこともあります。

 

投資資金を入金する

 

口座開設が完了したら、必要な投資資金を証券口座に入金します。

 

入金の方法は証券会社によって異なりますが、基本的にはインターネットでご利用の銀行から入金することができます。

 

他にも銀行振込などの方法で入金をすることができますが、営業時間があったり手数料が多くかかったりします。

 

なので開設した証券会社が提携している銀行から証券会社に直接資金を送るのがお得となります。

 

株式投資をするにはいくら必要?

 

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そもそも株式投資はいくらから始められるのでしょうか。

 

ここでは、そんな株式投資を始める際に最初に必要になる資金について解説をしていきます。

 

なお、株の購入方法には現物取引と信用取引の2つがありますが、以下では一般的な方法である「現物取引」をもとに、必要資金の目安について解説します。

 

ちなみに自分の手元資金で株を購入する方法が「現物取引」、手元の資金に加え証券会社から資金を借りて大きな額で株を購入する方法が「信用取引」です。

 

数万円~数十万円あれば始められる

 

株式投資では、1回の投資で100株単位で購入しなければなりません。

 

このことを株式投資の単元株制度と呼びます。

 

例えば、「トヨタ自動車(7203)」の株価は2024年12月時点では2,600円前後に推移しているのですが、この場合1単位投資するだけでも26万円以上の資金が必要となります。

 

このことから、株式投資を始めるのには数万円〜数十万円が必要になるケースが多いです。

 

単元未満株なら最低数百円から始めることもできる

 

一方、証券会社によっては単元未満で投資できる制度が用意されていることもあります。

 

つまり、通常は100株単位でしか購入できないところ、1株などから購入できるようになっているということです。

 

この場合は、数千円〜数万円で投資をすることができます。

 

単元未満で投資できる銘柄については、証券会社によって異なるので、開設した証券会社を確認してみてください。

 

初心者はいくらから始めるべき?

 

株の初心者はいくらから投資を始めればよいか、具体的な金額を説明します。

 

株式投資の初心者は、まず10万円程度から投資をスタートするのがおすすめです。

 

株は100株単位の取引が原則なので、10万円の資金があれば10万円÷100で株価が1,000円以下の銘柄を購入できます。

 

1,000円以下の株には、ヤマダ電機や楽天グループなどもあり、有名企業の株でも10万円の資金があれば手に入れられるので投資の幅が広がります。

 

株式投資で得られる利益は?

 

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証券口座を開設して入金まで済ませたら、やっと株式投資を始めることができます。

 

では早速、銘柄を購入して株式投資を始めたいと思うのですが、その前にどうやって株式投資で利益を獲得することができるのかを知っておきましょう。

 

株式投資を始める前にしっかりと基礎知識を把握しておくことは重要です。

 

銘柄選びの参考にもなるので、是非とも頭に入れておいてください。

 

キャピタルゲイン

 

キャピタルゲインとは、保有している株を売却することによって得られる売買差益のことです。

 

例えば、50万円で買った株が60万円になったときに売却した場合、その差額の10万円(手数料や税金を除く)がキャピタルゲインです。

 

ちなみに、その反対の損失はキャピタルロスといいます。

 

インカムゲイン

 

インカムゲインとは、株を保有しているだけで得られる配当金のことです。

 

銘柄によって、配当利回りや、配当の回数が異なり、業績次第で増配や減配になることもあります。

 

また配当金を得るには、権利確定日に株を保有している(株式名簿に名前が載っている)必要があります。

 

ちなみに、株を保有していれば必ず配当金がもらえるわけではなく、業績によって配当額が変動することや、会社方針や業績等により無配当になることもあります。

 

株主優待

 

株主優待とは、企業が株主に対して、自社サービスの商品や割引券等を与えることです。

 

例えば、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドは、株主優待としてパスポート券をプレゼントしています。

 

こちらもインカムゲインと同様、権利確定日に株を保有している必要があります。

 

株式投資の銘柄の選び方

 

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株式投資をスタートするためにまず一番最初にやることが「銘柄選び」です。

 

ただし、初めての方はどの銘柄を購入すればよいのか悩む方も多いことでしょう。

 

そこで、ここでは銘柄を選ぶ時に参考にしたいポイントをご紹介します。

 

身近な企業を選ぶ

 

日常生活の中にも銘柄選びのヒントはたくさん存在しています。

 

そこでまずは身近な企業や自分が興味のある分野の企業を選んでみてはいかがでしょうか。

 

こうした身近な株から投資デビューすることで、株価が気になったり、関連ニュースや社会情勢に注目するようになったりと、様々なことに関心が広がり、楽しみながら経済の知識を身に付けていけます。

 

また、有名な企業に投資をしておけば、株価が暴落するリスクも低くなります。

 

配当金の高い銘柄

 

株式投資の魅力のひとつに、配当金があります。

 

配当金は会社の利益の一部を株主に還元するものであり、コツコツ稼ぐのに向いています。

 

この配当金を多く出しているかどうか判断したいときは、「配当利回り」「配当性向」という指標が役立ちます。

 

「配当利回り」とは、株価に対して何パーセントの配当を得られるのかを示す指標です。

 

配当利回りはその時の業績によって大きく異なりますが、3%〜5%の水準の銘柄であれば高い部類となります。

 

「配当性向」とは、会社が純利益のうち何パーセントを配当金の支払いに充てているのかを示す指標です。

 

配当性向の平均は、大体30%前後となっているので、この数値よりも大きければ配当金に充てている金額が多いといえます。

 

株主優待で得する銘柄

 

株式投資の楽しみのひとつとして、株主優待があります。

 

ご自身の興味のある商品を開発している企業の株式を保有すれば、その企業から自社製品や商品券などがプレゼントされます。

 

中には配当金に負けないくらい魅力のある株主優待がたくさんあるので、株主優待目当てで株式が買われる銘柄もあります。

 

株式投資で利益を狙うには?

 

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ひとくちに株式投資で利益を狙うといっても、様々な手法があります。

 

 

どんな投資?

積み立て投資

一定期間ごとにコツコツと資金を積み立てる

中長期投資

長い時間を使いとても大きな利益を狙う

スイングトレード

数日~数ヶ月という期間で比較的大きな利益を狙う

デイトレード

数分~数時間に何回も取引を行い小さい利益を狙う

スキャルピング

数秒~数分の間で何回も取引を行い小さい利益を狙う

 

それぞれどんな投資なのかについて解説をしていきます。

 

また各手法のメリット・デメリットについてもご紹介しますので参考にしてみてください。

 

積み立て投資

 

積立投資とは、同じ銘柄を一定のタイミングで一定ずつ購入する投資方法です。

 

投資対象は株式や投資信託など多岐にわたり、定期的にコツコツ購入することができます。

 

メリット・デメリットは以下の通りです。

 

メリット

デメリット

・手間をかけずに少額で始められる

・購入タイミングに悩まずに済む

・複利効果を活かせる

・短期間で大きな利益を狙うのは難しい
・購入するたびに手数料がかかる

 

中長期投資

 

買った株式を数ヶ月から数年の間保有し続け、株価が2倍〜3倍といった大きな値上がりを狙った投資手法です。

 

長期間の保有を前提としているため、日中に株価の上下を監視する必要が無く、平日の昼間にお仕事がある会社員の方でも不利になりません。

 

メリット・デメリットは以下の通りです。

 

メリット

デメリット

・複利効果を活かせる

・日々の値動きに一喜一憂せずに済む

・安定したリターンを狙える

・利益が確定するまで時間がかかる

・投資した資金を他に回せない

・多少のリスクはかかる

 

スイングトレード

 

買った株式を数日〜数カ月間保有し、株価が上がったところで売却する投資手法です。

 

中長期投資と比較すると狙える利益は少ないですが、その分早く投資成果を狙うことができます。

 

メリット・デメリットは以下の通りです。

 

メリット

デメリット

・短期間で利益が狙える

・長期間資金を拘束されない

・瞬時の判断力が必要とされない

・1回の利益は小さい

・突発的な価格変動に直面するリスクがある

・損切りが難しい場合がある

 

デイトレード

 

デイトレードとは、同一銘柄を買ったその日のうちに売却もしくは、売りから入ってその日のうちに買戻し、ポジションを翌日に持ち越さない投資手法です。

 

一日の値動きの中で売買するデイトレードでは、現在の株価を見て瞬時に投資判断を行う必要があります。

 

メリット・デメリットは以下の通りです。

 

メリット

デメリット

・利益が一日のうちに確定する

・少ない資金で効率良く利益を積み重ねられる

・突発的な暴落を回避しやすい

・手数料が発生する

・売買のタイミングを見極める必要がある

・相場を頻繁にチェックする必要がある

 

自分にあった手法を試す

 

株式投資には色々と手法がありますが、正解というものはありません。

 

というのも、人それぞれ株式投資に使える時間は違うのはもちろんですし、性格的な面での向き不向きも関係してくるからです。

 

なので、どの投資法が自分に向いているのかという基準で選んでみましょう。

 

利益が発生するまで時間がかかってもいいから、とにかく手堅い投資をしたいのであれば、「積み立て投資」か「中長期投資」がおすすめです。

 

一方、多少リスクを伴っても良いからすぐに利益を狙いたいのであれば「スイングトレード」か「デイトレード」がおすすめです。

 

 

どの手法が良いのか迷ったら

どの手法が良いのか分からないという方は「デイトレード」がおすすめです。

 

「デイトレード」は投資資金がそこまで必要なく、取引も1日で終了するので、すぐに利益を狙いたい方におすすめの手法となっています。

 

デイトレードというと、ハイリスク・ハイリターンのようなイメージの人もいるかもしれませんが、実際には、自分で決めた損切りや利食いのルールに沿って、小さな利益を積み重ねていくローリスク・ローリターンの取引手法です。

 

なかには朝の10分間だけで利益が狙えるデイトレードの手法もあります。

 

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株式投資の注意点

 

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株式投資を始めるときの注意点について解説します。

 

特に投資初心者の方は必ずこの注意点に当たると思いますので、まずはしっかりと理解した上で株式投資を行うようにしましょう。

 

リスクをしっかりと理解する

 

投資をするとお金が増えるというイメージがあるかもしれませんが、株式投資にはリスクがつきものです。

 

株で大もうけをする人がいる一方、損をしている人もいます。

 

株の世界では「絶対」は存在しません。

 

なのでリスクはあるものだということを意識した上で株式投資を行っていきましょう。

 

予算の上限を設定する

 

株式投資には、生活資金を使ってはいけません。

 

なくなっても生活に支障が出ない「余裕資金」で投資に取り組むべきです。

 

生活資金で株式投資に打ち込んでいると、損失が発生した際に生活する手立てがなくなってしまいます。

 

また、臨時でお金が必要になった場合も、手元に余裕がなければ対応できません。

 

生活資金といくらかの臨時支出の分を考慮したうえで、投資に回す予算の上限を設定しましょう。

 

少額から始める

 

いきなり大金を投じて株式を購入してはいけません。

 

失敗したときのリスクを考慮して、少額から株式投資を始めましょう。

 

仮に購入した株が暴落すると、資金が一瞬で目減りしてしまいます。

 

様子をみながら投資の経験を重ね、スムーズに売買できるようになってから本格的な投資を始めるべきです。

 

まとめ

 

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投資を始めた最初のうちは、分からないことが多いかもしれません。

 

しかし、「完璧に知識を身に付けるまでは投資を開始しない」という姿勢よりも、実際に取引を行いながら学ぶ方が理解しやすいです。

 

なのでまずは行動をしてみましょう。

 

特に老後生活などの将来について不安のある方などは、株式投資を習得して利益を狙うのは間違っていない選択だと思います。

 

正しい知識を身につければ、初心者でも利益が狙えるのが株式投資です。

 

今より資産を増やすためにぜひ勇気を出して株式投資を始めてみてくださいね。

 

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出典:筆者にて撮影(ロジャー堀プロフィール画像)

 

元タカラ社(現タカラトミー社)役員

 (その他、複数の上場企業の役員歴あり)

株式アナリスト 投資コンサルタント

ロジャー堀

 

野村證券、上場企業2社(タカラトミー、インデックス)の役員を歴任し、2007年に日本マネジコを創業。「短期間で倒産寸前の状態から設立以来の絶頂期へと蘇らせるスペシャリスト」として上場企業の経営者から絶大な信頼を寄せられる。

 

タカラとトミーの合併など日本の経済界に名を残す大企業の再建を成功させるなど、堀氏がプロデュースした企業は数知れず。

 

これまでに請け負った会社再建で創り上げた時価総額は総額1兆円を超える。著書に『Yahoo!ファイナンス公式ガイド』など。

 

 

 

※本記事は、有価証券への投資を勧誘することを目的としておらず、また売買を推奨するものや利益を保証するものでは御座いません。

投資リスクをしっかりご理解の上、最終的な投資判断はご自身で行うようお願いします。

 

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