福岡県の水郷・柳川に生家のある詩人と言えば？｜旅する雑学（130）
九州の玄関口福岡県の南に位置する柳川市。水郷柳川と呼ばれるこのエリアには、市内縦横に掘割がめぐらされ、四季折々の自然に恵まれた美しい町として知られています。
掘割をどんこ舟でめぐる川下りに、柳川藩の五代目藩主立花家の別邸「御花」、名物のうなぎ料理、柳川独特の雛飾り「さげもん」など、歴史的名所や特産品に恵まれた柳川市には、もうひとつの名所である文学者の生家があります。この詩人とは誰でしょうか。
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旅する雑学「福岡県の水郷・柳川に生家のある詩人と言えば？」の答えはこちら。わかりましたか？
出典：photoAC（水郷柳川市に生家・記念館があるのは北原白秋でした）
正解は、「北原白秋」でした。
北原白秋の生家は、江戸時代より手広く商いを行ってきた海産問屋で、白秋が生まれた時代には造り酒屋として栄えていました。この酒蔵があった場所が、現在の柳川市大字沖端町。日本伝統の工法で作られたなまこ壁が美しい土蔵造の母屋は、明治34年に起きた大火で大きな被害を受けましたが、その後修復され、現在でもその美しい姿を残しています。
これは福岡県の史跡に指定されており、館内には北原白秋自身が愛用した数々の品物が展示され、在りし日の様子が偲ばれます。現在では生家の裏庭部分にあたる場所に、柳川市により北原白秋記念館が開設されており、県内外から観光客が訪れる名所としても知られています。
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