まめ得のタネ

小麦粉と片栗粉の違いは?|お買い物トリビア(44)

出典:photoAC(小麦粉がのったキッチン)


お菓子や料理を作るときによく利用するのが小麦粉や片栗粉です。パウンドケーキやスポンジ生地、クッキーなどの洋風のお菓子によく使われるのは小麦粉で、おもちやわらびもち、白玉などの和風のお菓子によく使われるのが片栗粉です。

 

料理ならばクリームシチューやマカロニグラタンなどによく使われるのが小麦粉で、揚げ出し豆腐や竜田揚げなどによく使われるのが片栗粉です。

 

どちらも料理のとろみをつける時に使うことが多く、小麦粉がなければ片栗粉を、片栗粉がなければ小麦粉を代用品として使える場合が多いです。どちらも白色をしたさらさらとした粉なのですが、お互いの代用品としても有名な小麦粉と片栗粉はどのような違いがあるのでしょうか?

 

 

お買い物トリビア「小麦粉と片栗粉の違いは?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(揚げ物にすると色が違う)

 

正解は、「原材料。小麦粉は小麦、片栗粉はじゃがいも」です。

 

同じような見た目でお互いの代用品になる小麦粉と片栗粉の違いは原料で、小麦粉は小麦を細かく挽いていて、片栗粉はじゃがいもを擦って水にさらし、沈殿したじゃがいもでんぷんを乾燥させて砕いてできたものです。

 

また片栗粉の主成分はデンプンなのに対して、小麦粉はデンプンだけではなくたんぱく質も含まれています。

 

実際、料理をした時の仕上がりにもちょっとした違いが出てきます。揚げ物の時に小麦粉を使うと表面はカリッと内側はしっとり柔らかく、見た目もほんのり焼き色がつき、見るからにおいしそうな仕上がりになります。

 

片栗粉を使うとサクサクとした軽い食感で、見た目も焦げ目のない白さの残る仕上がりになります。

 

また、とろみ付けに小麦粉を使うと、程よいとろみで粘り気のないサラッと感が残ります。逆に片栗粉だと粘り気が高くなるのでとろとろとしたしっかりとしたとろみをつけることができます。片栗粉でとろみをつけると温度が下がりにくくなる特徴があり、保温効果があります。

 

新着記事

もっと見る


ページ準備中
しばらくおまちください。