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クレイジーソルトの開発は何人で行われた?|お買い物トリビア(45)

出典:photoAC(どんなものでも美味しくするクレイジーソルト)


日本でもおなじみのハーブが効いた調味料クレイジーソルト。そのボトルには「アメリカ・ヨーロッパの一流レストランの隠し味」とあります。

 

その言葉通り、シンプルな料理にクレイジーソルトをひとふりするだけで、たちまちプロの味になってしまいます。いつもは醤油や塩コショウの目玉焼きにもクレイジーソルトをふると、お店気分が味わえてしまいます。

 

赤と緑のボトルはイタリア国旗を連想させ、なんとなくイタリア発祥の調味料かと思ってしまいますが、クレイジーソルトが誕生したのは、1960年代のアメリカです。

 

これだけ美味しいクレイジーソルトの開発には、きっと多くの試行錯誤があっただろうと想像できますよね。

 

ここで、クレイジーソルトにまつわるクイズです。クレイジーソルトの開発には何人の人の手がかかっているでしょうか?

 

 

お買い物トリビア「クレイジーソルトの開発は何人で行われた?」の答えはこちら。わかりましたか?

 

出典:photoAC(絶妙なブレンドのクレイジーソルト)

 

正解は、「たった一人」です。

 

クレイジーソルトは、1960年代、アメリカ・ペンシルバニア州のジェーン・シマンズ(Jane Semans)が、たった一人で家族のために作ったレシピが評判になったことから生まれた商品です。

 

ジェーン・シマンズ、通称ジェーンおばさんは当時60歳。小さなアパートの質素なキッチンで、家族のために岩塩を削り、6種類のハーブやスパイスをブレンドして、とびきり美味しいハーブソルトを作り上げました。そして、クリスマスプレゼントとして、近所の人にも配ったのです。

 

あまりの美味しさに、クリスマスだけでなく、いつでも食べたいと評判になり、ジェーンおばさんは60歳にして起業し、クレイジーソルトは商品化されました。

 

ジェーンおばさんはクレイジーソルトのデモンストレーションにも熱心でした。バラ色の頬が特徴の陽気な彼女は、アメリカや世界中のスーパーマーケットをまわり、クレイジーソルトの美味しさを広めました。

 

日本にクレイジーソルトが輸入されたのは、誕生から20年後の1980年のことです。当時は、日本専売公社により、塩の専売が行われていた時代ですが、クレイジーソルトは「調味料」として申請されたことから、販売が認められました。

 

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