「ビッグカツ」の中身は何でできている?|お買い物トリビア(42)
出典:photoAC(世代を問わず、駄菓子にはワクワクしてしまいますよね)
長年に渡って愛され続けているお菓子『ビッグカツ』。食べたことがあるという方や、見かけたことがあるという方がほとんどではないかというほど有名なロングセラーの駄菓子です。
トンカツの衣だけを食べ応えのある駄菓子にしたような商品で、その駄菓子とは思えないような味やインパクトがクセになり、何度も買ったという方や、今でも買っている方も多くいらっしゃるでしょう。
そしてこのビッグカツは最初に発売されたのが1978年なので、40年以上も売れ続け、そして世代を超えて親しまれるお菓子となっているのです。
そんな馴染み深いお菓子の『ビッグカツ』ですが、このビッグカツ自体は何からできているお菓子なのか、皆さんはご存じでしたか?
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お買い物トリビア「ビッグカツの中身は何でできている?」の答えはこちら。わかりましたか?
出典:photoAC(カマボコなどと似た、魚肉のすり身だったとは驚きですね)
正解は、「スケトウダラなどの魚肉のすり身」です。
食べ応えのある、あのお肉のような食感の中身の正体は『スケトウダラなどの魚のすり身』だったのです。あのカツレツに似た独特の食感の中身が魚肉だったとは驚きですね。
このビッグカツを生産しているのが、広島県呉市にある食品メーカーのスグル食品です。販売されたきっかけには意外な出来事があり、実は原料不足が魚肉を使うきっかけだったというのです。
当時、スグル食品はイカを原材料とした食品を扱う食品加工・販売会社でした。
しかし、イカの仕入れが困難となる出来事が起こり、販売する物が無くなるという事態に陥ってしまいます。
そんな時、魚肉のすり身を加工したものでイカ天風の商品を開発し、これが大ヒットしたことから、更にそこから発想を進めて、カツレツ風の駄菓子を作ろうという事になったそうです。
そして、その結果生まれたのが、今なお愛される『ビッグカツ』です。このように、なぜ『魚肉からできているのか』という理由にも、そのお菓子が生まれた運命と歴史を感じることができますね。